Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ゆ~じゅあるな、Suspects

2017-03-03 00:10:00 | コラム
「面通し」

事件の関係者に容疑者を見せて犯人かどうかを確かめること。面割り。

(デジタル大辞泉より)

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映画「限定」でいえば、スクリーンに映るどんな些細なものにも敏感に反応するアンテナを有している―と、自負している。

繰り返す、映画「限定」の話。

これが日常生活でも有効となれば、とても注意深いひと、、、ということになるのだと思う。

しかし自分は、そうじゃない。
映画に力を注ぎ過ぎて・・・というのはイイワケだな、どちらかというと注意力散漫なほうである。

その例として・・・

私服保安員(万引き・盗撮・痴漢の取り締まり)をやっていた関係で、一般のひとよりも面通しの経験が多い。

べつに自分は被害者じゃないけれど、犯人を取り逃がしてしまった際などに面通しは必要になるもので。


結論からいうと、十中八九、犯人でないひとを指差してしまうのだ。


刑事さんたちは、みんな顔見知り。
だから? 自分に優しく、、、というか、なかば呆れてヒントを出してくれる。

「そうかなー、もうちょっと髭が濃かったんじゃない?」

とか、

「茶髪じゃなかった?」

とか、

「もう少し細身だったはず」

とか。


・・・あの、これって意味があるんですか? ってね笑


刑事さんたちが指差してほしい男は、完全にクロ。
面通しは形式に過ぎないのでこれでいいのだろうが、それにしたって外し過ぎだろう。

ひとによっては、わざとやっている・ふざけているように見えるかもしれない。

いやいや、たしかに自分はふざけた男だが、関係のないひとに罪を被せるほど悪いヤツじゃない。
じゃないのだが、なぜか悉く外してしまう。

緊張? は、していないはず。
結局、どうにも説明がつかないので「注意力がない」と解釈することにしている。

それか、刑事さんが選んだ「関係のないひと」が、いかにも「指を差されそうなタイプ」だったんじゃないかと。

なんだ、「指を差されそうなタイプ」って。失礼にもほどがあるだろう。


以来、面通しが苦手になった。

というか、苦手じゃないひとっていうのも少ないだろう。


刑事さんは、面通しを依頼する候補のひとが複数居た場合、よく考えて選びなさいよ・・・という話でもある。





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明日のコラムは・・・

『それでも煙草が好き』
コメント (2)
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