Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

成龍オスカー記念、超絶アクション10傑

2016-09-04 00:10:00 | コラム
成龍が米オスカー名誉賞を受賞するというニュースを聞いて、
スライ(スタローン)が助演男優賞にノミネートされたときと同じくらい、うれしくなった。

これで成龍は、黒澤やロジャー・コーマンと同等? になったわけで。

いわゆる肉体派は、人気と批評が比例することは稀だからね。

ただ、批評面で評価されてしまうと「肉体派、らしくない」という意見もあり、むしろ反比例であることのほうが理想、、、なのかもしれないが。

いや、しかしだね。
スライは、オスカーにノミネートされて、ほんとうにうれしかったと思うんだ。

自身の脚本作『ロッキー』(76)の台詞には、こんなのがある。

「親父にいわれたんだ、お前はバカだから、身体を使う仕事につけって」

この自虐性は彼らの誇りであると同時に、多少の諦念みたいなものが入っていたはず。


だからやっぱり、盛大に祝うべきことなんだよ。

というわけで。
成龍の映画から、自分が「こりゃすごい!」と思ったアクションの10傑を展開してみよう。


成龍、おめでとさん!!


(1)アマゾネスとの闘い…『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)

なぜこれが1位かっていうと、真のフェミニズムって、個人的にはこういうことだと思うから。

成龍は、女子だろうが容赦しないのだ。




(2)傘を駆使して、バスに飛び乗る…『ポリス・ストーリー 香港国際警察』(85)

この捨て身の姿勢に釣り合う文章なんか、自分には紡げない。



(3)自転車チェイス…『プロジェクトA』(83)

アイデアひとつで、日用品もアクションの小道具に。

(4)三銃士アクション…『スパルタンX』(84)

友情パワーってやつですよ。



(5)手錠チェイス…『プロジェクトA2』(87)

チャップリンとの類似性が散見される。




(6)建築現場の爆破…『ファースト・ミッション』(85)

ほとんど、待ってました! の世界。

(7)時計塔からの落下…『プロジェクトA』

成龍を有名にしたのは、このアクションから。

(8)ボスとの対決…『奇蹟』(89)

最後の最後は、小道具は一切なし。

(9)大乱闘…『キャノンボール』シリーズ(81~)

ひどいキャラ設定だが、成龍はイキイキとしている。



(10)漫画的アクション…『シティーハンター』(93)

映画としては「大」失敗作。
ジョイ・ウォンもゴクミも「どうしたらいいか、分からない…」感じではあるものの、心意気を買いたい。



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明日のコラムは・・・

『どうとく』
コメント (2)
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