Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画監督別10傑(12)リドリー・スコット

2018-04-15 00:10:00 | コラム
~リドリー・スコットのキャリア10傑~

いつの間にか「サー」の称号を得ていた英国の映像マジシャン、リドリー・スコットも80歳。

面白いのは、若いときよりも量産派になったこと。

「その逆」は多いのに、どうしたんだろう―と考えたときに、とても哀しい感情に襲われるのは「映画ファンの共通認識」なのではないだろうか。

それが、実弟トニー・スコットの自死。

病気を苦に・・・とされており、以後、リドリーは少しずつスピードを上げていた制作活動をさらに加速、まるで「弟のぶんまで…」と踏ん張っているように見えるから。

巨匠なのに、なんか健気だなぁ、、、と感傷的になってしまうのだった。



(1)『ブレードランナー』(82)

酸性雨とネオン、猥雑なのに寂寥感があって・・・。

リドリーの代表作というだけでなく、近代SF映画の方向性を決定づけたという意味で、映画史に燦然と輝く大傑作でしょう。



(2)『テルマ&ルイーズ』(91)

遅れてやってきた、女版アメリカン・ニューシネマ。



ハーベイ・カイテルが、いちばん得したキャラクターだったかも。

(3)『エイリアン』(79)

一般アンケートでは、こっちのほうが2位(あるいは、1位)にきそう。

ただこの映画のインパクトは、H・R・ギーガーのクリーチャーデザインあってこそ、、、だと思うので。



(4)『ブラック・レイン』(89)

松田優作の遺作が、ハリウッドデビュー作がこれでよかった。

しかしアンディ・ガルシアは、こういう役が似合うなぁ。

(5)『ブラックホーク・ダウン』(2001)

ソマリア内戦に介入した米軍兵士の悲劇を、圧倒的な臨場感で描く。

『プライベート・ライアン』(98)以降に誕生した作品、であることに注目しておこう。

(6)『デュエリスト/決闘者』(77)

記念すべき監督デビュー作。



ただひたすら決闘を繰り返すふたりの男を捉え、最後には不思議な感動さえ覚える異色作になっている。

(7)『グラディエーター』(2000)

オスカー作品賞を受賞した歴史劇。

ただ、これは個人的な趣味だが、リドリーの作品としては個性が薄くて物足りなかった。

いや物足りないということはないが、ほかの監督でもよかったかな・・・と。

(8)『オデッセイ』(2015)

ひとり火星に残されるも、徹底したポジティブ精神で危機を乗り越える男。

音楽の趣味に乗れたひとは、そーとー楽しめるであろう娯楽SF。



(9)『誰かに見られてる』(87)

意外と知られていない、良質なサスペンス。

というか、まず映像美! とにかく素晴らしい。

(10)『ワールド・オブ・ライズ』(2008)

レオくん、ラッセル・クロウ共演のアクション快作。

じつは物語そのものよりも、渋谷ピカデリー閉館の日に観たため、そっちの想いのほうが強かったり。。。苦笑

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明日のコラムは・・・

『コスる。』
コメント (2)
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