たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

紅葉見物の八海山

2007年10月25日 | 新潟県の山
◎2007年10月25日(木)─1人

 八海山の紅葉は見事だという情報をネットで得て行ってみた。今日は職場の上司が出張に出かけ、すこぶる代休をとりやすい環境だし、明日から天気も崩れそうなので、ためらいもなく4時半に出かけた。八海山は初めての山。先月、木と谷川馬蹄形を企て、天気模様を見ながら第二候補として行き、結局、雨で登らずの山。

 今日のコースは屏風道から入って、新開道で下りるコース。歩き出しは6時45分。気温5度。寒いのでジャンパーを着て出る。駐車場には自分の車以外に1台もない。子供の頃の懐かしい山道といった感じの登山道を辿る。しばらく行くと、確かに紅葉はきれいなのだが、まだ陽が完全に登っていないので、冴えない紅葉だなといった程度。ところが7時半を過ぎ、日が高くなり始めると、すごいのなんのって。日があたっているところから見事な紅葉が上から下へと広がっていく。全山、紅葉の真っ最中。確かにネットで記された見事な紅葉。ゴンドラだか、ロープウェイだか知らないが、それを使った手軽なコースもあるようだが、正面から見る、このコース側からの紅葉は格別だ。

 屏風道はきつい。傾斜が急。鎖場が延々と続く。他のところなら、用心のための鎖だが、ここではこれがないと登れない。腕の力も必要。この絶景の紅葉の風景を他にも知らせたくて、写メール4本を「中継」の名で送ったが、通話は可能ながらもiモード状態になかなかならず、送信するのに30分ほどむだに費やしてしまった。避難小屋に着いたのは10時ちょうど。オジさんが屋根の修理をしていた。ここからロープウェイ利用客と合流。10人くらい見かけた。

 小屋からは、そのまま気付かずに巻き道を歩いてしまったが、この道も断崖のところを歩くところがあって、かなり危ない。そして池の近くでは靴が泥だらけになる。途中から八ツ峰コースに出たが、ここも怖い。一個所、鎖が付いていない岩場があって、5~6m程のフリークライミングを強いられた。八海山のピークというのはどこなのか分らない。大日岳も歩いたようだが、どれなのかよく分からないまま。どこにでもある山頂表示はない。ピークを探し求めて「凡ケ岳」(ここが入道岳らしい)というところまで歩いたが、そこから先は下りになるので引き返す。下山にかかる。この凡山からの越後駒と中ノ岳は眼前に迫って最高だ。かつて、越後駒から八海山を臨んだ時には見下ろしたが。ここからは見上げる。

 下りでは新開道の分岐が分からず往生してしまった。結果的に、通り過ぎてしばらく行ってから戻った。分岐にはオバさん3人組が道をふさいでランチをとっていた。早くやり過ごしたく、分岐表示に目が届かなかった。素通りして、また戻り、仕方なくオバさんらに聞いた。「新開道の分岐はどこかご存じですか?」「あら、ここよ。さっきの方にも聞かれたわよ」だって。当たり前だろ、こんなところで道ふさいでメシ喰っていたら、だれだって、あんたらを早くやり過ごしたくなって、見えるものまで見なくなってしまうよ。オバさんらの後ろには表示がしっかりと出ていた。

 だんだん暑くなった。18度を超えている。最初は急だったがいつしか普通の長い下り傾斜になった。オバさんらが言っていた「さっきの方」には会えなかった。駐車場に着いたのは13時20分。車が8台あった。八海山の紅葉は上がほとんど終わり、今は中腹が盛り。これから里に下りていくのであろう。明日は出勤だが、疲れが残らない程度の良い山行だった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 悪戦苦闘の坤六尾根経由 | トップ | 松木川から国境平~皇海山~... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すっご~い (Yossy)
2007-10-25 22:11:39
開けるなり、あまりにも綺麗な紅葉の写真で感激!!さっそく、PCの画面に入れさせてもらいました。今回はフリークライミングなど上空の恐さがあったようですね、それに加えてオバタリアンは強し。
気温の低さもあるのでしょが、八海山の紅葉も半分お終りですか、もうじき関東にも降りて来るかな。
やはり、自然の色は画材で出せない色だよね。

休んだ分、お仕事がんばって下さい。
返信する
Unknown (俺だ)
2007-10-25 22:25:20
携帯からのきれいな紅葉の送信、ありがと。
返信する

コメントを投稿

新潟県の山」カテゴリの最新記事