~ミッキー・ロークのキャリア10傑~
過去にしがみつくひとも居れば、過去を消したいひとも居て。
どちらも人間的で好感を抱くが、ミッキーちゃんはまちがいなく後者でしょう。
もういいじゃない、いまさら猫パンチのことに言及しなくても・・・って思う。
俳優としてだけでなく、ボクサーとしても名声を得られればな―という、欲が出てしまった若気の至りじゃないかって。
自分なんかは、あの試合の結果より、この日、前座として試合したのが勇利アルバチャコフであったこと、そしてミッキーちゃんのトランクスがシースルー仕様であったことのインパクトのほうが強かったり。
ともあれ。
あの試合がきっかけかどうかは分からないけれど、きらきら輝いていた80年代が夢であったかのように、90年代のミッキーちゃんは落ちぶれた。
落ちぶれたがゆえに、話題になるとすぐに猫パンチの話を持ち出された。
もう過去のひとなんだ、、、多くの映画ファンがそう確信して数年後、ミッキーちゃんは復活を遂げた。
映画を地で行くキャリアに、ミッキーちゃんの強運を感じる。
そんな、63歳の格好いいおじさんの個人的10傑は以下の通り。
(1)『ジョニー・ハンサム』(89)
醜い顔の男が整形し、ハンサムな顔を手に入れるが・・・ウォルター・ヒルが男の悲哀を描く犯罪アクション。
某映画サイトではクソミソにやられているが、高校生のころ劇場に通いつめ、合計で7回くらい観たかと。
ラストシーンが、切なかった。
(2)『エンゼル・ハート』(87)
光と影にこだわる、アラン・パーカーの演出。
じめっとした、デ・ニーロの存在感。
むせかえるようなエロスを振りまく、ランブリング。
監督と共演者に恵まれ、ミッキーちゃんのセクシーっぷりも際立つ。
(3)『レスラー』(2008)
誰もが、実際のミッキーちゃんのキャリアと重ね合わせたはず。
(4)『ナインハーフ』(86)
エロ目的で観たが、あぁ羨ましいあぁ羨ましい・・・という感想しか出てこなかった。
ただし。
このころより、90年代のベイシンガーのほうが色っぽくて好き。
(5)『天国の門』(80)
ミッキーちゃんを発掘したのは、マイケル・チミノだった。
(6)『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)
だから、チミノのオファーだけは、絶対に断るわけがないのである。
(7)『ランブルフィッシュ』(83)
モーターサイクル・ボーイを好演。
ふたりとも、若くて格好いい!!
(8)『白いドレスの女』(81)
「爆弾」屋のアンちゃんとして、チョイ役出演・・・にも関わらず、鮮烈な印象を残した。
(9)『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』(91)
完全復活の前の作品であり、公開当時は「開き直ったのか」などという声も聞かれた。
いやいや。
作品として単純に面白いから、無問題でしょう。
(10)『死にゆく者への祈り』(87)
タイトルに魅かれて観に行った、、、らば、原作が有名な小説であることを知り、その帰りに本屋で買った記憶あり。
苦悩する、元テロリスト―原作ファンはアレコレいうかもしれないが、個人的には悪くなかったと思う。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(179)』
過去にしがみつくひとも居れば、過去を消したいひとも居て。
どちらも人間的で好感を抱くが、ミッキーちゃんはまちがいなく後者でしょう。
もういいじゃない、いまさら猫パンチのことに言及しなくても・・・って思う。
俳優としてだけでなく、ボクサーとしても名声を得られればな―という、欲が出てしまった若気の至りじゃないかって。
自分なんかは、あの試合の結果より、この日、前座として試合したのが勇利アルバチャコフであったこと、そしてミッキーちゃんのトランクスがシースルー仕様であったことのインパクトのほうが強かったり。
ともあれ。
あの試合がきっかけかどうかは分からないけれど、きらきら輝いていた80年代が夢であったかのように、90年代のミッキーちゃんは落ちぶれた。
落ちぶれたがゆえに、話題になるとすぐに猫パンチの話を持ち出された。
もう過去のひとなんだ、、、多くの映画ファンがそう確信して数年後、ミッキーちゃんは復活を遂げた。
映画を地で行くキャリアに、ミッキーちゃんの強運を感じる。
そんな、63歳の格好いいおじさんの個人的10傑は以下の通り。
(1)『ジョニー・ハンサム』(89)
醜い顔の男が整形し、ハンサムな顔を手に入れるが・・・ウォルター・ヒルが男の悲哀を描く犯罪アクション。
某映画サイトではクソミソにやられているが、高校生のころ劇場に通いつめ、合計で7回くらい観たかと。
ラストシーンが、切なかった。
(2)『エンゼル・ハート』(87)
光と影にこだわる、アラン・パーカーの演出。
じめっとした、デ・ニーロの存在感。
むせかえるようなエロスを振りまく、ランブリング。
監督と共演者に恵まれ、ミッキーちゃんのセクシーっぷりも際立つ。
(3)『レスラー』(2008)
誰もが、実際のミッキーちゃんのキャリアと重ね合わせたはず。
(4)『ナインハーフ』(86)
エロ目的で観たが、あぁ羨ましいあぁ羨ましい・・・という感想しか出てこなかった。
ただし。
このころより、90年代のベイシンガーのほうが色っぽくて好き。
(5)『天国の門』(80)
ミッキーちゃんを発掘したのは、マイケル・チミノだった。
(6)『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)
だから、チミノのオファーだけは、絶対に断るわけがないのである。
(7)『ランブルフィッシュ』(83)
モーターサイクル・ボーイを好演。
ふたりとも、若くて格好いい!!
(8)『白いドレスの女』(81)
「爆弾」屋のアンちゃんとして、チョイ役出演・・・にも関わらず、鮮烈な印象を残した。
(9)『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』(91)
完全復活の前の作品であり、公開当時は「開き直ったのか」などという声も聞かれた。
いやいや。
作品として単純に面白いから、無問題でしょう。
(10)『死にゆく者への祈り』(87)
タイトルに魅かれて観に行った、、、らば、原作が有名な小説であることを知り、その帰りに本屋で買った記憶あり。
苦悩する、元テロリスト―原作ファンはアレコレいうかもしれないが、個人的には悪くなかったと思う。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(179)』