Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

平日ゾンビ

2018-04-10 03:10:06 | コラム
オープンしたばかりの、座間イオンモールを取材してきた。
(断ることを知らないので、映画や格闘技とは無縁の仕事だって受ける)

日産自動車の座間工場跡地に建てられたショッピングモールで・・・

敷地面積、約58000平方メートル。
店舗数、164店。
駐車場、2500台。

駐輪場でさえ1000台分あり、1周するだけでそこそこの時間を要するくらいデカい。




デカい、デカ過ぎることにも驚いたが、いちばんの衝撃は、平日とは思えないヒトの多さである。

土日と見紛うほどのヒトの流れ。
ということは、ほんとうの土日はもっとすごいということじゃないか。

これで経済が回るということなのだろうから、ぜんぜん悪いことじゃないのだけれどもね。


つくづく、ジョージ・A・ロメロ監督って鋭かったんだなぁと思う。

自分と同じ2月4日生まれ、「ホラー専門」の映画監督は、去年鬼籍に入った。



このひとを一躍有名にしたのが『ゾンビ』(78)で、その設定の妙から本作以降「ゾンビ映画のルール」みたいなものが出来上がり、
しかし「みたいなもの」、、、であるからして破っても罰則? なんかないにも関わらず、多くのホラー作家が「なんとなく、守っていく」ようになった。

それが、ゾンビに襲われたヒトもまた「ゾンビ化」していくという展開、

そして、「なんでもそろっている」という点で、ヒトにもゾンビにも? 有難いであろうショッピングモールを「舞台にしがち」という構成。


※この日本映画もまた、きっちりとルールを守っていた




取材していて思った、
ここにいまゾンビが襲ってきたら奴らは好き放題じゃないか、
そのいっぽうで、
あまりにもデカ過ぎるから逃げるヒトにとっても有利に働き、けっこうな時間、ヒトでありつづけられるだろうな・・・と。


それでも自分であったら。
逃げるのがしんどくなり、積極的にゾンビになってしまうかもしれないな・・・とも思った。


※それにしても、時代を感じさせてくれる予告編だ。
「残酷慣れしたイタリア人」って、笑える。



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明日のコラムは・・・

『PIKA-PIKA』
コメント (2)
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