Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(259)

2018-08-25 00:10:00 | コラム
ち「ち」→「ち」ず(地図)

むかし『話を聞かない男、地図が読めない女』という本がヒットしたが、



自分は「地図が読めない男」なのだった。

長距離チャリダーを自称しているクセしてね!
恥ずかしいが実際そうなのだからしょうがない。

方向感覚がない、つまり瞬時に東西南北を認識出来ない。
だから地図を目にしても「こっちが北だから…」と頭のなかで考えられず、大きな建物を目印にして動いてしまう。

ん?

簡易的にでいいから、地図は書けるのかって?

日本列島くらいなら。

・・・いやでも、東北・関東・東海までは自信がないこともないが、関西あたりから怪しい。


伊能忠敬は偉大なひとだが、自分からすれば、あのひとは真性の変人だね―と暴言を吐きつつ、映画の話にスライドしていこう。


映画と地図といえば、やはり冒険モノを想起する。

トップ画像の『グーニーズ』(85)とか、

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84)の、時間経過と場所移動の表現とか。




「ひと」を指していたと思ったら「場所」だった―という展開は、「亀田/亀嵩」がキーワードになる『砂の器』(74)。


どちらにせよ地図の読めない自分のようなチンカスが登場人物だったら、分かり易い地図が発見されたとしても、目的地まで通常の3倍くらいの時間を要してしまうことでしょう。

けっ。

どうせ、どうせだよ!!


大作映画ならでは、、、という気もするが、小規模な映画にも地図は登場する。

配達地域の地図に、よい客は「〇」、そうでない客に「×」をつけていく新聞奨学生の物語『十九歳の地図』(79)。



この地図はもちろん、主人公のこころのありようを転写しているわけだ。


少し変わった地図が登場するのは、『ツイン・ピークス』シリーズ(90~2017)。

夢に出てきたものと、壁画(?)を組み合わせて出来た地図で、これは場所だけでなく時間をも指していたと。



ドラマを観ていても、このエピソードがいちばん分からないし、そして致命的なことに、いちばん面白くなかったのだが笑


あすのしりとりは・・・
ち「ず」→「ず」がこうさく。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(260)』
コメント (2)
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