Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

俳優別10傑 海外「さ行」女優篇(1)

2017-03-05 00:10:00 | コラム
~ジュリアン・ムーアのキャリア10傑~

きょう・あすと連続で女優の10傑を展開。
理由は、双方とも同じくらい好きな女優さんで、というか、個人的ベストワン・ツーのひとであり、分けて展開することがイヤだったから。

その1日目は、ジュリアン・ムーア56歳。

「ハダカになっても、こころはハダカにならない」

いとしのジュリアンが放った名言。

かっけー! な。

無名のころは脱いでいたけど、有名になったら厚着? したがる女優さんが多いなかで、このひとはずっと脱ぐ。

映画がエロスと暴力で出来ていることを心得ているひとであり、野心的な映画監督からこぞってオファーされるというわけ。

だから、若い女子大好きっ子? な自分のハートを射抜き、このひとと、明日登場するジョディ・フォスターだけは、いくつになろうが自分の下半身をも疼かせてくれる女優さんなのだった。


(1)『マグノリア』(99)

老いた旦那のための処方箋なのに、自分が使うと疑われ半狂乱になるシーン。

いくつも見せ場が訪れる映画だが、このシーンこそ最高の見せ場だと思っている。



(2)『ことの終わり』(99)

キャリア史上、彼女が最も美しく捉えられた映画かと。

はっきりいうが、ストッキングのシーンで勃起してしまった。

さすが、ニール・ジョーダン監督です。



(3)『エデンより彼方に』(2002)

(オスカー以外の)主演賞をほとんど制覇。

映画通しか観ていない作品かもしれないが、この監督の徹底した時代考証と絵創りは、のちの『キャロル』(2015)に活かされている。

(4)『ビッグ・リボウスキ』(98)

ボウリングとポップカルチャーに関する映画といえばいいのか、よく分からない物語なのだが、なぜか観返したくなる不思議な魅力に溢れたコーエン兄弟の佳作。

夢のなかでジェフ・ブリッジスと踊る(戯れる)シーンの衣装が抜群。



(5)『ブギ―ナイツ』(97)

ポルノ女優を熱演。

多くの映画ファンが初めてジュリアンを意識したのは、これだったはず。

(6)『サバイビング・ピカソ』(96)

ピカソの恋人、ドラ・マールを印象的に演じた。



(7)『アリスのままで』(2014)

念願のオスカーを受賞、おめでとう。

けれども本音をいえば、同年の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』で取ってほしかった。

理由は、10位を参照。




(8)『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(97)

スピルバーグの映画としては「完全なる失敗作」だが、彼女の演技で、なんとか映画として成立しているような気がする。

(9)『ショート・カッツ』(93)

少しのあいだしか出ていないが、モノスゴ印象に残る。

なぜなら、ほぼ全裸状態だから。

(10)『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)

女優の放屁をカメラに収めるのは、映画監督のなかでクローネンバーグくらいなものだろう。
そして、放屁「してしまえる」女優も、ジュリアンくらいなものなのではないか。





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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「さ行」女優篇(2)』
コメント (1)
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