Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

voice

2016-09-18 00:10:00 | コラム
8年ぶりくらいに電話で話したひとから、声を褒められた。

曰く「やさしくて、ちょっぴり渋い」

褒められることといったら、地顔である笑顔と、絶妙で誰も傷つけないエロトーク(ほんとうか?)くらいなので、ひじょうにうれしい。

渋いのかな? と思ったが、そういえばだいぶ昔、テレクラに行ったときも「声がいい」と女子にいわれた。

で、実際に会った際、「声はいい」といい直された。

「声がいい」と「声はいい」、一文字違いなのに、なんか残酷だぜ!!


基本、声は高いほう。

そして、ふだんの話し声はでかい。

たかくて、でかいと。

カラオケでは(頑張れば)マイク要らず、ひそひそ話は難しく、混雑する居酒屋で注文する際には重宝されると。(最近は、タッチパネル注文が増えたけど!)

体型などは変えられても声は(基本的には)変えられない、持って生まれたものだからこそ、褒められるとうれしいものだね。


さて、映画のなかの「声」といえば・・・

まず想起するのは、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)の天の声。

たとえ明確なビジョンがあったとしても、トウモロコシ畑を野球場に変えてしまうのだから、レイ・キンセラはクレイジーだな!!


きのうのコラムのつづきみたいになるが・・・

スコセッシとリンチの映画から、特徴的な声をひとつずつ。


『最後の誘惑』(88)…クライマックスちかく、イエスが「騙されそうになる」悪魔の声。




『ロスト・ハイウェイ』(97)…インターホンから聞こえてくる、謎の男の声による、謎のことば「ディック・ロラントは死んだ」。




映画は光と影、つまり視覚の芸術だけど、達者な監督は聴覚への刺激も仕掛けてくる。

だからこそ映画鑑賞は、精神的にも身体的にも万全の状態で臨みたいものですね。


※好きな歌声で選べば、このひとは、かなり上位にくるかな…あれ! この曲の歌詞って、和田夏十(市川崑夫人)だったか!!




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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(181)』
コメント (2)
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