Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ポスターだけは、どうにしかしようね。いつか。

2016-09-25 00:10:00 | コラム
きょうは早朝には、さいたまスーパーアリーナに向かうので、コラムはサボり調? で。

日本の大きなMMAイベントは久し振りなので、正直、カードに関係なくワクワクはしている。

ただ、いつも思うんだ。
ポスターのセンスは、ダッサダサだよね、、、って。

出場ファイターを、全員並べればいいという昭和プロレス的な発想というか。

運営側は変える気がないようだが、イメージって大事だからね、このポスターだけで判断する向きだって居るわけですよ、確実に新規顧客を逃しているという事実に気づいてもらわないと!!

煽りVはディレクターのおかげで良質なものが出来上がっているんだから、




ポスター制作にも、新進気鋭のデザイナーを雇ったほうがいいんじゃ??


とりあえず、いってきます。

地上波で180分も放送されるので、興味あるかたは19時から観てね!!

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明日のコラムは・・・

『7人のチャリダー』
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俺はぜったいプレスリー

2016-09-24 04:50:05 | コラム
先日の『怒り新党』(テレビ朝日)、視聴者(20代女性)からの投稿で、こんなのがあった。

CDショップに勤める彼女が、60代の男性客から「プレスリーのCDはどこ?」と聞かれ、
初めて聞く名前だったので聞き直すと、「プレスリーも知らんのか!?」と怒鳴られた。

アルバイト店員は、過去のことまで詳しくならなきゃいけないの? という内容。


番組調べによると・・・

プレスリーを知っていた20代は、100人中7人。
(「なんとかマーキュリー」と答えたアンちゃんも居た笑)

「過去のことを知らない店員を許せるか」の問いには、「許せる」が8割だった。

その理由は、「店員も完璧ではないから」。


分かるけどね。
分かるけど!!

番組で有吉ちゃんがいっていたとおり、知っていて当然であるひとが「知らない」ってなったときの動揺って、なかなかのものである。

CDショップで働くひと=音楽好き
映画館で働くひと=映画好き
カラオケボックスで働くひと=歌うことが好き
サイクルショップで働くひと=チャリダー
鳶職=高いところが好き

こっちはそう思っているからね、音楽好きならプレスリー知っているだろうと決めつけるし、実際、知っていたほうが「いいに決まっている」し。

だから、自分は、やっぱり「許せない」に一票を投じる。
(草野球の一員なのに、野球のルールを知らないっていう、武の映画もあったけど)


映画や音楽に触れることが多ければ、自然と覚えるくらいのひとだろうよ。

たとえば映画好きが、プレスリーの存在を知らなければ・・・

本人主演の映画はもちろん、

『トゥルー・ロマンス』(93)で、主人公の守護霊的存在がプレスリーであることに対しても「??」となるし、

『ワイルド・アット・ハート』(90)のエンディング、あの感動が弱まるであろうし、



『フォレスト・ガンプ』(94)で、泊まりにきた青年がプレスリーであったところで笑うことも出来なくなっちゃう。




キューブリックは知っているけれど、黒澤や小津は観たことがないという「映画を学ぶ青年」だって居る。

映画好きならいい―それでも知っておいてほしいけれど―が、「映画を学ぶ」つもりで、なんで黒澤や小津に出会わないんだろう? とは思うわけで。

自分が敬愛するスコセッシやリンチ、コーエン兄弟、ポール・トーマス・アンダーソン、QTタランティーノ、塚本晋也などは、映画史を踏まえたうえで映画を撮るひとで、つまり自作に映画そのものへの批評精神が宿っていたりする。(ときのひと、アンノさんだってそうだ!)

ということは、、、だ。
映画史を知らなければ、現役の映画監督のことさえ理解出来ないということ。


その世界に居るのであれば、少なくとも、その世界についてのことだけは、貪欲に取り込んでほしいな―そう願うが、そんな風に思うのは、やっぱり自分がジジイになったということなんだろうか。

それで、ぜんぜんヘーキだが。





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明日のコラムは・・・

『ポスターだけは、どうにしかしようね。いつか。』
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初体験 リッジモント・ハイ(196)

2016-09-23 00:10:00 | コラム
もう忘れてやれよ―って話かもしれないが・・・

酔ってタクシー運転手を暴行しちゃったのが、奇跡の復活を遂げた前園ちゃん。
ハダカでなにが悪い!? と絶叫しちゃったのが、ツヨポン。
AKB卒業直後に泥酔して尻丸出し写真を撮られちゃったのは、前田あっちゃん。

一般人では「あるある」で済むレベルの話、、、でないのも含まれるが、つくづく芸能人って大変だ。

よく分からんのが、ドラマなどの打ち上げの張り込み記事。

読むと、まるで「はしゃいでいること、そのもの」が悪いような書きかたなのだが、そりゃ、はしゃぐでしょうよ、ひとつの仕事を終えたんだから。

そこいらへんは、我々と同じでしょう。


で、自分の、現時点における「最初で最後の、ヤケ酒」の話。

簡単にいえば。
ケツメイシのヒット曲、『さくら』のPVと同じ感じ。

映画監督を目指す青年(萩原聖人)が、見初めた女子をヒロインに起用して映画を撮る。

それをコンクールに出すが落選、彼女は励ましてくれるが、彼は荒れに荒れ、フィルムをメチャクチャにして、ひとり吞みにいく。

残された彼女はフィルムを元通りに片付ける。
きっと彼女にとってそれは、愛する彼の作品というより、ふたりの思い出が焼きついたものだったから、大切だと感じたのだろう。

ヤケ酒をくらう、主人公。
(やはりビールではなく、ウィスキー、、、に見える)

帰宅する彼の表情には、映画監督としての野心も、彼女に対する愛も、感じられなかった。
その表情で「終わり」を悟り、部屋を出ていく彼女。

「さくら」を見るたびに、ふたりはそれを思い出す・・・そんなストーリーだった。





当時の自分には、励ましてくれる素敵な女子は居なかったがね!!

専門学校時代―。
映像化を前提とするシナリオ募集があった。

自分はずっと温めていた自信作を提出、周囲の評判も頗るよく、こりゃ、まっき~通るよね! などといわれていた。

ロシアンルーレットに興じる若者を描いたもので、いま読み返してみても、尖っているな、面白いなと自画自賛出来る作品に仕上がっていると思う。

ところが落選。
いや落選だけならそこまで堪えなかったんだ、なにがきつかったかって、選ばれたのは美術コースや撮影コースのものたちで、いわば門外漢、専門とするシナリオコースのもの全員が選に漏れたという結果に、小さな小さなプライドを傷つけられたのである。

講師「牧野のは、面白いんだがな。一気に読めたという点では、いちばんだ。けれども、現代の日本で、若者たちがロシアンルーレットに手を染めるというリアリティのなさがね」

知らん知らん知らん!

じゃあなにかい、選ばれた、サーカスのピエロが少女を励ます物語にリアリティがあるってのかい!?

って、思った。

そうして、荒れた。

男5人で、居酒屋へ。

当時からビール党であったが、「美味い酒が呑みたい」ではなく「酔いたい」気分になり、最初からウィスキーや日本酒を「味わうことなく」胃に流し込んでいった。

60分程度で、記憶が飛んだ。

聞けば、自分の武器ともいえる万年筆2本を箸のように使い、それで鶏の唐揚げやポテトサラダを食べていたという。

どうやってアパートに帰還したのかは思い出せないが、べつにトラブルを起こしたわけじゃない。
ないが、書きまくって出来た「ペンだこ」を誇りにしていた時代、それを作った自分の相棒を箸として使うところに、ヤケの切なさが凝縮されていて切なくなってこないか?

こない?

自分だけか。

まぁいいや。


真剣に受験勉強さえしてこなかった自分にとっては、生まれて初めての「きっちりとした落選」。

だからこその、ヤケ酒だったのだと思う。


この年から15年連続で、シナリオ作家協会などが主催するコンクールに応募を始める。

よいところまで残ったこともあるが、入選はいちどもない。

そういうことに「慣れる」ことがよいとは思わないが、あのときを最後に、どんな結果であってもヤケ酒を展開することはなくなった。

どれもが自信作ではあるものの、そんなに甘い世界ではないことに気づいたから、、、なのだろうか。。。


おわり。

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『俺はぜったいプレスリー』
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初体験 リッジモント・ハイ(195)

2016-09-22 00:10:00 | コラム
いわゆる休肝日が1日もないことに気づき、ちょっと慄く。

まぁ飲兵衛といっても、それほどの量じゃない。

すぐに酔う。
気持ちよくなる。
ろれつが回らなくなる。
ヘラヘラ顔がもっと崩れ、ニタニタへと変貌する。

その状態を、ずっとつづけていたいので、あとはちびちびとやるだけである。


まだアルバイトをつづけていたころ、ある職場のボスがひどいヤケ酒を展開したことがあった。

考えて考えて考え抜いたシフトが、ひとつもうまくいかなかった日のこと。

Aくんが病欠、BさんとCさんが私的理由で欠勤、Dさんが早退・・・ボスが代わりに入らなければならないのだが、その日は出張。
欠勤の報告だけが次々と入る状況に愕然とし、「それらを一切合切、忘れたい」と思ってしまったボスは、出張先から勝手に姿を消し、呑みにいった。

居酒屋でしこたま呑み、会計の際にカードで払おうとして免許証を出し、「なぜカードが通らない!?」と逆ギレをして店員だけでなく、ほかの客を巻き込んで大乱闘を繰り広げ、警察が出動、、、っていう笑

まずね。
まず、だよ。

いいトシこいて、「忘れたい」って!!

大失恋じゃないんだから。


今回の初体験テーマは「ヤケ酒」なのだが、現時点で自分は、その経験がいちどしかない。

ヤケ酒をやらかしてしまう気持ちは分からないではないが、経験が浅いというのもあり、基本的には同情出来ないかな、、、と。


ドラマや映画でもあるでしょう、ヤケ酒やらかしてトラブルに発展、より深刻な状況が訪れるとか。
トラブルに発展しなくとも、なにかがあって「忘れたくて、呑む」というのは表現の世界における「あるある」描写だ。


個人的には、酒は美味いから呑む。
気持ちよくなるのは「あくまでも、ついで」であって、味が好きなんだ。

煙草も同様。
だから、やめられない理由を「ストレスを抱えているから、どうしても吸ってしまう」とする友人の発言には「??」となってしまう。

自分はあんまりストレスを感じない人間で、いやそれは単にボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと生きているから、、、だけかもしれないが、

もし、なにかを忘れたくなったら、酒や煙草や飯ではなく、射精行為に走るかな。


ちなみに、泥酔して失敗した経験は、そこそこ多い。

たぶん10回はあり、目が覚めたら公園で寝ていて、顔から出血、おまけに、頭に塩がかけられていたとか。

歌舞伎町で呑んでいたはずなのに、目が覚めたら千葉だったとか。

コンビニに駆け込み、「ここはどこですか?」なんていう台詞、生きているあいだに吐くとは思わなかった笑

ふらふらと歩いていて、駐車している車に顔面から衝突したとか。

それで、前歯が欠けたんだっけ。


強調しておくが、それもヤケ酒の結果ではない。

楽しく吞んでいたはずなのに、、、ってやつだ。


さて。
何度か取り上げたことがあるが、「酔っぱらい」が出てくる映画3傑をあらためて紹介。

『酔いどれ天使』(48)の志村喬、



『MONDAY』(2000)の堤真一、

『リービング・ラスベガス』(95)のニコラス・ケイジ。




「ヤケ」っぽいのはニコラスくんだけだが、彼の場合は達観の境地に達しているため、観ていて清々しい。


そしてヤケ酒にあうのは、やはりウィスキーか日本酒か。

ビールはアルコール度数が弱めというのもあるが、「乾杯」に最も適しており、やけっぱちでごくごく呑んでみたところで、嫌な出来事や思いは、そうそう消えてくれない。

自分のヤケ酒も、やっぱりウィスキーだった。


つづく。





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予想通りにいかないところが面白い(イイワケ)

2016-09-21 00:10:00 | コラム
よく、スポーツや映画賞の結果を仲間たちで賭けている。

元々興味あるものが、賭けることによって「より」興味を抱き、とても楽しめるものになるから。

先日のボクシング、山中と穂積の試合結果も賭けた。

ふたりは快勝したが、自分は負けた。
しかし試合内容が素晴らしかったので賭けに負けても悔しくはない、気持ちよくステーキ奢ってやるぜ!! と、なかばヤケクソに勝者にいってやったい。

リオ五輪も賭けた。
甲子園も賭けた。
サッカー日本代表も、試合の度に賭けている。

当然、プロ野球も。
優勝や順位だけでなく、CSも、日本シリーズも。

結果は、負けがち。

スポーツはそれでいいかもしれないが、映画小僧を名乗っている以上、映画賞の予想は当てたい。

けれども毎年コラムで展開しているように、この結果も芳しくない。

そのイイワケとして、このようなタイトルを冠してみましたよ、、、と。


さて今度の日曜日に、さいたまスーパーアリーナで日本産のMMA(総合格闘技)『RIZIN』が開催される。



珍しく取材者としてではなく、一観客として観戦しにいってくる。

そしてもちろん、賭けている。
それぞれのファイターに対して思い入れがあるので、「賭けに勝てる予想」ではなく「勝ってもらわなければいけない予想」になっている、、、といったら、ファイターたちに失礼か。

ともかく、山中や穂積の戦いを凌駕するものを見せて/魅せてほしい。


※同日、地上波放送もあるのでよろしく!!



所英男 vs クロン・グレイジー 〇

山本美憂 vs RENA 〇

〇 ミルコ・クロコップ vs ミョン・ヒョンマン

〇 藤田和之 vs バルト

〇 アンディ・サワー vs ダロン・クルックシャンク

〇 山本アーセン vs 才賀紀左衛門

ジョアン・アルメイダ vs アミール・アリアックバリ 〇

〇 木村“フィリップ”ミノル vs チャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネット

〇 村田夏南子 vs キーラ・バタラ

〇 ギャビ・ガルシア vs デスティニー・ヤーブロー





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