fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

藁仕事

2022年12月15日 | 日記
 この前のかわせみ句会で、「藁馬を綯う~」という俳句が出ました。子どものころのことを思いだして作ったとのこと。
 そのときは、囲炉裏端を季語にしていましたが、藁仕事が冬の季語なので、藁馬を綯うを季語としていいと思いますと伝えました。
 飾りとしても、またそこに卵を入れたりもしたそうです。
 そのときから、この「藁」がひっかかっています。

 秋に稲刈りをして、今はコンバインでやるので、藁、つまり稲の茎は小さく裁断されます。それはうちの田んぼだと、田打ちのときにいっしょにすきこんで肥料とします。でも昔はその藁で、冬の間筵を作り、米俵を作り、草鞋を作り、蓑を作り、納豆を作っていたわけです。究極のエコ、SDGsです。うちの夫は農家の子なので、聞くと、子どものころ、藁を袋に入れて、布団の下に敷いていた。つまりマットレスにしていたといいます。最初30センチくらいだったのが、春にはぺたんこになっていたそうです。そこに豆たんもいれ、寒さをしのいでいたわけです。
 最初聞いたときは、「藁の布団!?ハイジ!」となりましたが笑。
 
 私は農家に嫁ぎ(というほどでもないけど)、それ以上に俳句をやっているおかげで、そういう農業全般が、季語となって、日本人の生活を支えていたということに感動しています。
 ここ、伝えていかないと、消滅しませんか? 
 しめ縄、お正月飾りなど、藁はなくならないとは思います。
 なんだろう。この感覚、ちょっと(かなり?)おばあちゃんっぽい。でもおばあちゃんが伝えないと、そこで途切れるものがあるわけですよ。あ~、はいはい、っていやがられても、伝えていかなくてはならないなと思うわけです。

            

 先日は、いただいた柚子でジャムを作りました。エコな暮らしは手間暇がかかります。
 先日オンライン会議があり、そのときOさんの背後に藁? でもちょっと違うというのがぶらさがっていたのでお尋ねしたら、マコモだとのこと。真菰かな。お茶にしたり、しめ縄作ったりするとか。すごいです! この写真、菰巻の菰なのかな。(冬の季語)

「鎌倉殿の13人」について

2022年12月14日 | 日記
 今度の日曜日が最終回。
 その1回前のこの前、衝撃でした。

 尼将軍政子が、御家人に演説をして、承久の乱に突入というのは、この「鎌倉殿の13人」をわかりやすく書いた本を読んで知っていました。なるほど、ここをクライマックスにするんだなと思っていたわけです。
 山よりも高く海よりも深い頼朝殿のご恩を・・というやつ。

 それは「吾妻鏡」に載っている逸話なわけですね。
 そしたらなんと、それは他の人が書いた原稿で、途中まで読んでから、それを捨て、自分の言葉で語り出した政子。
 頼朝がどうの・・ではなく、弟義時が自ら首を差し出すといっている、そんなことをさせていいのか! そんなことをしたら、未来永劫、西に舐められておわる。それでいいのか! というものでした。かっこよかったです。
 それを、体を斜めにして聞いている義時は泣いています。
 その一週前は、政子は義時が「首をはねろ」といった妹を救うために、尼将軍となっているのです。
 
 伊豆の一豪族の家族の結びつきが、この後続く武士の世を築いた。

 さて、では最終回はどうなるのか。フラグとしては、義時の今の妻である、のえが、自分の息子を執権の跡継ぎにしたくて、毒殺するのでは? というのが立ってます。史実でも伊賀氏の乱というのがあるようで、伊賀氏というのは、のえの実家。さて、その通りになるのかどうか。この脚本は、そう甘くはないと思います。

 一方、歴史物語を書いたことのある身としては、歴史に残っていることは押さえて、書いてないところをふくらませ、創りあげるというのがセオリー。私だったら、「山よりも高く~」をそのまま書いてしまってただろうなあ・・とショックでした。それではダメなのだ! ならば、義時にどんな最後を迎えさせるか。それをずっと考えています。三代執権泰時が、御成敗式目を作る人間ですから、それは変えない。ならば義時の死の扱い、ですね。主人公だし。泰時が執権として立ちあがるきっかけを作るのかな。
 まあ、歴史物語を書く予定は今のところありませんが。アテルイは、書きたいと思ってから10年後にようやく着手できた。歴史物語を書くには、そのくらいの思い入れの対象がないと、という気持ちがあります。

いただいたクリスマスカード 唯一のうちのクリスマスです。

来年は見られないかもしれない朝焼け

2022年12月13日 | 自然観察
              

 おとといの明け方。リビングからの景色です。冬場、ちょっと早起きをすると、この景色を見ることができるのですが。
 現在、この東側が今大工事中。家が建ちます。
 どのくらいこの景色がふさがれてしまうのか……。
 

今年はイチョウがゆっくり~そして、鎌倉殿の13人

2022年12月12日 | 日記
          

 東京のイチョウ、早いときは11月上旬に散る記憶があるのですが、今年はまだこんな感じです。 
 夕方車で出かけたら、夕日が当たってとてもきれいでした。これが、おととい、きのうは半分くらい落ちてきてたようです。
 
 ただ、場所によってはまだ緑っぽい葉っぱもあるのです。
 とはいえ、確実に景色は冬ですね。

 昨夜は、「鎌倉殿の13人」に感動してしまって・・。放送後、もう一度NHKプラスで尼将軍政子の演説部分を観ました。たぶん、きょうも観る笑。ちょっと、書き手としてショックだったというか・・。来週の最終回はどう落とすのか。着地させるのか。

秋グミ?

2022年12月11日 | 自然観察
        

 グーグルレンズで検索すると、秋グミかな? という感じです。が、ほとんど実が見えないですね。アップで撮ってくるんだった。小さくて丸い実。赤と黄色がありました。
 冬場は、こういう実が目に嬉しいですね。
 ぱっと見た感じだと、リースにできそう。でも、細いけど枝がしっかりしてるので、ハサミ持参じゃないと切れないです。というか、クリスマス系の飾り、もう何年もしていない我が家なのでした・・。

写真あった!

打ち合わせをラウンジで(未来屋書店)

2022年12月10日 | 日記
            

 未来屋書店多摩平の森店さんには、このように個別ブースや会議ができるラウンジがあります。
 先日は、ここで編集者さんとお打ち合わせをしました。ドリンクもあります。いつも、スタバでしてたのですが、落ちついてお話ができてよかったです。一般一時間600円。15分ごと延長料金が100円で、一日最大1800円と駐車場的な感じ。学生さんは1時間300円です。
 
 せっかく書店さんに行くのだからと、ポップを作って持参もしました。

        

  貼ってくださいましたよ!

  

 

『ヘビくんブランコくん』嬉しい感想2

2022年12月09日 | 自作紹介
        
『ヘビくんブランコくん』には、他の本とは違った感想が送られてきます。『星の王子さま』のようというのもそうでしたが、昨日はこれ。
 ツイッターに書かれた感想ですが、泣きそうになりました。

 「ヘビくん ブランコくん」読んで亡くなった友人を思い出しました。友は進行性の難病で人工呼吸器を装着して在宅で生活していました「私はどこにも行かないから疲れたら話においで」といっていたのを思い出して、ブランコくんはいつでもそこにいた友のことだと思いました。

 書いてくださったのは、井口さんという「季節風」で一緒の方です。
 読んでくださった方、それぞれが自分に引き寄せて、何か感じてくださる。その感じ方は人それぞれでいいのです。でも、こういう感想をいただくと、「書いてよかった!」と思います。ありがとうございました!!
 
 きのうの月と火星、きれいでしたね。
 メガネをしていても、乱視がまだあるので、くっきり見えず残念でしたが。
 本日、お会いしてのお打ち合わせがあります。来年の作品、着々とがんばってます。(着々といえないのが1つありますが・・)4冊は決まっていて、うち2冊は、初校ゲラがきていて、1冊は入稿前の確認の段階。もう1冊は、これから書きます。←これが、頑張らなくてはならないもの。
 ゲラチェックも、あれほど入校前にしっかり見たつもりなのに、なぜこんなに赤が入ってしまうのか。毎度毎度なのですが、編集者さんにすみませんという気持ちになります。
 でも画家さんも決まって、1冊は嬉しいラフを拝見できました。もう1冊は、これからどんな絵が送られてくるか、超楽しみです。
 再来年に向けての仕込みもしなくては。

ジオラマの世界~Nゲージ~ポポンデッタ

2022年12月08日 | 日記
         

 ジオラマを作って、そこを電車が走る。奥が深い世界だなあと思いました。
 八王子K8にポポンデッタという、鉄道模型の店があり、そこにこのジオラマがあります。
 初心者は400円で20分。電車も貸していただけて。

           

 写真に撮ると、特にすごい。
 
        

 小学生兄弟もお母さんといっしょに来てやってました。ポポンデッタというお店はあちこちにあるのだそうで、店によって、ジオラマも違う。つまり、あちこち行ってるみたい。家にもあるの? ときいたら、サンタさんに頼んでいるそうです。

    

    

 ここに、出しておくとスマホの中から後で探すより、らくなので、すみません。

     

 これは線路の幅で、Nゲージというもの。HOゲージというのが、もう一回り大きいようです。
 ジオラマを自分の家で作って楽しんでいる人もいるでしょうね。お金と時間とエネルギーと場所が必要。世代を超えた人気があるのでは? とも感じました。

『俳句をつくろう』(国土社)~『わくわく子ども俳句スクール』

2022年12月06日 | 自作紹介
 少し前にあった「童子」35周年記念大会でお会いした方が、この本、『わくわく子ども俳句スクール』の1巻を何人にも差し上げているとおっしゃってくださって!
 3巻まであるのですが、差し上げるのはやはり基本編の1巻とのこと。そうだと思います。3巻の鑑賞編もいいと思いますが・・笑。いや、2巻の実践編だって、実践編は先生達にお勧めかな。
 図書館向けの本なので、1冊が3400円と高いのですが、オールカラーですから!
 基礎編はとてもわかりやすいと思います! 

            
これは、現在、未来屋書店多摩平の森店さんのディスプレイです。こうして書店でも置いていただけて、嬉しいです。

全体の棚(おおぎやなぎちかコーナーです)

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

句会のやり方で考えたこと

2022年12月05日 | 俳句
 先日、久し振りの対面句会がありました。
 コロナになってからは、もっぱら通信句会をしています。それは事前に係りに自分の句を送り、作者のわからないようにランダムに一覧になったものを送ってもらい、そこから好きな句を選ぶというもの。メールの場合もあれば、夏雲システムを使う場合もあります。
 とても便利で、これまで対面でやっていた、1 短冊に自分の句を書く→2 それをばらばらにして、清記用紙に書く → 3 それを回して選句する ここまでが省略できます。

 今回アナログな従来のやり方をしながら、これはいつか消える方法かもしれないと思いました。
 小説を原稿用紙にペンで書いていた時代から、ワープロ、パソコンで書くようになったとき、原稿用紙に書いた作品のほうが味がある、なんていう人がいたものです。今でも手書きの作家さんはいらっしゃるけどごく少数。パソコンで書いて、メール添付で送るができないとプロとしてやっていくのは困難です。
 そんな風に、句会も変わっていくのかも、と思いました。

 ただ、清記用紙に他の方の句を手書きする。自分の句を他の人の筆跡で書かれたものが回ってくる。これ、捨てがたいんですよね。
 1~3の作業をするとき、かなり真剣で、集中します。この時間、悪くないんですよ。家でのんびり送られてきた句を見るのと違う緊迫感があるように思います。

 時間は随分違ってきます。夜の句会などは、1~3が省略できたら、翌日に疲れが残らないかもしれません。

麦の芽

かわせみ句会&桜花会~合同句会in殿ヶ谷戸庭園

2022年12月04日 | 俳句
 二つの会が合同で句会をしました。


  句会場の紅葉亭から外を見た景色。

      

      
 総勢16人。児童文学作家と作家を目指している人達。大ベテランもいれば、勉強中の人もいれば。濃いメンバーでした。
 仙台から佐々木ひとみさん(俳号ろくさん)、イタリアから帰国中の佐藤まどかさん(俳号伊乃国往来さん)も参加。会場は国分寺にある殿ヶ谷戸庭園内紅葉亭です。
 まさに紅葉かつ散る(秋の季語ですが・・)中、菰巻、藪巻、雪吊りもあり。
      
 きれいでした。句もよかったですよ。初デートの句には、いろいろつっこみが入り、それもまた楽しい。

          

 メンバーの一人、朋さんは「おーいお茶」佳作をとり、ペットボトルに載りました! おめでとうございます!! 

『「頭がよくなる10の力」を伸ばすお話』15刷りになりました。

2022年12月03日 | 自作紹介
             
 
 毎年のように1回増刷って、すごいです。と思ったら、今年7月に14刷りになってたのでした。今年2度目の重版です。初版は2013年。
 PHP研究所さん、何より、お買い上げくださった皆さま、ありがとうございます。

 ホントにどこで、売られてるんでしょうか・・。
 今作っているアンソロジーも、いやいや単行本もあやかりたいです。

落ち葉

2022年12月02日 | 日記
          

 今週火曜日の我が家の前です。
 コブシの葉っぱと松葉が・・。
 朝昼夕と落ち葉掃きしました。毎年一日風の強い日にこんな風になります。これが自然よ。

きょうは、私がやっているかわせみ句会。久々の対面句会です。 
 久しぶりに会える方たち、楽しみです。

巻き爪その後

2022年12月01日 | 日記
 
 気持ちのいい話題ではないので、苦手な方はスルーしてください。
 巻き爪で苦しんでる方が検索でいらっしゃるかもしれないので、書きます。

 病院を変えました。これには、かなり悩んで、いろいろネットで調べて、麻酔をしての治療をしてくれるところに行きました。なにしろ、片側がじくじくしたまま治らず、肉が盛り上がってきていたのです。調べると肉芽と肉芽腫とかって出てくるやつです。それまで行っていたところでは、それをぐいっと開くようにして爪の状態を見たため、そのときの痛みときたら・・でしたので。
 すると、今回の医院では見てすぐに、「麻酔して切除しますか?」ときかれました。「今ですか」「今でもいいですよ」と。実は麻酔もかなり痛いと書いてあったネットもあったので、でもそれを我慢すればとお願いしました。指の付け根に注射ですから、痛いです。でも、最初だけ。前の病院でワイヤーをつけたときの痛みにくらべたら、ないようなものでした。その後麻酔がきいた状態の処置は、まったく何かされているかもわからず。(絶対見なかったし)

      
 後から痛みがひどいかと心配していたら、それも痛み止めで済む程度。
 この後は、反対側がくいこみ気味なので、まだ心配ですし、今回切除したほうも、伸びてくるときに、同じようにならないよう、まだ心配です。ステロイドを塗っています。しっかり治るには時間がかかるでしょう。
 
 歩けるし、普段傷みはないので、ご心配なく。さっさかというわけにはいきませんが。