自分がまだ、映画小僧を自覚する前の単なる映画ファンだったころ。
と、
現在。
には、新作映画への「待ちかた」というものに、ちがいが生じているように思う。
「制作中」とされる新作映画への「待ちかた」は変わらない。
ただ「完成品への待ちかた」は、あきらかにちがう。
80年代はまだ、全米公開から日本公開までの流れに「そこそこの時間、というか期間」を要するのがふつうだった。
字幕翻訳家の絶対数が不足がち、というのが大きな理由だったと推測出来るけれど、それがふつうであったことから、
数ヶ月前に全米で公開され、大絶賛を受けている作品に関して、日本公開が「さらに、その数ヶ月後」だったとしても、映画ファンは文句をいうこともなく、ただただ待っていた、、、と思う。
待って。
ひたすら待って。
待ち焦がれて。
その思いが公開初日に爆発する、だからチケットカウンターの前に行列が出来ていた。
行列の長さが、待ち焦がれのバロメーターであったと。
全米公開の翌週に日本公開、あるいは、全米と日本の公開が同日―というのは稀、つまり特別な作品のみに与えられる特権みたいなものだった、、、気がする。
スーパースターの主演作であるとか、ヒットメイカー印(つまりスピルバーグ)の作品であるとか、ね。
それが現在では、公開が(日米で)同日という現象は「割とふつうのこと」となっている。
翻訳家が増えたほかに、
デジタル化により、フィルムを輸送する必要性がなくなった―クリックひとつで配信出来る―ことも大きな要因でしょう。
直接的ではないけれど、この流れに間接的に関わっていると思われるのが『タイタニック』(97)だったのではないか、と個人的には思っている。
この映画は完全なる米産映画であったにも関わらず、
しかも全世界が待望する超大作であったのに、
さらにいえば、映画祭としては「かなり認知度の低い」東京国際映画祭で「世界初披露」された。

監督ジェームズ・キャメロンが「そこそこの親日家」であったから―というのもあるのだろうが、
そのことでキャメロンは「けっこう」叩かれたんじゃなかったっけ。
なぜ日本で? と、少なくともスタジオ側は感じていたはず。
ただこの映画祭での初披露は大成功し、ハリウッドにおいて「日本のマーケット」の重要性に注目が集まるようになった。
また、配給側も「いち早く届けたほうが、ヒットにつながる」可能性があると確信し、公開日の調整に重きを置くようになったと。
半分、いやそれ以上が、自分の推測でしかないけれども。。。
いずれにしても、早く観ることが出来るのはありがたいこと。
きょうとあす、新作映画に触れることが出来たとすると、たとえきょう体調が優れなかったとしても、映画ファンは「きょう」を選んでしまう性の持ち主だからねぇ。
※いつか監督10傑でも取り上げるつもりだが、
ジェームズ・キャメロンは、好き嫌いは置いておいて、ハリウッド映画史を語るうえで欠かせない重要人物のひとりでしょう。
不評だった『アビス』(89)は好きです、
でも大ヒットした『アバタ―』(2009)のレイプ的思考は好きになれなかった、
『タイタニック』は、まあまあ。
嫌いなひとに会ったことがない『ターミネーター2』(91)は、やっぱり、自分も大好き。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『わたしが棄てたおんな 2018年版(前)』
と、
現在。
には、新作映画への「待ちかた」というものに、ちがいが生じているように思う。
「制作中」とされる新作映画への「待ちかた」は変わらない。
ただ「完成品への待ちかた」は、あきらかにちがう。
80年代はまだ、全米公開から日本公開までの流れに「そこそこの時間、というか期間」を要するのがふつうだった。
字幕翻訳家の絶対数が不足がち、というのが大きな理由だったと推測出来るけれど、それがふつうであったことから、
数ヶ月前に全米で公開され、大絶賛を受けている作品に関して、日本公開が「さらに、その数ヶ月後」だったとしても、映画ファンは文句をいうこともなく、ただただ待っていた、、、と思う。
待って。
ひたすら待って。
待ち焦がれて。
その思いが公開初日に爆発する、だからチケットカウンターの前に行列が出来ていた。
行列の長さが、待ち焦がれのバロメーターであったと。
全米公開の翌週に日本公開、あるいは、全米と日本の公開が同日―というのは稀、つまり特別な作品のみに与えられる特権みたいなものだった、、、気がする。
スーパースターの主演作であるとか、ヒットメイカー印(つまりスピルバーグ)の作品であるとか、ね。
それが現在では、公開が(日米で)同日という現象は「割とふつうのこと」となっている。
翻訳家が増えたほかに、
デジタル化により、フィルムを輸送する必要性がなくなった―クリックひとつで配信出来る―ことも大きな要因でしょう。
直接的ではないけれど、この流れに間接的に関わっていると思われるのが『タイタニック』(97)だったのではないか、と個人的には思っている。
この映画は完全なる米産映画であったにも関わらず、
しかも全世界が待望する超大作であったのに、
さらにいえば、映画祭としては「かなり認知度の低い」東京国際映画祭で「世界初披露」された。

監督ジェームズ・キャメロンが「そこそこの親日家」であったから―というのもあるのだろうが、
そのことでキャメロンは「けっこう」叩かれたんじゃなかったっけ。
なぜ日本で? と、少なくともスタジオ側は感じていたはず。
ただこの映画祭での初披露は大成功し、ハリウッドにおいて「日本のマーケット」の重要性に注目が集まるようになった。
また、配給側も「いち早く届けたほうが、ヒットにつながる」可能性があると確信し、公開日の調整に重きを置くようになったと。
半分、いやそれ以上が、自分の推測でしかないけれども。。。
いずれにしても、早く観ることが出来るのはありがたいこと。
きょうとあす、新作映画に触れることが出来たとすると、たとえきょう体調が優れなかったとしても、映画ファンは「きょう」を選んでしまう性の持ち主だからねぇ。
※いつか監督10傑でも取り上げるつもりだが、
ジェームズ・キャメロンは、好き嫌いは置いておいて、ハリウッド映画史を語るうえで欠かせない重要人物のひとりでしょう。
不評だった『アビス』(89)は好きです、
でも大ヒットした『アバタ―』(2009)のレイプ的思考は好きになれなかった、
『タイタニック』は、まあまあ。
嫌いなひとに会ったことがない『ターミネーター2』(91)は、やっぱり、自分も大好き。
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明日のコラムは・・・
『わたしが棄てたおんな 2018年版(前)』