きょうと、あすで「●●10傑」シリーズもおわり。
きょうは、漫画篇。
小学校の文集、将来の夢の項で「漫画家」と書いた。
たいした絵心もないクセしてね。
夢なんだからいいじゃん! と開き直りつつ、実際に習作を描いてみた。
本コラムで何度か記している、『キャプテン翼』のパクリ『キャプテン隼』である。
サッカーボールの「まる」は描けるが、模様? の五角形/六角形が上手に描けない。
ゴールネットを描くのが面倒くさい。
結果、2ページくらいで試合終了。
教室や家の背景を描くのがダルいので、すべて人物のアップで済ます。
・・・・・向いていないのだろうね笑
小説家も漫画家も仕事そのものは地味なはずだが、漫画家は「なんとなく」華やかなイメージがある。
仕上がったものが、「文字の羅列」「躍動する絵」であることのちがいだろうか。
去年公開された日本映画『バクマン。』は、会心の出来だった。
「ぜんぜんちがう!」という、現場を知っている立場からの意見もあったが、子どもたちに憧れを抱かせるには充分な魅力に溢れていたと思う。
子どもたちの将来の夢で、映画関係が出てくることは皆無だからね。
文化系? の代表として、漫画家さんに頑張ってもらわないと!!
漫画のコマ割りは、映像でいう編集。
映画は脚本と編集で7割が決まるとされているので、映画小僧も学ぶべきところが多い。
以下の10傑は、そのあたりも考慮したものです。
(1)『東大一直線』『東大快進撃』(小林よしのり…トップ画像)
最終回へとつづく数エピソードは、ほとんど異次元の展開。
このひとの画力は年々レベルアップしているが、これはデビュー作であり、連載開始当初は「なんだ、この下手な絵は。インクのシミか?」と批判されたそうである。
(2)『詩人ケン』(業田良家)
四コマ大河『自虐の詩』ばかりが評価されるので、敢えてこちらをチョイス。
いちばんこころに響いた詩を、引用します。
「命より大切なものはない
命より大切なものは何もないのだ
命が生きてくために生きている
理想や目標は
地面に手を付き命乞いをしなさい
命は本当にかけがえのないものだから
ずっと
いきてゆくことです
そのかわりと神は言った
おまえたちに空っぽをあげよう」
(3)『リバーズ・エッジ』(岡崎京子)
惚れた女の子に薦められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/e4/eaf13ac3a3c6b55503e08da8dbb3903d.jpg)
交通事故に遭った岡崎さんを、未だ待ちつづけているひとは多いことだろう。
(4)『ブラック・エンジェルズ』(平松伸二)
自転車のスポークでひとを殺すっていうアイデアがね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/7f/9c72d1433f1c0d45eac412492620a722.jpg)
自分のチャリ愛は、ここからだろうか。
(5)『まいっちんぐマチコ先生』(えびはら武司)
いまじゃ発禁扱いかもしれないが、自分にとっての性の目覚めである。
(6)『オイスター・ボーイの憂鬱な死』(ティム・バートン)
元々はアニメーターだったバートン、ときどき新作漫画も読みたいです。
(7)『オーイ・メメントモリ』(しりあがり寿)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/70/06d82363e32cd174c9f4c08d68d98d3e.jpg)
ゆる~い描線で、哲学をやっている。
(8)『プロレススーパースター列伝』(梶原一騎:原作、原田久仁信:画)
紹介されているエピソードの半分が「ガセ」っぽいが、面白いから許す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/90/e6dcb68c256e9b94ebb40fdb3d382063.jpg)
ページが擦り切れるほどに読み込み、そして、その週のプロレス中継に備えたものである。
(9)『洗礼』(楳図かずお)
美醜というテーマをホラーのタッチで描き、同テーマを扱う小説や映画以上のインパクトを残している。
(10)『キン肉マン』(ゆでたまご)
アニメーション版も、漫画版も最高。
本作に出会えたというだけで、自分の少年期も悪くなかったと思えるほどである。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『映画小僧による、音楽10傑』
きょうは、漫画篇。
小学校の文集、将来の夢の項で「漫画家」と書いた。
たいした絵心もないクセしてね。
夢なんだからいいじゃん! と開き直りつつ、実際に習作を描いてみた。
本コラムで何度か記している、『キャプテン翼』のパクリ『キャプテン隼』である。
サッカーボールの「まる」は描けるが、模様? の五角形/六角形が上手に描けない。
ゴールネットを描くのが面倒くさい。
結果、2ページくらいで試合終了。
教室や家の背景を描くのがダルいので、すべて人物のアップで済ます。
・・・・・向いていないのだろうね笑
小説家も漫画家も仕事そのものは地味なはずだが、漫画家は「なんとなく」華やかなイメージがある。
仕上がったものが、「文字の羅列」「躍動する絵」であることのちがいだろうか。
去年公開された日本映画『バクマン。』は、会心の出来だった。
「ぜんぜんちがう!」という、現場を知っている立場からの意見もあったが、子どもたちに憧れを抱かせるには充分な魅力に溢れていたと思う。
子どもたちの将来の夢で、映画関係が出てくることは皆無だからね。
文化系? の代表として、漫画家さんに頑張ってもらわないと!!
漫画のコマ割りは、映像でいう編集。
映画は脚本と編集で7割が決まるとされているので、映画小僧も学ぶべきところが多い。
以下の10傑は、そのあたりも考慮したものです。
(1)『東大一直線』『東大快進撃』(小林よしのり…トップ画像)
最終回へとつづく数エピソードは、ほとんど異次元の展開。
このひとの画力は年々レベルアップしているが、これはデビュー作であり、連載開始当初は「なんだ、この下手な絵は。インクのシミか?」と批判されたそうである。
(2)『詩人ケン』(業田良家)
四コマ大河『自虐の詩』ばかりが評価されるので、敢えてこちらをチョイス。
いちばんこころに響いた詩を、引用します。
「命より大切なものはない
命より大切なものは何もないのだ
命が生きてくために生きている
理想や目標は
地面に手を付き命乞いをしなさい
命は本当にかけがえのないものだから
ずっと
いきてゆくことです
そのかわりと神は言った
おまえたちに空っぽをあげよう」
(3)『リバーズ・エッジ』(岡崎京子)
惚れた女の子に薦められた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/e4/eaf13ac3a3c6b55503e08da8dbb3903d.jpg)
交通事故に遭った岡崎さんを、未だ待ちつづけているひとは多いことだろう。
(4)『ブラック・エンジェルズ』(平松伸二)
自転車のスポークでひとを殺すっていうアイデアがね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/7f/9c72d1433f1c0d45eac412492620a722.jpg)
自分のチャリ愛は、ここからだろうか。
(5)『まいっちんぐマチコ先生』(えびはら武司)
いまじゃ発禁扱いかもしれないが、自分にとっての性の目覚めである。
(6)『オイスター・ボーイの憂鬱な死』(ティム・バートン)
元々はアニメーターだったバートン、ときどき新作漫画も読みたいです。
(7)『オーイ・メメントモリ』(しりあがり寿)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/70/06d82363e32cd174c9f4c08d68d98d3e.jpg)
ゆる~い描線で、哲学をやっている。
(8)『プロレススーパースター列伝』(梶原一騎:原作、原田久仁信:画)
紹介されているエピソードの半分が「ガセ」っぽいが、面白いから許す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/90/e6dcb68c256e9b94ebb40fdb3d382063.jpg)
ページが擦り切れるほどに読み込み、そして、その週のプロレス中継に備えたものである。
(9)『洗礼』(楳図かずお)
美醜というテーマをホラーのタッチで描き、同テーマを扱う小説や映画以上のインパクトを残している。
(10)『キン肉マン』(ゆでたまご)
アニメーション版も、漫画版も最高。
本作に出会えたというだけで、自分の少年期も悪くなかったと思えるほどである。
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明日のコラムは・・・
『映画小僧による、音楽10傑』