すけー「る」→「る」す(留守)
これまた「ガキ、あるある。」かもしれないが、小学校低学年までは、ひとりで留守番をするのが嫌いだった。
単純に寂しいし、出かけている両親がこのまま帰ってこなかったらどうしよう、、、なんて思ったりして、留守番を始めて15分しか経っていないのに「ぐすん。」とやり始めてね。
生ごみザーメン野郎でも、そんな時代があったんだ。
それが、悪さも覚えた小学4年生くらいになると、留守番が「異様に」楽しくなっていく。
経済能力さえないクセに、このまま数日間ひとりでもいいな~、などと思うようになる。
そう、留守といえば「悪だくみ」に直結する。
自分だけでなく、世間一般的にもね。
留守のあいだに当人の日記を盗み読み、とか。
妻の留守中に浮気、とか。
もっといえば、留守中の泥棒とか。
極端な話、留守にするとろくなことがない・・・といえるのかもしれない。
そうそう、こんなこともあった。
高校1年のころ、留守番をしていると、花売り行商のおばさんがやってきた。
地元は片田舎だったけれども、行商と接するのは生まれて初めてだったんだ。
おばさんはそれを見抜いてのことだろう、
「これは珍しい花だからね、買っておかないと損をするよ」
「おまけに、この花もつけるからさ。さらに、この花も」
どれも見たことのない植木に入った花を5種類も玄関に置き、
「これぜんぶで1万円でいいよ」とのたまう。
いまだったら簡単に断ることが出来るが、当時はなにがなんだか分からなかったし、前日にバイト代が入ったばかり、、、というのもあり、思わず買ってしまった。
帰宅したかーちゃんは「あらら~、今度から断りなよ」と苦笑していたっけ。
以下、広義の意味における「留守・留守番がキーワードとなる映画5傑」。
(1)『恋する惑星』(94)
ほとんど泥棒みたいなことをしているフェイ・ウォン。
かわいいと、なんでも許されるってことなのか。
いやいや、映画的で、とっても面白い。
(2)『パルプ・フィクション』(94)
ブッチ(ブルース・ウィリス)外出中に自宅に忍び込み、彼の帰りを待つビンセント(ジョン・トラボルタ)。
しかし、トイレに入っているあいだにブッチが帰還して・・・。
(3)『ホーム・アローン』(90)
留守番映画の決定版か。
当時の予告編が出来過ぎていて、観ていないひとまで「観ている気」になっていた。
(4)『アマデウス』(84)
家政婦は、モーツァルト外出中にサリエリを呼び寄せる。
そこでサリエリが発見したのは、モーツァルトによる『フィガロの結婚』の楽譜だった。
(5)『ボディ・ダブル』(84)
失業し、とぼとぼと帰宅した主人公が目の当たりにしたのは、妻の浮気現場だった!
あすのしりとりは・・・
る「す」→「す」いぶん。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(246)』
これまた「ガキ、あるある。」かもしれないが、小学校低学年までは、ひとりで留守番をするのが嫌いだった。
単純に寂しいし、出かけている両親がこのまま帰ってこなかったらどうしよう、、、なんて思ったりして、留守番を始めて15分しか経っていないのに「ぐすん。」とやり始めてね。
生ごみザーメン野郎でも、そんな時代があったんだ。
それが、悪さも覚えた小学4年生くらいになると、留守番が「異様に」楽しくなっていく。
経済能力さえないクセに、このまま数日間ひとりでもいいな~、などと思うようになる。
そう、留守といえば「悪だくみ」に直結する。
自分だけでなく、世間一般的にもね。
留守のあいだに当人の日記を盗み読み、とか。
妻の留守中に浮気、とか。
もっといえば、留守中の泥棒とか。
極端な話、留守にするとろくなことがない・・・といえるのかもしれない。
そうそう、こんなこともあった。
高校1年のころ、留守番をしていると、花売り行商のおばさんがやってきた。
地元は片田舎だったけれども、行商と接するのは生まれて初めてだったんだ。
おばさんはそれを見抜いてのことだろう、
「これは珍しい花だからね、買っておかないと損をするよ」
「おまけに、この花もつけるからさ。さらに、この花も」
どれも見たことのない植木に入った花を5種類も玄関に置き、
「これぜんぶで1万円でいいよ」とのたまう。
いまだったら簡単に断ることが出来るが、当時はなにがなんだか分からなかったし、前日にバイト代が入ったばかり、、、というのもあり、思わず買ってしまった。
帰宅したかーちゃんは「あらら~、今度から断りなよ」と苦笑していたっけ。
以下、広義の意味における「留守・留守番がキーワードとなる映画5傑」。
(1)『恋する惑星』(94)
ほとんど泥棒みたいなことをしているフェイ・ウォン。
かわいいと、なんでも許されるってことなのか。
いやいや、映画的で、とっても面白い。
(2)『パルプ・フィクション』(94)
ブッチ(ブルース・ウィリス)外出中に自宅に忍び込み、彼の帰りを待つビンセント(ジョン・トラボルタ)。
しかし、トイレに入っているあいだにブッチが帰還して・・・。
(3)『ホーム・アローン』(90)
留守番映画の決定版か。
当時の予告編が出来過ぎていて、観ていないひとまで「観ている気」になっていた。
(4)『アマデウス』(84)
家政婦は、モーツァルト外出中にサリエリを呼び寄せる。
そこでサリエリが発見したのは、モーツァルトによる『フィガロの結婚』の楽譜だった。
(5)『ボディ・ダブル』(84)
失業し、とぼとぼと帰宅した主人公が目の当たりにしたのは、妻の浮気現場だった!
あすのしりとりは・・・
る「す」→「す」いぶん。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(246)』