Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(194)檀れい

2020-07-11 00:10:00 | コラム
71年8月4日生まれ・48歳。
兵庫出身。

公式プロフィール…そうか、有吉ちゃんと同じ太田プロなんだ!?


あのひとも、このひとも宝塚?
そちらの世界に明るくはないので、あらためて驚くことが多いです。

同じ「演じる」ことを生業にしているはずですが、映画やテレビとは何億光年も離れているイメージがあるんですよね。
昔ほど敷居が高くない、、、というか、もともとそこまで高くなかったはずなので、こっちが興味を抱けば、いろいろ知ることが出来るはずなのですけど。

というわけで、檀れい(だん・れい)さんの登場です。

映画俳優デビューして以降もしばらくは、元旦那がミッチー及川光博、そして金麦のCMのひと、、、というイメージだったりしたのですが汗汗


<経歴>

90年に宝塚音楽学校入学、92年に第78期生として宝塚歌劇団入団。
繰り返しますが、この世界についてはよく知りません。
恥ずかしげもなく受け入りで書きますと、学校の成績も芳しくなく、劇団入団後もしばらくは小さな役しか当てられなかったそうです。

98年ころより才能を伸ばし始め、ヒロインに抜擢されるようになる。

2005年、退団。
翌年の2006年、『武士の一分』で映画俳優デビューを飾る。

監督は山田洋次、しかもキムタクの妻役―業界では名が通っているとはいえ、幸運なデビューだと思います。

山田洋次に好かれたのか、『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』(2007)、『母べえ』(2008)とつづけて山田系? 作品に出演、

酷評されるほどひどいとは個人的に思わなかった『感染列島』(2009)、



『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』(2009)、『忍たま乱太郎』(2011)、『逆転裁判』(2012)、『ガール』(2012)。

2013年、この年の初めに亡くなった詩人・柴田トヨの伝記映画『くじけないで』に出演。
幼少期を芦田愛菜、晩年を八千草薫、30代を檀さんが熱演し見応えのある佳作に仕上がってます。

個人的には、この映画こそ檀さんの現時点における代表作ではないかと。

『利休にたずねよ』(2013)、『四月は君の嘘』(2016)、『ママレード・ボーイ』(2018)、
『ラプラスの魔女』(2018)、


そして最新作が、『累 ―かさね―』(2018)。


強くて、クールなキャラクターとか似合うと思うのですけれどね、日本のシャーリーズ・セロンというか。
そういう映画に出てほしいです。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(195)津島恵子』
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チラシの量で景気がわかる

2020-07-10 03:43:10 | コラム
某日―。

取材を終えて帰宅すると、玄関前に新聞屋さんからのサービス品が届けられていた。

契約更新のお礼ね。

ビールくれる新聞屋さんも減ってきていると思うが、拡張員さんにいう口癖が「ビールもらえるんだったら、いつでもサインしますよ」だからね、きっと顧客リストの備考欄に「ビールで落とせる」とか書いてあるのだろうと思う、
だって最近は、開口一番「ビールでどうですか」とくるからね~笑

紙の時代じゃないことは分かってる。
「昔は取っていたけど…」というひとも多いだろうしね、

実際、届けられた新聞をそこまで読み込んでいるわけじゃない。
はっきりいえば、映画情報が充実している金曜の夕刊だけで充分なんだよね、
月4000円だし、もったいないっちゃあ、もったいない。

でも。
やっぱり、新聞奨学生をやっていた過去が効いている。
情が移ってね、断れないんだよ。

紙の時代じゃなくなって売り上げが落ちている状況で、さらにコロナショックが発生して。
売り上げの大半が広告収入なわけで、しかしいま、朝刊のチラシってモノスゴ少ないんですわ。

最寄りのスーパーやホームセンターなんて、ふつうはしつこいくらいにチラシ入れるよね?
しかし向こうもコロナショックで、チラシを刷るどころじゃないんだよね。

そういう状況が容易に想像出来るので、新聞屋さんにはクールな態度が取れないのです。


結論。
新聞屋さん、映画館、格闘技、それから、脚美人の女子。

このあたりに、自分はめっぽう弱いのであった―。



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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(194)檀れい』
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外国女優別キャリア10傑(26)ジェニファー・コネリー

2020-07-09 00:10:00 | コラム
~ジェニファー・コネリーのキャリア10傑~

美少女を象徴した80年代。
惜しみなくハダカを披露した90年代。
抜群の安定感を誇る2000年代以降。

ちょっとだけ年上だけど、同世代と括っても問題はない49歳。

格好いい、素敵な人生だと思う。


(1)『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)

美少女だった過去から完全に決別、ドラッグのためなら人生捨てられるヒロインを熱演し大絶賛を浴びた。



(2)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)

チュチュと、アマポーラ。
ことばは要らんでしょう、ほらどうぞ。




(3)『砂と霧の家』(2003)

登場人物の誰も悪くないが、みんな、そろいもそろって愚か、、、だったかもしれない。

しんどい物語ではあるものの、この10本のなかでいちばん観てほしい映画かな。




(4)『恋の時給は4ドル44セント』(91)

たいした映画じゃないんです、観るひとによってはすごく退屈かもしれない。

でも男子にとってはね、こんな姿を拝めるので。。。笑



(5)『フェノミナ』(85)

昆虫と交信出来る美少女をナチュラルに演じ、奇妙なホラーに花を添える。

ダリオ・アルジェントの映画で最も有名になったのは、おそらくジェニファーのおかげでしょう。
そういう意味で、ヘンタイ監督も彼女には頭が上がらないはず。


(6)『ホット・スポット』(90)

デニス・ホッパー監督作品。

ヴァージニア・マドセン、ジェニファーの二大美女共演というのもうれしい。

そして、ジェニファーの美しい眩しい神々しい肢体!!


(7)『ビューティフル・マインド』(2001)

オスカー作品賞受賞。

精神的な問題に直面した主人公をサポートする妻を熱演。


(8)『ラビリンス/魔王の迷宮』(86)

デヴィッド・ボウイと共演した、摩訶不思議、ザッツ80年代なSF×音楽映画。



(9)『狼たちの街』(96)

ニュージーランドの俊英、リー・タマホリによる男くさいアクション。
(タマホリ、どうしているんだろ?)

物語もなかなか面白かったはずだが、ジェニファーの肢体に目が眩んで思い出せない笑


(10)『ダーク・ウォーター』(2005)

日本産ホラー『仄暗い水の底から』(2002)のリメイク。

語弊があるかもしれないがホラー出身の俳優さんだからね、しっとりホラーはお手の物。

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『チラシの量で景気がわかる』
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真夜中は純潔

2020-07-08 00:10:00 | コラム
・・・いや、こんなタイトルじゃなかったんだよほんとうは。
「真夜中は不安」というだけ。だったんだけれども、椎名林檎の初期の名曲を思い出し、あぁこれをいただこうって。

だから文末リンク動画以外は、「純潔」な内容は出てきません。

なにがいいたいのかというと。
本コラムで何遍も「晒している」とおり、自分はどうかしているほどの快便派であると。

1日2食なのに、日に7~8度「マジで」ウンチをする。
内訳の6~8割が「ゆるゆる系」であり、高級食材を口にした晩だけ「硬めのウンチ」が出てくる。

だから独り暮らしなのに、えれー量のトイレットペーパーを消費する。
12ロール入りのダブルを、1ヵ月に3袋は買わないともたない。

そんなヤツがですよ、ある日の晩、一切のウンチが出なくなったんだ。
それが「不安」だった、、、というわけ。

たしかにその日の取材先は、ライター史上で最も緊張する現場だった。

対象とするひとから思うように本音を引き出せなかったし、
その割には用意された弁当が「超」豪華で恐縮したし。

これで恐縮したまま弁当を残したり、もらうのを辞退したのなら「ウンチ0」は分かる。

でも恐縮しつつ、もりもり食べたんだよね苦笑

いつもどおりの食のリズムであり、いつもどおりウンチが出てくるはずなんだ。
「超」豪華な弁当だったから、硬いウンチが。

それが出ない。
いっこうに、出ない。

違和感を覚えて眠れなくなり、そんな夜は異様に長く感じるものだ。

トイレに行きたいがために、『パラサイト』の便座の上で煙草を吸うパク・ソダムちゃん(トップ画像)を思い出したりしてたよ。

それでも便意が訪れない。
便秘になったことないから、不安で不安でしょうがない。

えっ。
1日出ないくらいでは便秘といわない?

知らんがな、1日何度もウンチしてきたんだから!!

・・・・・。

それでも少しは、眠れたようだ。
翌朝、あくびをしながら起床、便意はなかったが「なんとなく」トイレに入り便座に座ってみた。

、、、ら、フツーにドドドドドドドドドドドドドドッて出てきたよ。

あぁよかった笑笑




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『外国女優別キャリア10傑(26)ジェニファー・コネリー』
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この「撮影」監督に注目しよう~過去篇~

2020-07-07 00:10:00 | コラム
きのうにひきつづき、覚えておくべき名カメラマンの10選。

きょうは故人、あるいは存命ではあるものの映画界から退いたひとたちが対象。


(1)ヴィットリオ・ストラーロ

誰がなんといおうと、映画史上で最強最高のカメラマン。

『1900年』(76)に『地獄の黙示録』(79)、『ラストエンペラー』(87)・・・大作が似合うひとだった。

というか、存命ですけど!!




(2)ヴィルモス・スィグモンド

トップ画像、右側のひと。

その隣りに居るデ・パルマ、それからマイケル・チミノなどの無理難題に真正面から立ち向かい、それに応えた秀才。


(3)宮川一夫

ぎらつく太陽を捉えた『羅生門』(50)、幽玄の世界を見事に表現した『雨月物語』(53)、そして「銀のこし」という手法を編み出した『おとうと』(60)。

日本映画の発展に最も貢献した技術者だと思う。



(4)マイケル・チャップマン

『タクシードライバー』(76)のニューヨークのネオン、『レイジング・ブル』(80)のファイトシーンなどなど、スコセッシ映画の初期作品に何度も携わる。

『逃亡者』(93)の追いかけっこシーンを観たとき、ぜんぜん衰えていないのだなぁと感心した。


(5)ゴードン・ウィリス

『ゴッドファーザー』3部作(72~90)やウディ・アレンの映画を手がける。

映画って光と影。なんだぜぇ!! ということを教えられた。



(6)ミヒャエル・バルハウス

90年代前後のスコセッシ作品を支える。

『グッドフェローズ』(90)も『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)も素晴らしいのだけれど、ここは敢えて『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)を。




(7)ラウール・クタール

仏国映画の黄金期を、技術面で支えた才人。


『勝手にしやがれ』(60)や『気狂いピエロ』(65)などのゴダール、『突然炎のごとく』(62)の
トリュフォーなどなど、クセモノ揃いの映画界にあって、誰と組んでも相性がよかった。


(8)フレディ・ヤング

『アラビアのロレンス』(62)や『ドクトル・ジバゴ』(65)などなど、巨匠デヴィッド・リーンが最も信頼したカメラマン。

米粒のように見えた「点」が「ヒト」であることが分かる、長~~~いショットは語り草よね。



(9)ロバート・クラスカー

キャロル・リードが展開させるモノクロームの世界で、光と影を存分に操った映像マジシャン。

『邪魔者は殺せ』(47)もいいけど、やっぱり『第三の男』(49)かな。




(10)ラズロ・コヴァックス

『イージー・ライダー』(69)や『ファイブ・イージー・ピーセス』(70)、『ラストムービー』(71)などなど、アメリカン・ニューシネマ時代に大活躍した。

じつはテクニックがあったのかどうかは、よく分からない。

分からないんだけど、時代の空気にはあっていたし、その空気をきちんとフィルムに焼きつけていた。

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明日のコラムは・・・

『真夜中は純潔』
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