Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(269)

2018-08-17 00:10:00 | コラム
学校の授業で寝る。

「いちども、ない。」とはいわないが、「ほぼほぼ、ない。」といえる。

先生の話を聞いていたわけじゃないけれどね、
小学生のころは大好きな陽子ちゃんとラブラブ生活をしている白日夢を「目を開けた状態で」見て、高校生のころは配られた藁半紙の裏にシナリオを書いていた。

いずれにせよ、寝てはいませんでしたよと。

ずぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと寝ているバカチンも居るよね、クラスにひとりくらいは。

ほとんどの先生は呆れ果て、注意さえしていなかったと記憶する。


そもそもが、あまり寝なくても大丈夫なタイプである。
そして成人を過ぎると、やや不眠症気味になった。

それは、いまでもつづいている。

そんなヤツなのだから、ましてや大好きな映画に触れていて寝るわけがない。

と強くいってみたいが、何度か「落ちた」経験があるのだった。


じつは退屈な映画、好きなタイプじゃない映画では寝たことがない。

ここいらへんが、じつに奇妙でおかしく、いっぽうで「逆にリアルじゃね」と思うのだった。

たぶん退屈が過ぎて眠気はどこかに消え、その代わりに怒りが生じて眠ることさえ出来なくなるのだろう。


その壱…『未来世紀ブラジル』(85・トップ画像)

初めて「寝てしまった」映画。

英国の奇人テリー・ギリアムによる、ブラックな味つけのSF。

刺激的な視覚効果、美しいサウンドトラック、デ・ニーロの怪演・・・などなど、見どころ聴きどころ満載なのに、どうしても眠くなってしまい、4度目の挑戦にして、やっとのことで観終えることが出来た。

好き嫌いとは無関係な側面の「相性の悪さ」といったらいいのかなぁ、
この映画を好きな映画小僧は沢山居るので、恥ずかしくて「何度も寝てしまった」ことを素直に告白出来ない自分が居るのだった・・・。




その弐…『東京裁判』(83)



それから2年後、不覚にも「寝てしまった」ふたつめの映画。

『切腹』(62)で小林正樹を知り、さらに大東亜戦争に興味を抱いた21歳の夏に鑑賞。

興味を抱いていたテーマにも関わらず、眠気が次々と自分を襲う。

自宅でのビデオテープ鑑賞だったため、これじゃあしょうがないとソファから立ち上がり、中盤を「起立の姿勢」で切り抜ける。

それを30分ほどつづけ、もう大丈夫だろうとソファに腰を下ろした5分後―ものの見事に「落ちて」しまったのだった。

ごめんなさい、小林監督!!



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明日のコラムは・・・

『そろそろ眼鏡―といいつづけて10年』
コメント (2)
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