26年2月7日生まれ・2012年8月1日死去、享年86歳。
長崎出身。
津島恵子(つしま・けいこ)さんといえば、やっぱり『七人の侍』(54)の志乃役でしょう。
黒澤ほか3人で編み上げたキャラクター設定が素晴らしいじゃないですか、
村は守ってもらいたい、
そのためには自分たちは「ひえ」を食い、侍たちに「米」を提供することだって厭わない。
けれども「若い女性」の存在を侍たちに知らせてしまうのは危険ではないか―そこで志乃は、、、という。
起こり得るすべての事柄に目を配ること。
映画の脚本づくりにおいて最も大事なことを怠らなかったからこそ、生まれたキャラクターともいえますよね。
※三船との、ほっこりショット
<経歴>
47年―松竹専属の俳優として、原節子主演の『安城家の舞踏会』でデビューを飾る。
『君待てども』(49)、『悲しき口笛』(49)、『長崎の鐘』(50)、『海の花火』(51)、『純白の夜』(51)、『魔像』(52)などなど、主役を演じることは滅多にないものの、20代前半でありながら安定感のある演技力を披露し、二番手三番手を好演していく。
とくに松竹専属としては最後の出演になった、小津の佳作『お茶漬の味』(52)は強く印象に残ります。
53年、今井正の『ひめゆりの塔』で宮城先生を熱演し高評価を受ける。
『魅せられたる魂』(53)、『女性に関する十二章』(54)、『足摺岬』(54)、そして『七人の侍』で岡本勝四郎(木村功)と恋に落ちる志乃を演じ、多くの男性ファンを獲得しました。
『国定忠治』(54)、『人間魚雷回天』(55)、『浮草日記』(55)、『由起子』(55)、『たそがれ酒場』(55)、『鬼火』(56)、『彼奴を逃すな』(56)。
57年に結婚、芸能活動は休業状態に入りますが、70年代に復活。
『日本ダービー 勝負』(70)、『二人だけの朝』(71)、『あした輝く』(74)、
「ゲスト出演」的なポジションが多くはなりますが、
『潮騒』(75)、『スリランカの愛と別れ』(76)、『喜劇 大誘拐』(76)、『男はつらいよ 寅次郎真実一路』(84)、『春来る鬼』(89)、『あした』(95)、『告別』(2001)、『なごり雪』(2002)などに出演し、熱心なファンを喜ばせたそうです。
しかし2012年8月1日、胃がんのため息を引き取りました。
享年86歳、合掌―書いてたら、また『七人の侍』を観たくなってしまいました。
もう、ソラで全シーンを説明出来るくらい何度も観ているのですけれどね。
あらためて、すんごい映画だと思います。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(196)土屋アンナ』
長崎出身。
津島恵子(つしま・けいこ)さんといえば、やっぱり『七人の侍』(54)の志乃役でしょう。
黒澤ほか3人で編み上げたキャラクター設定が素晴らしいじゃないですか、
村は守ってもらいたい、
そのためには自分たちは「ひえ」を食い、侍たちに「米」を提供することだって厭わない。
けれども「若い女性」の存在を侍たちに知らせてしまうのは危険ではないか―そこで志乃は、、、という。
起こり得るすべての事柄に目を配ること。
映画の脚本づくりにおいて最も大事なことを怠らなかったからこそ、生まれたキャラクターともいえますよね。
※三船との、ほっこりショット
<経歴>
47年―松竹専属の俳優として、原節子主演の『安城家の舞踏会』でデビューを飾る。
『君待てども』(49)、『悲しき口笛』(49)、『長崎の鐘』(50)、『海の花火』(51)、『純白の夜』(51)、『魔像』(52)などなど、主役を演じることは滅多にないものの、20代前半でありながら安定感のある演技力を披露し、二番手三番手を好演していく。
とくに松竹専属としては最後の出演になった、小津の佳作『お茶漬の味』(52)は強く印象に残ります。
53年、今井正の『ひめゆりの塔』で宮城先生を熱演し高評価を受ける。
『魅せられたる魂』(53)、『女性に関する十二章』(54)、『足摺岬』(54)、そして『七人の侍』で岡本勝四郎(木村功)と恋に落ちる志乃を演じ、多くの男性ファンを獲得しました。
『国定忠治』(54)、『人間魚雷回天』(55)、『浮草日記』(55)、『由起子』(55)、『たそがれ酒場』(55)、『鬼火』(56)、『彼奴を逃すな』(56)。
57年に結婚、芸能活動は休業状態に入りますが、70年代に復活。
『日本ダービー 勝負』(70)、『二人だけの朝』(71)、『あした輝く』(74)、
「ゲスト出演」的なポジションが多くはなりますが、
『潮騒』(75)、『スリランカの愛と別れ』(76)、『喜劇 大誘拐』(76)、『男はつらいよ 寅次郎真実一路』(84)、『春来る鬼』(89)、『あした』(95)、『告別』(2001)、『なごり雪』(2002)などに出演し、熱心なファンを喜ばせたそうです。
しかし2012年8月1日、胃がんのため息を引き取りました。
享年86歳、合掌―書いてたら、また『七人の侍』を観たくなってしまいました。
もう、ソラで全シーンを説明出来るくらい何度も観ているのですけれどね。
あらためて、すんごい映画だと思います。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(196)土屋アンナ』