Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

傘がない

2020-07-30 00:10:00 | コラム
「―雨は、歩道のゴミを洗い流してくれるからいい」
「―いつか、聖なる雨が降ってクズどもを洗い流すだろう」

※映画『タクシードライバー』(76)より
※トップ画像は、ヒッチコックの『海外特派員』(40)


梅雨が終わらない。
(・・・って、これは数日前に予約投稿でアップしているものなので、公開の時点では梅雨明けしているかもしれないが。というか、してほしい。さっさとしろ)


で、きょうのタイトル。

いや持ってるよ、ビニール傘と、折り畳みのやつを。

ただ「冬以外は」滅多に使わない。

雨が降っていても、
豪雨または、ひじょうに冷たく感じる雨(=つまり冬)のとき以外は、キャップを被るだけでしのぎ、濡れても気にせず放っておくのだった。


家帰ってシャワー浴びればいいのだし。
そもそもキッタネー男なんだからキッタネー要素が少しでも洗い流されればいいと思っているし。


先日―。
知り合いの女子が豪雨のなか傘を必死に差して街を歩いていると、びしょ濡れになってとぼとぼと歩く女子中学生を見かけたという。

「一緒に入る?」と声をかけ、駅まで同性の相合傘。

若い子にあわせようと必死に声をかけるも、ぎこちない会話のまま駅に到着。

けれど女子中学生は、別れ際にとびきりの笑顔を見せて「ありがとうございました!!」と返した。

その笑顔に触れて「もう、きょうはこれで充分だ」と思ったという。


いい話だ・・・。

おじさんの時点で自分には出来ない行為なのだけれどもね、
声かけたら叫ばれるだろうし涙、
叫ばなかったとしてもダッシュで逃げていくことだろう涙涙


・・・いや、そういう話ではなくてね。

傘があるといっても、前述したように「よほどのことがないと差さない」ものだから、持ち歩くことをあまりしないのだよね。

彼女の話を聞いて、自分は濡れたままで「この傘どうぞ」といえれば、かっけー! んじゃないか。。。と、ちょっと思ったという話ですよ。


まぁそれでも怯えられる/逃げ出される可能性は低くはないので、余計なことはしないほうがいいのかな。





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明日のコラムは・・・

『TEI-MOU』
コメント (1)
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