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◎2013年4月27日(土)
鹿岳登山口前駐車地(7:03)……天狗峠(7:49)……四ツ又山(8:12)……マメガタ峠(8:50)……一ノ岳(9:49)……二ノ岳(10:01~10:20)……伐採地(10:48)……車道出会い(11:28~11:35)……駐車地(11:45)
先週の土曜日は出勤。翌日の外秩父ハイキング大会は雨で参加見合わせ。そして、今日もまた出勤の予定であったが、うかうかしているとツツジも終わりそうなので、休日出勤大歓迎の方に交代してもらった。こちらは一文の得にもならない。当初、行き先は秩父方面で考えていたが、この時期のツツジとなれば、西上州だろうと根拠もなく思っている。先日の秋葉山の続きも歩かないといけないが、ゴシュウ山を加えたとしても時間が余りそうだ。なら、四ツ又山の方から鹿岳に向かい、木々岩峠を経由してゴシュウ山、秋葉山に至るといったコースプランはどうだろうか。四ツ又山には登ったことはない。鹿岳については、自分の記録を見ると、四半世紀以上前に歩いているようだが、とんと記憶なし。もしかすれば、鹿岳を歩いた際、四ツ又山も歩いていたかもしれない。ネットで調べると、四ツ又山もまた石仏が多数ある山のようで、秋葉山を加えて、楽しみなところだ。
(何とか、ここに車を置いた。)
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取り付きは大久保からとしたが、現地に着くと、道はやけに細く、路肩スペースもない。適当な空き地はあったが、車を勝手に置くわけにもいくまい。「四ツ又山 鹿岳 登山口→」の案内板に導かれて路地に入ってみたが、落石だらけの岩壁の下があるだけ。切り返しに苦労して戻る。うろうろ探していたら、民家からオバサンが顔を出していたので聞くと、そこなら3台大丈夫と言われ、念押しして何とか、駐車地を確保した。消火栓があるスペースだ。こんなところ、いいのかね?地元の方がそうおっしゃるのだからいいのだろう。すぐ近くに「鹿岳登山口」の案内板がある。準備に入るととちぎナンバーの車がやってきた。この方も、駐車地探しに往生されているらしく、ハーブガーデンの有料駐車場なるところを探していらした。そんな施設、気づかなかった。結局、オジサンも同じところに駐めることになった。オジサンは、鹿岳を先行して、四ツ又山に行かれるとのこと。逆歩きの自分と、途中で出会うことになるだろう。後で聞いた話だが、足利からいらしたとのこと。この先もお会いすることになるから、ここでは、足利のオジサンとしておこう。
(小沢岳)
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(登山口)
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車道を戻る。正面に小沢岳。道ばたには、石碑やら石祠が随分と置かれている。馬頭観音碑が多いようだ。石塔は文政年間。最初に見た案内板のところから入る。しばらく行くと、登山届けのポストが置かれ、後ろには駐車場があった。さっき、切り返しせずに、ここまで来ていたら、すんなり置けたのにと後悔。東京ナンバーの車が1台あった。先行者がいるようだ。
(沢沿いの道)
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(馬頭尊碑)
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(ここは右。直進するとマメガタ峠に至るようだ)
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(赤いのが咲いていた)
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(鹿岳が見えた)
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沢沿いに行く。小滝がきれいだ。ここにも「馬頭尊」。これは文久?文政?そして、形が崩れかけた石仏。まばらな植林帯ながらも、歩いていて気持ちがいい。開けたところに出ると、赤いツツジが咲いている。正面に、山肌は見えるが、色づきは感じない。もしかして、ツツジは遅かったのだろうか。やや左に鹿岳の一角。花札のボウズの形。切れ立っている。まさか、あんなところは歩くことにはならんだろうな。
また植林に入る。石垣が続いているから、以前は、しっかりした道だったのではないのか。ふと、話し声が聞こえた。見上げると2人連れ。あの、東京ナンバーの車の方ではないのか。植林から抜け出してから、追い抜く。ツツジを楽しみにしていらしたようだ。今日は四ツ又山だけとか。ダンナさん(だと思うが)の靴が真新しく、そのことを口にしたら、まだ歩き慣れていなくてとこぼしていた。どうりで、奥さんの方が引っ張っている。さて、自分の靴だが、今日のはおろしたての靴。外秩父ハイキング大会用にあつらえたものだが、丈はくるぶしまでしかない。今のところ違和感はないものの、やがては、中に土が入り込むだろう。
(天狗峠のツツジ)
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(大天狗碑)
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(いい感じ)
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(そして、不動明王像)
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尾根に出る。ここが天狗峠のようだ。道標はあるが、看板は見あたらない。ツツジが咲いていた。下のお2人に声をかける。しかし、このツツジ、しおれかけている感じ。大天狗の碑が置かれている。明治34年。1901年。余計な話だが、自分の祖母と昭和天皇が生まれた年だ。この先も、明治時代のものが続く。ということは、信仰が盛んになったのは近代に入ってからということだろうか。しっかりしたハイキングコースが続く。ツツジや他の花もちらほらと見えるが、盛りのものはない。だからといって、下に花びらが落ちているようでもなく、終わったのか、これからなのか、どうも釈然としない。
剣を持ったお不動様がいらした。この石仏もまた明治の後期だ。もう、年代は気にしないようにしよう。近世以前の古いものはないようだ。山頂に雪を付けた浅間山が望め、手前に鹿岳が樹間越しに見えてくる。
(四ツ又山。最初のピーク。逆光につき)
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(鹿岳と浅間山)
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ロープの張られた分岐が現れ、まずは、最初の四ツ又山ピークに向かう。二等三角点と石像が置かれている。眺望がなかなかグッド。鹿岳は手強そうで、高所恐怖症の自分向きではないようだ。セルフで一枚撮って、次に向かう。ここでのんびりしていたら、秋葉山まで行けなくなってしまう。
(次のピークの烏天狗像)
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(さっきの最初のピーク)
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(町並みと小沢岳)
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分岐に戻って、ツツジ街道歩きといきたいが、しおれたのをいくつか散見した程度。変色しかけた花を見るにつけ、もう盛りは過ぎてしまったのかとがっくり。次のピークには烏天狗様と石像2体。梵字を記した碑もある。振り返ると、先ほどのピークがぽこんと見える。ここからは小沢岳、右に桧沢岳がすっきりと見える。ここは展望の山だねぇ。
(こんなところを通って)
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(3つ目のピーク)
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(そして、四ツ又山最後のピーク)
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(妙義山)
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次のピークへ。右側はかなりの急斜面。ロープがずっとしつらえてある。3つ目のピークに着く。ここには、左手に縄を持った、いかつい顔をした石像と石祠。モデルはだれだろう。想像はつくが、あやふやなことは記せない。そして、最後のピークには、あっさりと石祠が1基。ここにも山名板がある。反対側から来た方への配慮であろう。この辺になると、妙義山もはっきりとし、鹿岳もまた間近になってくる。
(マメガタ峠)
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マメガタ峠に下る。グングン下る。途中の尾根は細い。岩場から抜け出すと、湿った土が結構、滑る。ロープから手が離せなかった。200mは下ってマメガタ峠。峠の案内板はないが、ここがそうだろう。道標は一部粉砕されている。左手からなだらかな道型が上がってきている。歩き出して間もなく、鹿岳への分岐があったが、それを登るとここに出られるらしい。見るからに歩いてみたい感じになってしまうコースだ。地形図コピーを見るが、こんなコースは記されていない。帰宅して昭文社マップを改めて広げると、いろんなコースがあることを知った。黒滝山も含め、今回、このマップを持参せず、少々後悔している。別の展開があったかもしれない。ところで、マメガタ峠のマメガタとは何だろう。えらく気になった。
(鹿岳を見上げる)
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(山ザクラか)
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(ツツジもこれが限界のようだ)
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登り返しが始まる。なかなかきつい。図根点の置かれた小ピークで休憩。風が出てきた。鹿岳が迫ってきたが、25年前、いったい、どうやってあれを登ったのだろうか。山を目の前にしても、記憶のかけらも浮かばない。ツツジがまた出てきた。幾分、元気のあるツツジを見かける。この区間が今回は見頃だったろうか。しかし、ツツジ回廊とまではいかない。岩場が現れ、そろそろ、鹿岳の真下だろう。オジサンが2人、休んでいる。そして、足利のオジサンがやって来た。鹿岳は済みか。2つのピークのうち、どちらかだったか怖かったとおっしゃっていた。ご夫婦を引き連れて登ったとか。やはり、ツツジは終わりだねとぼやいておられた。話をしている間に、若手の単独氏が通過。
(間もなく両ピークの鞍部)
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(ご親切にも…)
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(一ノ岳ピーク)
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(二ノ岳)
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岩壁の下、路地のようなところを伝って通過。電車の吊革式の取っ手状に拵えたロープには笑ってしまった。何も、ここまで至れり尽くせりをしなくともいいのに、と思いながらも、つい使ってしまった。こんなのは初めてだ。一ノ岳と二ノ岳の鞍部に着いた。先のことを考えれば、手前の一ノ岳を先行した方がいいだろう。一ノ岳の取り付きには、「高原」に向かう標識があった。ハシゴが設えていたが、それほどの労苦もなく一ノ岳。摩利支天碑。脇に記された「おんまりしゑいそわか」は意味不明。近くに石祠もない。もっとも、奥で2人連れが食事中だったため、そこまで入っていって確認はしていない。次の二ノ岳を眺める。現場に立っても、かつての記憶は蘇らない。
(二ノ岳へのハシゴ)
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(二ノ岳山頂)
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(一ノ岳を見る。ニョキっとしている)
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(真ん中のピークがゴシュウ山。奥に物語山。秋葉山は隠れているのでは)
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下りかけると、オジサン2人組が登って来た。ちょっときつそうな感じのご様子。鞍部に戻り、二ノ岳へ。ここは、ハシゴ、鎖、ロープと続く。単独氏が下りて来た。しばらく待機。かなり険しいかなと思ったが、すぐそこだとのこと。岩場をちょっと回り込んでピークに立った。ここには鹿岳の山名板があった。標高1015mとある。ここ、そんなにあるのか。四ツ又山よりも100m以上高い。ここにも図根点。三角点峰ではない。山頂にはだれもいない。しばらく休み、ドラ焼きを食べる。初めてコンパスをセットする。北西方向に、特定はできないが、ゴシュウ山らしき山。その先に物語山。左寄りに荒船山。
(下りから二ノ岳)
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(最初、巻き道かと思っていた)
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木々岩峠方面にはテープが巻かれたところから下る。山頂に標識もあったが、おかしなところに下ってはたまらないので、何度とも地形図で確認した。踏み跡からして、あまり通る人はいないようだが、ロープは張られている。足場の悪い、急な下りで、神経をかなり使った。ようやく下りきると、目の前に小ピークがある。登って、また小ピーク。その先で、コースアウト。直進してしまった。復帰する。予定では、下仁田町と南牧村の町境の稜線を下るつもりでいたが、周辺はゲジゲジマークだらけになっている。元に戻って、改めて町境を忠実に辿ろうとしたが、今度は切れた岩場に出てしまい、立ち往生。よく見ると、左折方向にテープが巻かれている。巻き道らしい。と、この時点ではそう思っていた。また風が出てきた。強くて、冷たく感じる。
(伐採地に出てしまった)
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テープを追って下る。踏み跡はところどころ不明瞭。しばらく下ると、伐採他に出て、テープも踏み跡も消えた。振り向くと、巨大な岩がそそり立っている。テープを付け、こんなところまで誘っておいて、そこから先は自己責任てか?そりゃないでしょ。それどころか、町境尾根からは遠く離れてしまっている。復帰も大変だ。もしかして、これは巻き道ではなく、ただの鹿岳からの下りルートでしかなかったのではないのか。こういう時は、伐採他のヘリに行くしかない。強引に横切ると、やはり踏み跡があった。作業道なのか、テープ路の続きなのかは分からない。下ると、幅広の作業道に出た。
(作業道の先はこれ)
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(反対側もこの始末)
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この時点で、ゴシュウ山はあきらめかけていた。地形図上のルートからかなり離れてしまっている。作業道を左、高原方面に下る。ところが、10mも歩かずに寸断された。切り倒された木で道がずっと埋まっていた。もしかして、反対方向に行けば木々岩峠に出られるのではないのかと、逆に向かってみると、100mも歩かず、切り倒しでこちらも寸断。ひどいねぇ。ここで、ゴシュウ山は完全にあきらめた。
(仕方なく小尾根を下る)
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元に戻り、尾根を下る。薄い踏み跡はある。ほどなく、また作業道にぶつかる。ここに道標があった。これも粉砕されてはいるが、左方向の「高原→」だけは確認できる。おそらく、右方向は木々岩峠であろう。もうその気にはなれないので下山する。
(作業道はやがて連動になり)
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(車道に出た)
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作業道は途中から林道ぽくなって舗装道になった。そして、車道に出た。入口には「鹿岳 木々岩峠 登山口」の標識。向かいの材木置き場で休む。やはり、靴の中には土が入り込み、靴下も黒くなってしまっていた。何だか疲れたけど、時間もまだ早い。腹ペコだ。半端な食事をするよりも、ここから近い、黒滝山にでも行って、ラーメンを作って食べようか。
(林道の入口には登山口標識が)
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車道を下って駐車地に。朝、駐車地を教えてくれたオバサンが散歩をしていた。「どうだったい。花はきれいだったかい?」と聞かれた。駐車地に戻り、靴の泥をはたいていたら、足利のオジサンが車道を上がってきた。どうも、あっけなかったといった顔をされていた。もう、このままお帰りらしい。ちょっとお話を伺ったが、足利周辺の山はもう散々歩かれているようで、西上州は初めてだったとか。オジサンには親切にも、狭いところでの車の切り返しの誘導をしていただいた。ありがとうございます。
途中、ハイキングコースの案内板を改めて確認する。自分が下った伐採地ルート、普通のハイキングコースになっていた。短時間区間ながらも、ハイキングと呼ぶには、いささか無理があるかも。木々岩峠経由でゴシュウ山のルートだが、帰宅後にあにねこさんの記録を拝見した。いずれ、歩き直ししてみることにしようか。
(今回の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
【付録・黒滝山】……特記すべきものもないのだが、1時間半のほっつき歩きだった。
(黒滝山不動寺入口)
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地図も何も持っていない。黒滝不動寺にナビをセットして向かう。10分少々で到着。ここもまた狭い道だった。待避場も少なく、対向車があれば、かなり厳しい。駐車場には車が8台ほどあった。ここは、黄檗宗の寺か。なかなか、由緒のあるお寺のようだ。
さて、頭の中のコース図は白紙。あてにしていたハイキングコースが記された看板があった。黒滝山に行くには、黒滝山コースを歩けばいいのか。案内標識も整備されているのであろう。その時、じっくり見ていれば良かったのだが、いい加減に眺めていた。とりあえず、舗装道を登って、上にある寺に行く。鐘撞堂に、見覚えのある方がいらした。今朝、コースで一番にお会いしたご夫婦。「元気だね」と言われたが、それほどでもない。お二人は、寺そのものの見学のようだ。
(この先にハイキングコースがあると思ったが)
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(こんなのを見てお終い)
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寺に着きましたはいいけど、その先、どこに行けばいいのか分からず、寺の中に入ってしまった。入口にイラスト入りの案内板があった。どうも、黒滝山そのものをよく理解できていない。せっかくだから境内を見学した。しかし、奥の開山堂まで行ってみたが、その先はない。適当なハイキングコースがあるのではと思って、ヤブの中に入るも、踏み跡は途切れる。結局、入口に戻る。
(山道を登ると)
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(林道に出てしまった。ここを右に行く)
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(小ピークでこんなのを見たはいいが)
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よく見ると、直進する道があった。林の中を登ると、林道のようなところに出た。標識は、左「六車」、右「荒船山」となっている。確か、駐車場の案内板では、黒滝山は荒船山方面と記憶している。ここは右に歩く。途中、ちょっとしたピークがあり、登ってみると、石祠と大天狗、小天狗の碑があった。開山堂の真上の切り立った岩壁が正面に見える。
(あとは、ずっと林道歩きになってしまった)
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あてもなく林道を歩く。しかし、どこまで行っても、荒れた林道が続き、案内板や道標はまったくない。あるのは「山火事注意」だけ。山の斜面にリボンや踏み跡すらない。事前知識もなく出かけるとこういうことになる。このままダラダラと歩いていたら、荒船山に行ってしまう。仕方ない。空腹も限界だ。林道の真ん中でラーメンを作って食べる。
食べ終わると、風が出てきた。陽もかげってきた。自分は、何をしにやって来たのだろうか。アホくさくなってきた。帰ることにするか。
家に帰ってから、ハイトスさんの群馬百名山歩きマニュアルを確認してみた。自分は荒船山方面に向かったが、ここは六車方面に行くべきだったのである。さすれば、ちょっとした冒険やら見せ場もあったみたいだ。また、黒滝山そのものは、ピークではなく、山域のことを指すらしい。何ともおかしな黒滝山歩きであった。
鹿岳登山口前駐車地(7:03)……天狗峠(7:49)……四ツ又山(8:12)……マメガタ峠(8:50)……一ノ岳(9:49)……二ノ岳(10:01~10:20)……伐採地(10:48)……車道出会い(11:28~11:35)……駐車地(11:45)
先週の土曜日は出勤。翌日の外秩父ハイキング大会は雨で参加見合わせ。そして、今日もまた出勤の予定であったが、うかうかしているとツツジも終わりそうなので、休日出勤大歓迎の方に交代してもらった。こちらは一文の得にもならない。当初、行き先は秩父方面で考えていたが、この時期のツツジとなれば、西上州だろうと根拠もなく思っている。先日の秋葉山の続きも歩かないといけないが、ゴシュウ山を加えたとしても時間が余りそうだ。なら、四ツ又山の方から鹿岳に向かい、木々岩峠を経由してゴシュウ山、秋葉山に至るといったコースプランはどうだろうか。四ツ又山には登ったことはない。鹿岳については、自分の記録を見ると、四半世紀以上前に歩いているようだが、とんと記憶なし。もしかすれば、鹿岳を歩いた際、四ツ又山も歩いていたかもしれない。ネットで調べると、四ツ又山もまた石仏が多数ある山のようで、秋葉山を加えて、楽しみなところだ。
(何とか、ここに車を置いた。)
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取り付きは大久保からとしたが、現地に着くと、道はやけに細く、路肩スペースもない。適当な空き地はあったが、車を勝手に置くわけにもいくまい。「四ツ又山 鹿岳 登山口→」の案内板に導かれて路地に入ってみたが、落石だらけの岩壁の下があるだけ。切り返しに苦労して戻る。うろうろ探していたら、民家からオバサンが顔を出していたので聞くと、そこなら3台大丈夫と言われ、念押しして何とか、駐車地を確保した。消火栓があるスペースだ。こんなところ、いいのかね?地元の方がそうおっしゃるのだからいいのだろう。すぐ近くに「鹿岳登山口」の案内板がある。準備に入るととちぎナンバーの車がやってきた。この方も、駐車地探しに往生されているらしく、ハーブガーデンの有料駐車場なるところを探していらした。そんな施設、気づかなかった。結局、オジサンも同じところに駐めることになった。オジサンは、鹿岳を先行して、四ツ又山に行かれるとのこと。逆歩きの自分と、途中で出会うことになるだろう。後で聞いた話だが、足利からいらしたとのこと。この先もお会いすることになるから、ここでは、足利のオジサンとしておこう。
(小沢岳)
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(登山口)
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車道を戻る。正面に小沢岳。道ばたには、石碑やら石祠が随分と置かれている。馬頭観音碑が多いようだ。石塔は文政年間。最初に見た案内板のところから入る。しばらく行くと、登山届けのポストが置かれ、後ろには駐車場があった。さっき、切り返しせずに、ここまで来ていたら、すんなり置けたのにと後悔。東京ナンバーの車が1台あった。先行者がいるようだ。
(沢沿いの道)
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(馬頭尊碑)
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(ここは右。直進するとマメガタ峠に至るようだ)
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(赤いのが咲いていた)
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(鹿岳が見えた)
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沢沿いに行く。小滝がきれいだ。ここにも「馬頭尊」。これは文久?文政?そして、形が崩れかけた石仏。まばらな植林帯ながらも、歩いていて気持ちがいい。開けたところに出ると、赤いツツジが咲いている。正面に、山肌は見えるが、色づきは感じない。もしかして、ツツジは遅かったのだろうか。やや左に鹿岳の一角。花札のボウズの形。切れ立っている。まさか、あんなところは歩くことにはならんだろうな。
また植林に入る。石垣が続いているから、以前は、しっかりした道だったのではないのか。ふと、話し声が聞こえた。見上げると2人連れ。あの、東京ナンバーの車の方ではないのか。植林から抜け出してから、追い抜く。ツツジを楽しみにしていらしたようだ。今日は四ツ又山だけとか。ダンナさん(だと思うが)の靴が真新しく、そのことを口にしたら、まだ歩き慣れていなくてとこぼしていた。どうりで、奥さんの方が引っ張っている。さて、自分の靴だが、今日のはおろしたての靴。外秩父ハイキング大会用にあつらえたものだが、丈はくるぶしまでしかない。今のところ違和感はないものの、やがては、中に土が入り込むだろう。
(天狗峠のツツジ)
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(大天狗碑)
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(いい感じ)
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(そして、不動明王像)
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尾根に出る。ここが天狗峠のようだ。道標はあるが、看板は見あたらない。ツツジが咲いていた。下のお2人に声をかける。しかし、このツツジ、しおれかけている感じ。大天狗の碑が置かれている。明治34年。1901年。余計な話だが、自分の祖母と昭和天皇が生まれた年だ。この先も、明治時代のものが続く。ということは、信仰が盛んになったのは近代に入ってからということだろうか。しっかりしたハイキングコースが続く。ツツジや他の花もちらほらと見えるが、盛りのものはない。だからといって、下に花びらが落ちているようでもなく、終わったのか、これからなのか、どうも釈然としない。
剣を持ったお不動様がいらした。この石仏もまた明治の後期だ。もう、年代は気にしないようにしよう。近世以前の古いものはないようだ。山頂に雪を付けた浅間山が望め、手前に鹿岳が樹間越しに見えてくる。
(四ツ又山。最初のピーク。逆光につき)
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(鹿岳と浅間山)
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ロープの張られた分岐が現れ、まずは、最初の四ツ又山ピークに向かう。二等三角点と石像が置かれている。眺望がなかなかグッド。鹿岳は手強そうで、高所恐怖症の自分向きではないようだ。セルフで一枚撮って、次に向かう。ここでのんびりしていたら、秋葉山まで行けなくなってしまう。
(次のピークの烏天狗像)
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(さっきの最初のピーク)
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(町並みと小沢岳)
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分岐に戻って、ツツジ街道歩きといきたいが、しおれたのをいくつか散見した程度。変色しかけた花を見るにつけ、もう盛りは過ぎてしまったのかとがっくり。次のピークには烏天狗様と石像2体。梵字を記した碑もある。振り返ると、先ほどのピークがぽこんと見える。ここからは小沢岳、右に桧沢岳がすっきりと見える。ここは展望の山だねぇ。
(こんなところを通って)
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(3つ目のピーク)
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(そして、四ツ又山最後のピーク)
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(妙義山)
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次のピークへ。右側はかなりの急斜面。ロープがずっとしつらえてある。3つ目のピークに着く。ここには、左手に縄を持った、いかつい顔をした石像と石祠。モデルはだれだろう。想像はつくが、あやふやなことは記せない。そして、最後のピークには、あっさりと石祠が1基。ここにも山名板がある。反対側から来た方への配慮であろう。この辺になると、妙義山もはっきりとし、鹿岳もまた間近になってくる。
(マメガタ峠)
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マメガタ峠に下る。グングン下る。途中の尾根は細い。岩場から抜け出すと、湿った土が結構、滑る。ロープから手が離せなかった。200mは下ってマメガタ峠。峠の案内板はないが、ここがそうだろう。道標は一部粉砕されている。左手からなだらかな道型が上がってきている。歩き出して間もなく、鹿岳への分岐があったが、それを登るとここに出られるらしい。見るからに歩いてみたい感じになってしまうコースだ。地形図コピーを見るが、こんなコースは記されていない。帰宅して昭文社マップを改めて広げると、いろんなコースがあることを知った。黒滝山も含め、今回、このマップを持参せず、少々後悔している。別の展開があったかもしれない。ところで、マメガタ峠のマメガタとは何だろう。えらく気になった。
(鹿岳を見上げる)
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(山ザクラか)
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(ツツジもこれが限界のようだ)
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登り返しが始まる。なかなかきつい。図根点の置かれた小ピークで休憩。風が出てきた。鹿岳が迫ってきたが、25年前、いったい、どうやってあれを登ったのだろうか。山を目の前にしても、記憶のかけらも浮かばない。ツツジがまた出てきた。幾分、元気のあるツツジを見かける。この区間が今回は見頃だったろうか。しかし、ツツジ回廊とまではいかない。岩場が現れ、そろそろ、鹿岳の真下だろう。オジサンが2人、休んでいる。そして、足利のオジサンがやって来た。鹿岳は済みか。2つのピークのうち、どちらかだったか怖かったとおっしゃっていた。ご夫婦を引き連れて登ったとか。やはり、ツツジは終わりだねとぼやいておられた。話をしている間に、若手の単独氏が通過。
(間もなく両ピークの鞍部)
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(ご親切にも…)
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(一ノ岳ピーク)
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(二ノ岳)
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岩壁の下、路地のようなところを伝って通過。電車の吊革式の取っ手状に拵えたロープには笑ってしまった。何も、ここまで至れり尽くせりをしなくともいいのに、と思いながらも、つい使ってしまった。こんなのは初めてだ。一ノ岳と二ノ岳の鞍部に着いた。先のことを考えれば、手前の一ノ岳を先行した方がいいだろう。一ノ岳の取り付きには、「高原」に向かう標識があった。ハシゴが設えていたが、それほどの労苦もなく一ノ岳。摩利支天碑。脇に記された「おんまりしゑいそわか」は意味不明。近くに石祠もない。もっとも、奥で2人連れが食事中だったため、そこまで入っていって確認はしていない。次の二ノ岳を眺める。現場に立っても、かつての記憶は蘇らない。
(二ノ岳へのハシゴ)
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(二ノ岳山頂)
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(一ノ岳を見る。ニョキっとしている)
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(真ん中のピークがゴシュウ山。奥に物語山。秋葉山は隠れているのでは)
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下りかけると、オジサン2人組が登って来た。ちょっときつそうな感じのご様子。鞍部に戻り、二ノ岳へ。ここは、ハシゴ、鎖、ロープと続く。単独氏が下りて来た。しばらく待機。かなり険しいかなと思ったが、すぐそこだとのこと。岩場をちょっと回り込んでピークに立った。ここには鹿岳の山名板があった。標高1015mとある。ここ、そんなにあるのか。四ツ又山よりも100m以上高い。ここにも図根点。三角点峰ではない。山頂にはだれもいない。しばらく休み、ドラ焼きを食べる。初めてコンパスをセットする。北西方向に、特定はできないが、ゴシュウ山らしき山。その先に物語山。左寄りに荒船山。
(下りから二ノ岳)
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(最初、巻き道かと思っていた)
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木々岩峠方面にはテープが巻かれたところから下る。山頂に標識もあったが、おかしなところに下ってはたまらないので、何度とも地形図で確認した。踏み跡からして、あまり通る人はいないようだが、ロープは張られている。足場の悪い、急な下りで、神経をかなり使った。ようやく下りきると、目の前に小ピークがある。登って、また小ピーク。その先で、コースアウト。直進してしまった。復帰する。予定では、下仁田町と南牧村の町境の稜線を下るつもりでいたが、周辺はゲジゲジマークだらけになっている。元に戻って、改めて町境を忠実に辿ろうとしたが、今度は切れた岩場に出てしまい、立ち往生。よく見ると、左折方向にテープが巻かれている。巻き道らしい。と、この時点ではそう思っていた。また風が出てきた。強くて、冷たく感じる。
(伐採地に出てしまった)
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テープを追って下る。踏み跡はところどころ不明瞭。しばらく下ると、伐採他に出て、テープも踏み跡も消えた。振り向くと、巨大な岩がそそり立っている。テープを付け、こんなところまで誘っておいて、そこから先は自己責任てか?そりゃないでしょ。それどころか、町境尾根からは遠く離れてしまっている。復帰も大変だ。もしかして、これは巻き道ではなく、ただの鹿岳からの下りルートでしかなかったのではないのか。こういう時は、伐採他のヘリに行くしかない。強引に横切ると、やはり踏み跡があった。作業道なのか、テープ路の続きなのかは分からない。下ると、幅広の作業道に出た。
(作業道の先はこれ)
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(反対側もこの始末)
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この時点で、ゴシュウ山はあきらめかけていた。地形図上のルートからかなり離れてしまっている。作業道を左、高原方面に下る。ところが、10mも歩かずに寸断された。切り倒された木で道がずっと埋まっていた。もしかして、反対方向に行けば木々岩峠に出られるのではないのかと、逆に向かってみると、100mも歩かず、切り倒しでこちらも寸断。ひどいねぇ。ここで、ゴシュウ山は完全にあきらめた。
(仕方なく小尾根を下る)
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元に戻り、尾根を下る。薄い踏み跡はある。ほどなく、また作業道にぶつかる。ここに道標があった。これも粉砕されてはいるが、左方向の「高原→」だけは確認できる。おそらく、右方向は木々岩峠であろう。もうその気にはなれないので下山する。
(作業道はやがて連動になり)
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(車道に出た)
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作業道は途中から林道ぽくなって舗装道になった。そして、車道に出た。入口には「鹿岳 木々岩峠 登山口」の標識。向かいの材木置き場で休む。やはり、靴の中には土が入り込み、靴下も黒くなってしまっていた。何だか疲れたけど、時間もまだ早い。腹ペコだ。半端な食事をするよりも、ここから近い、黒滝山にでも行って、ラーメンを作って食べようか。
(林道の入口には登山口標識が)
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車道を下って駐車地に。朝、駐車地を教えてくれたオバサンが散歩をしていた。「どうだったい。花はきれいだったかい?」と聞かれた。駐車地に戻り、靴の泥をはたいていたら、足利のオジサンが車道を上がってきた。どうも、あっけなかったといった顔をされていた。もう、このままお帰りらしい。ちょっとお話を伺ったが、足利周辺の山はもう散々歩かれているようで、西上州は初めてだったとか。オジサンには親切にも、狭いところでの車の切り返しの誘導をしていただいた。ありがとうございます。
途中、ハイキングコースの案内板を改めて確認する。自分が下った伐採地ルート、普通のハイキングコースになっていた。短時間区間ながらも、ハイキングと呼ぶには、いささか無理があるかも。木々岩峠経由でゴシュウ山のルートだが、帰宅後にあにねこさんの記録を拝見した。いずれ、歩き直ししてみることにしようか。
(今回の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
【付録・黒滝山】……特記すべきものもないのだが、1時間半のほっつき歩きだった。
(黒滝山不動寺入口)
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地図も何も持っていない。黒滝不動寺にナビをセットして向かう。10分少々で到着。ここもまた狭い道だった。待避場も少なく、対向車があれば、かなり厳しい。駐車場には車が8台ほどあった。ここは、黄檗宗の寺か。なかなか、由緒のあるお寺のようだ。
さて、頭の中のコース図は白紙。あてにしていたハイキングコースが記された看板があった。黒滝山に行くには、黒滝山コースを歩けばいいのか。案内標識も整備されているのであろう。その時、じっくり見ていれば良かったのだが、いい加減に眺めていた。とりあえず、舗装道を登って、上にある寺に行く。鐘撞堂に、見覚えのある方がいらした。今朝、コースで一番にお会いしたご夫婦。「元気だね」と言われたが、それほどでもない。お二人は、寺そのものの見学のようだ。
(この先にハイキングコースがあると思ったが)
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(こんなのを見てお終い)
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寺に着きましたはいいけど、その先、どこに行けばいいのか分からず、寺の中に入ってしまった。入口にイラスト入りの案内板があった。どうも、黒滝山そのものをよく理解できていない。せっかくだから境内を見学した。しかし、奥の開山堂まで行ってみたが、その先はない。適当なハイキングコースがあるのではと思って、ヤブの中に入るも、踏み跡は途切れる。結局、入口に戻る。
(山道を登ると)
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(林道に出てしまった。ここを右に行く)
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(小ピークでこんなのを見たはいいが)
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よく見ると、直進する道があった。林の中を登ると、林道のようなところに出た。標識は、左「六車」、右「荒船山」となっている。確か、駐車場の案内板では、黒滝山は荒船山方面と記憶している。ここは右に歩く。途中、ちょっとしたピークがあり、登ってみると、石祠と大天狗、小天狗の碑があった。開山堂の真上の切り立った岩壁が正面に見える。
(あとは、ずっと林道歩きになってしまった)
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あてもなく林道を歩く。しかし、どこまで行っても、荒れた林道が続き、案内板や道標はまったくない。あるのは「山火事注意」だけ。山の斜面にリボンや踏み跡すらない。事前知識もなく出かけるとこういうことになる。このままダラダラと歩いていたら、荒船山に行ってしまう。仕方ない。空腹も限界だ。林道の真ん中でラーメンを作って食べる。
食べ終わると、風が出てきた。陽もかげってきた。自分は、何をしにやって来たのだろうか。アホくさくなってきた。帰ることにするか。
家に帰ってから、ハイトスさんの群馬百名山歩きマニュアルを確認してみた。自分は荒船山方面に向かったが、ここは六車方面に行くべきだったのである。さすれば、ちょっとした冒険やら見せ場もあったみたいだ。また、黒滝山そのものは、ピークではなく、山域のことを指すらしい。何ともおかしな黒滝山歩きであった。
27日、西上州方面は実に良い天気だったようですね。日光はみぞれ、ものすごい強風、そしてそれに乗って雪まで舞ってくる始末で、午前中の大部分大荒れでした。
レポ中の写真、上州の山らしい山容が目を引きますが、連休早々、見どころ満載のおもしろ歩きだったみたいですね。秋葉山には行けずに残念、秋葉山は私は全くの無知ですので今度調べてみます。
ところで、たそがれさんのBRG、和名倉山や軽井沢/石尊山の記事が妙に人気ですね、何でなのでしょうかね。
昨日の日光は悪天でしたか。みー猫さんの大日向山の記事を拝見し、ええっと思った次第です。ななさんは、予告によると、外山に行かれたのですよね。記事はアップされました?後で見させてください。
秋葉山の無知に関しましては、無知のままでよろしいかと。秋葉系、オタク系の歩きに入るには、まだ数年は早いと思います。
さて、BRGとは何ですか?バックナンバーのことでしょうか。ななさんなら、和名倉山はご存じでしょうが、秩父から入る、マニアックルートもあるのですよ。ある意味、残骸街道でもあるのですが、おもしろいですよ。お試しあれ。
軽井沢の石尊山、あそこもまたマニアックな山ですが、こんな山もあるのかといった面白味はありますね。
BRGとはブログの意味で使っていましたが、意味を考えるとBLGのがいいですよね。
この下にある、"このブログの人気記事"で見ると、和名倉山は昨日も2位ですよ。
人気記事ですか。他人のブログ、よくそんなところまで目が届きますね。私なんかチェックしたこともないですよ。
そんなことより、和名倉山の二瀬尾根ルート、さっさと行って来てくださいよ。スズタケの勢いもないので、今や、長距離ながらも楽勝ですよ。
黒滝山に関しましては、当初から予定には入っていず、時間が余ったので、記憶に近い山というのがあって行っただけでして、別に、どこかを見てみたい、歩いてみたいと気持ちはなく、行けば、適当なハイキングコースもあるだろうと思っていただけのことなのです。
秋葉山あたりに興味を持つような方は、まず、一握りの好きものでしょう。私もまたその一握りです。ただ、こうなると、是が非でも行かなければならない山になってしまいましたよ。
富士浅間山ですか?月形山ですよね。行ったことはありません。ノラさんのお薦めということで解釈しておきます。ありがとうございます。調べてみます。
今回の続きを今後楽しみにしてます。ええっの意味?・・・大日向山、ごめんなさい。急に見たくなり、食らいついちゃいました。花も無く爪跡とダニの歓迎でしたのでまあ勘弁ください。ツツジですが、今年はどうしたの?という感ありですね。ネット情報をあてにして訪問するしかないでしょうか。二子山、かなり心配になってきました。
今回の続きですか。いずれ行くでしょうが、今は、花の案配も知らずにツツジを求めて歩いておりますので、続編も紅葉の時期になってしまったりして。
さて、ななさんの業務連絡で、本日、夕日岳に行ってまいりました。稜線のツツジは皆無です。ななさんのご指摘どうり、1200m範囲です。薬師岳では、例年のように、大粒のツボミですから、悲観的になることもないかと。二子山から袈裟ルート、楽しみにしております。
さて、夕日岳の帰り、皆さんには申しわけなく感じておりますが、ついでに、象山の隧道トンネル、見てまいりました。ようやく見つけました。本日の記事アップはありませんが、明日、洞穴の実態を垣間見てください。
摩利支天は護身・勝利の神様だそうです。
さて、「おんまりし~」の件、ありがとうございます。気になっていたので、調べようと思っておりましたが、みつまんさんのコメントで、済み扱いにいたします。それにしても、文献までお調べいただきありがとうございます。
般若心経でも末尾に「ぼじそわか」とありますよね。やはりお経ですか。摩利支天が護身、勝利の神というのも知りませんでした。上っ面の知識ではいけませんね。
みつまんさんにお会いたした夕日岳に、昨日行ってきましたよ。後でアップいたしますので、こちらも読んでやってください。