Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(229)

2017-11-24 00:10:00 | コラム
ぺん「き」→「き」すまーく

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♪ 首筋につけたキスマークとともに、私も君のなかから消えていくのかな ♪

『I Wanna Be Back In Ur Arms』(Syk)より




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キスマークというと・・・
昔の外国人女優―たとえばマリリン・モンローを想起する「ような気がする」し、
そういった女優? つまりセクシー系女優の映画が挙がりそうなものだが、
じゃあどんな作品かというと、あれ・・・? となってしまう。

浮かばないのだ、映画作品が。
(実際にはあるけれど、すぐには浮かばない)

逆に日本映画にまで広げた場合、少なくとも自分は・・・という話だが、『櫻の園』(90)がすぐに浮かぶ。

中原俊がセルフリメイクした、2008年版はつまらなかったなぁ。。。



それはともかく、90年版。
映画が始まってまもなく、宮澤美保と、彼氏を演じる俳優のキスシーンが登場する。



すると美保ちゃんが、「キスマークつけないでよ!」と彼に注意するのだ。

え、、、と思った。

この映画が発表されたころの自分は、まだ童貞。
というか、ちゃんとしたキスさえ未経験だった。

ものだから、キスマークというのが、そんなに簡単に出来るものだとは思っていなかったんだ。

口紅塗りたくらないと、出来ないっしょ? みたいな。

だから、すごく違和感を抱いたシーンとして、モノスゴ記憶に残っているのだよね。


数年後・・・女子大生の脚を、隅から隅まで舐めまわしつつ、ちゅっちゅとキスしていたら、

「これからバイトがあるんだから、キスマークつけないでよ~」

と、いわれた。

「『櫻の園』じゃん!」と、思わず大声を出したね。

彼女はもちろん「?」。


たっくさんの映画を観てきたという自負はあるものの、
印象に残るキスシーンはいっぱいあっても、印象に残るキスマーク(あるいは、それへの言及)って、じつはこれだけ。


表現がベタ過ぎるので、監督はやりたがらないのかもしれない。

昔のドラマのパロディでは、よくあるじゃない。
ワイシャツにキスマークくっつけて、浮気が発覚するようなシーンが。

でも実際の映画では、あまり見られないっていうわけ。


現実世界でも、そう?

あ・・・そういえば自分、映画館のアルバイトを辞めるとき、モノスゴ好きな女子大生(またかよ!)が居て、その子に、柔道着の帯にキスマークつけてもらったんだっけか。

だから、というか、少なくとも20代のころは、自分にとってキスマークって、けっこう身近なものだったのかもしれない。

よい時代だったな・・・と、遠い目をしてしまうよ。


※つみきみほもいいんだが、宮澤美保ちゃんのほうが可愛いんだけどな!
なぜか、あんまり人気出なかった・・・。

90年版は、いま観ても新鮮な名作だと思う。





あすのしりとりは・・・
きすまー「く」→「く」つ。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(230)』
コメント (2)
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