う「み」→「み」くろ
『ドラえもん』で出てきた未来の道具のなかで、いちばん魅力的だったのはベタだけど「暗記パン」だった。
喰って頭がよくなるというのは、自分がガキのころ流行った? 「睡眠学習」みたいなものだよね。
「スモールライト」は、ことばのとおり物体を小さく出来るアイテム。
引っ越しが「超」ラクになることを考えれば、「暗記パン」よりはるかに実用的かもしれない。
自身のミクロ化は、なれるものなら1日くらいなってみたいが、苦労のほうが多そうだからいいや。
人間がミクロ化するとどうなるのか、どんなことが出来るのか―創作としては、いろいろ想像力を刺激されて楽しいけれどね。
まず想起するのは、やはり『ミクロの決死圏』(66…トップ画像)だろう。
意識不明となった科学者を救うため、ミクロ化に成功した医療チームが科学者の体内へ。
しかし60分を超えると、身体は元のサイズに戻ってしまう・・・。
いかにも映画的で、ワクワクする創り。
ほぼ同じ設定で、「SFX」をふんだんに取り入れたのが『インナースペース』(87)。
注目してほしいのは、ミクロ化されるタック(デニス・クエイド)の台詞。
なぜか、繰り返し「南無妙法蓮華経」を唱えているのだ!!
「物体縮小装置」を開発している科学者の子どもたちがミクロ化されるコメディは、『ミクロキッズ』(89)。
シュール表現としての、キャラクターのミクロ化もある。
デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』(2001)に出てくるミクロ人間? は、ただただ怖かった。
ミクロ化したわけでなく、最初からミクロなキャラクターとして登場するのは、たとえば「目玉おやじ」。
あれは漫画・アニメーションだから可愛いのであって、実際にあんなのが居たら踏み潰してしまうかもしれない。
『水の旅人 侍KIDS』(93)は、大林宣彦によるファンタジー。
山崎努が演じる17cmの侍は、水の精という設定だった。
物語そのものは悪くなかったと記憶するが、『漂流教室』(87)や『ふたり』(91)にも散見された、大林流の特殊効果の主張? が、本気なのか冗談なのか分からず、ちょっとついていけなかった。
特殊効果って、それ自体をメインにしてしまうと白けるものなのだよねぇ。
ヒトにとって、巨大化と縮小化、どちらがマシ? なのだろう。
実現可能なのは「まだ」巨大化なのだろうが、ちょっと動くたびに物を壊していくことになるしなぁ・・・。
あすのしりとりは・・・
みく「ろ」→「ろ」ーあんぐる。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(200)』
『ドラえもん』で出てきた未来の道具のなかで、いちばん魅力的だったのはベタだけど「暗記パン」だった。
喰って頭がよくなるというのは、自分がガキのころ流行った? 「睡眠学習」みたいなものだよね。
「スモールライト」は、ことばのとおり物体を小さく出来るアイテム。
引っ越しが「超」ラクになることを考えれば、「暗記パン」よりはるかに実用的かもしれない。
自身のミクロ化は、なれるものなら1日くらいなってみたいが、苦労のほうが多そうだからいいや。
人間がミクロ化するとどうなるのか、どんなことが出来るのか―創作としては、いろいろ想像力を刺激されて楽しいけれどね。
まず想起するのは、やはり『ミクロの決死圏』(66…トップ画像)だろう。
意識不明となった科学者を救うため、ミクロ化に成功した医療チームが科学者の体内へ。
しかし60分を超えると、身体は元のサイズに戻ってしまう・・・。
いかにも映画的で、ワクワクする創り。
ほぼ同じ設定で、「SFX」をふんだんに取り入れたのが『インナースペース』(87)。
注目してほしいのは、ミクロ化されるタック(デニス・クエイド)の台詞。
なぜか、繰り返し「南無妙法蓮華経」を唱えているのだ!!
「物体縮小装置」を開発している科学者の子どもたちがミクロ化されるコメディは、『ミクロキッズ』(89)。
シュール表現としての、キャラクターのミクロ化もある。
デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』(2001)に出てくるミクロ人間? は、ただただ怖かった。
ミクロ化したわけでなく、最初からミクロなキャラクターとして登場するのは、たとえば「目玉おやじ」。
あれは漫画・アニメーションだから可愛いのであって、実際にあんなのが居たら踏み潰してしまうかもしれない。
『水の旅人 侍KIDS』(93)は、大林宣彦によるファンタジー。
山崎努が演じる17cmの侍は、水の精という設定だった。
物語そのものは悪くなかったと記憶するが、『漂流教室』(87)や『ふたり』(91)にも散見された、大林流の特殊効果の主張? が、本気なのか冗談なのか分からず、ちょっとついていけなかった。
特殊効果って、それ自体をメインにしてしまうと白けるものなのだよねぇ。
ヒトにとって、巨大化と縮小化、どちらがマシ? なのだろう。
実現可能なのは「まだ」巨大化なのだろうが、ちょっと動くたびに物を壊していくことになるしなぁ・・・。
あすのしりとりは・・・
みく「ろ」→「ろ」ーあんぐる。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(200)』