Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(195)

2016-09-22 00:10:00 | コラム
いわゆる休肝日が1日もないことに気づき、ちょっと慄く。

まぁ飲兵衛といっても、それほどの量じゃない。

すぐに酔う。
気持ちよくなる。
ろれつが回らなくなる。
ヘラヘラ顔がもっと崩れ、ニタニタへと変貌する。

その状態を、ずっとつづけていたいので、あとはちびちびとやるだけである。


まだアルバイトをつづけていたころ、ある職場のボスがひどいヤケ酒を展開したことがあった。

考えて考えて考え抜いたシフトが、ひとつもうまくいかなかった日のこと。

Aくんが病欠、BさんとCさんが私的理由で欠勤、Dさんが早退・・・ボスが代わりに入らなければならないのだが、その日は出張。
欠勤の報告だけが次々と入る状況に愕然とし、「それらを一切合切、忘れたい」と思ってしまったボスは、出張先から勝手に姿を消し、呑みにいった。

居酒屋でしこたま呑み、会計の際にカードで払おうとして免許証を出し、「なぜカードが通らない!?」と逆ギレをして店員だけでなく、ほかの客を巻き込んで大乱闘を繰り広げ、警察が出動、、、っていう笑

まずね。
まず、だよ。

いいトシこいて、「忘れたい」って!!

大失恋じゃないんだから。


今回の初体験テーマは「ヤケ酒」なのだが、現時点で自分は、その経験がいちどしかない。

ヤケ酒をやらかしてしまう気持ちは分からないではないが、経験が浅いというのもあり、基本的には同情出来ないかな、、、と。


ドラマや映画でもあるでしょう、ヤケ酒やらかしてトラブルに発展、より深刻な状況が訪れるとか。
トラブルに発展しなくとも、なにかがあって「忘れたくて、呑む」というのは表現の世界における「あるある」描写だ。


個人的には、酒は美味いから呑む。
気持ちよくなるのは「あくまでも、ついで」であって、味が好きなんだ。

煙草も同様。
だから、やめられない理由を「ストレスを抱えているから、どうしても吸ってしまう」とする友人の発言には「??」となってしまう。

自分はあんまりストレスを感じない人間で、いやそれは単にボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと生きているから、、、だけかもしれないが、

もし、なにかを忘れたくなったら、酒や煙草や飯ではなく、射精行為に走るかな。


ちなみに、泥酔して失敗した経験は、そこそこ多い。

たぶん10回はあり、目が覚めたら公園で寝ていて、顔から出血、おまけに、頭に塩がかけられていたとか。

歌舞伎町で呑んでいたはずなのに、目が覚めたら千葉だったとか。

コンビニに駆け込み、「ここはどこですか?」なんていう台詞、生きているあいだに吐くとは思わなかった笑

ふらふらと歩いていて、駐車している車に顔面から衝突したとか。

それで、前歯が欠けたんだっけ。


強調しておくが、それもヤケ酒の結果ではない。

楽しく吞んでいたはずなのに、、、ってやつだ。


さて。
何度か取り上げたことがあるが、「酔っぱらい」が出てくる映画3傑をあらためて紹介。

『酔いどれ天使』(48)の志村喬、



『MONDAY』(2000)の堤真一、

『リービング・ラスベガス』(95)のニコラス・ケイジ。




「ヤケ」っぽいのはニコラスくんだけだが、彼の場合は達観の境地に達しているため、観ていて清々しい。


そしてヤケ酒にあうのは、やはりウィスキーか日本酒か。

ビールはアルコール度数が弱めというのもあるが、「乾杯」に最も適しており、やけっぱちでごくごく呑んでみたところで、嫌な出来事や思いは、そうそう消えてくれない。

自分のヤケ酒も、やっぱりウィスキーだった。


つづく。





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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(196)』
コメント (3)
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