映画館で映画を観る楽しみのひとつに、観終えたひとたちの感想を盗み聞きする―というのがある。
まぁ褒められた趣味(?)ではないけれど、
笑ってしまうものもあれば感心してしまうものまであり、
だから自分は座席から立つものの、ほかのお客さんに道を譲りつづけ、結果的に劇場を出るのはビリッケツになることが多い。
劇場を出ても出入口を行ったり来たり。
完全に不審者のそれだが、係員に通報されても構わないから、ほかのひとたちの感想を聞きたいのであった。
以下、そんな独自調査のなかから、とくに印象に残った「映画が終わって、ヒトコト」の5選。
95年の映画が連続しているが、これは「たまたま」である。
(1)『カジノ』(95…トップ画像)
20代の女子が、かなり年上の連れの男性に「なんで、こんな暗い話にしたんだろう。ベガスって、明るいイメージなのに」
分からないでもないよ、でも監督はスコセッシだからね~。
(2)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
10代後半のカップル、彼女が彼氏に「ねぇねぇねぇ、残ってもう1回観ようよ。・・・えっ、入れ替え制なの? じゃあすぐに出て、またすぐにチケット買おう!!」

そのくらい気に入ったんだねぇ、我がことのようにうれしいわ。
(3)『みんな~やってるか!』(95)
30代の男2人組、Aが「これってさ、映画。なのかな?」
あなたの疑問は、ぜんぜんおかしくない。
褒めた淀川センセーのほうが、どうかしていたんだよ笑
(4)『酔いどれ天使』(48)
20代女子が、連れの友達に「黒澤って、もっと堅苦しいと思ってたけど、けっこう笑えるのね」
志村喬おじいちゃんのおかげです。
この映画の笑いは、すべてこのひとが生み出しているものだから。
(5)『EUREKA』(2000)
20代の男が、連れの女の子に「これだったら、5時間つづいても飽きずに観れるよね」

分かる分かる、すげー分かる。
これ聞いたら、青山真治監督も喜ぶと思うぜぇ。
※『カジノ』より、売上金のゆくえを流麗なカメラで追うシーン
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『大喰いという自尊心』
まぁ褒められた趣味(?)ではないけれど、
笑ってしまうものもあれば感心してしまうものまであり、
だから自分は座席から立つものの、ほかのお客さんに道を譲りつづけ、結果的に劇場を出るのはビリッケツになることが多い。
劇場を出ても出入口を行ったり来たり。
完全に不審者のそれだが、係員に通報されても構わないから、ほかのひとたちの感想を聞きたいのであった。
以下、そんな独自調査のなかから、とくに印象に残った「映画が終わって、ヒトコト」の5選。
95年の映画が連続しているが、これは「たまたま」である。
(1)『カジノ』(95…トップ画像)
20代の女子が、かなり年上の連れの男性に「なんで、こんな暗い話にしたんだろう。ベガスって、明るいイメージなのに」
分からないでもないよ、でも監督はスコセッシだからね~。
(2)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
10代後半のカップル、彼女が彼氏に「ねぇねぇねぇ、残ってもう1回観ようよ。・・・えっ、入れ替え制なの? じゃあすぐに出て、またすぐにチケット買おう!!」

そのくらい気に入ったんだねぇ、我がことのようにうれしいわ。
(3)『みんな~やってるか!』(95)
30代の男2人組、Aが「これってさ、映画。なのかな?」
あなたの疑問は、ぜんぜんおかしくない。
褒めた淀川センセーのほうが、どうかしていたんだよ笑
(4)『酔いどれ天使』(48)
20代女子が、連れの友達に「黒澤って、もっと堅苦しいと思ってたけど、けっこう笑えるのね」
志村喬おじいちゃんのおかげです。
この映画の笑いは、すべてこのひとが生み出しているものだから。
(5)『EUREKA』(2000)
20代の男が、連れの女の子に「これだったら、5時間つづいても飽きずに観れるよね」

分かる分かる、すげー分かる。
これ聞いたら、青山真治監督も喜ぶと思うぜぇ。
※『カジノ』より、売上金のゆくえを流麗なカメラで追うシーン
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明日のコラムは・・・
『大喰いという自尊心』