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◎2018年1月7日(日)
姫百合駐車場(7:39)……荒山高原(8:11)……鍋割山(8:47~8:58)……荒山高原(9:27)……荒山(10:27~10:32)……休憩舎(10:47~10:58)……棚上十字路(11:20)……荒山高原(11:34)……駐車場(11:54)
予定では足尾の中倉山に登って、迫力のある荒涼とした白い風景を眺めるつもりでいたのだが、先日、残馬山の直下から見えた中禅寺湖南岸尾根はあまりにも白く、どうもこの時季にしては雪が多いような気がした。中倉山の山頂は吹きさらしで雪は少ないだろうが、あれでは下の積雪とて例外ではなく、とても行く気にはなれない。
雪遊びはヤメにして、またどこかの地味尾根でも歩こうかと思ったが、せっかくその気にもなっていたので、赤城山にでも行ってみることにする。赤城山とて、こちらから見る分には大分白い。まして、大沼までの凍結路を運転する自信はない。上りは良い良い、下りが恐い。となると、鍋割山あたりが手ごろというもの。凍結路とてさしたる距離ではあるまい。
ところが甘かった。大沼に向かう赤城南面道路は早々に手前から凍結していて、運転もかなり緊張し、姫百合駐車場に車を入れた時にはほっとしたが、今度は帰りの下りが心配になった。何せ、自分の車は四駆とはいってもDモードの下がLで、3rdも2ndもない。Sモードでエンジンブレーキ代わりにするしか手がなく、これでは効き目も弱く、どうしてもブレーキを踏むしかなくなる。対向車のいるカーブでそんなことをやっていたらどういうことになるのか。想像しただけでも恐ろしい。以前、那須で車が逆向きになったこともあったし、大沼への下りでスリップしてガードレールにぶつかりそうになったこともある。利平茶屋や船石峠に向かう途中では氷結路に乗り上げて止まり、恐る恐るバックした。凍結路、雪道の運転にはからきし弱い。結局、陽が出て凍結が緩くなるまで山中を歩くしかないということになる。この時点では荒山まで足を延ばすつもりはなく、かなり時間を持て余すことになりそうだ。
(駐車場は日陰で暗く、まだ閑散としている)
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駐車場には車が6~7台。準備中の方もいれば、なぜか下から上がって来て、そのまま下って行った車も数台。雪が多そうなので帰ったのか。自分も雪が多いかなと思ってはいたが、3年前の1月17日に鍋割山に登った際の写真を見ると、その時の方が駐車場の雪は多かった。準備をしていると単独氏に話しかけられる。黒檜山に登るつもりで行ったが、踏み跡がなかったので鍋割山に変更したそうだ。時間も早いし、だれも登っていなかったのだろう。
今日はアイゼンだのスパッツだのと面倒くさく、わざわざ足を重くすることもなかろうとスパ長にした。このスパ長、岩礁80という優れものなのだが、標準のサイズよりも大きめで、スカスカで歩きづらくめったに履かない。今日は中敷2枚、靴下も薄目+厚手でカバーした。それでもやや緩めではあった。バンドで縛ったところであまり効果はない。早々にダブルストックで出発。
(スタート)
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(夏道をそのままに歩く。道になっていて林道歩きのようだ)
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車の台数からして、この先を車3~4台分の人が入っているはずだ。トレースはその分明瞭で、下もまた締まっている。まして昨日の土曜日に歩いた人も多いだろう。こりゃ楽でいいわと思ったが、風の加減で、先行者が通過して間もないはずながら足跡がすでに消えてしまっているところも出てくる。しかし、荒山高原まではロープも張ってあったりして吹雪くことがない限りは迷いようもない。
(岩ゴロのところ。ロープが巡らされている)
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(荒山風穴)
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今日は風が冷たい。まだ陽が昇っていないからそう感じるのか、そもそも、そういうところなのか。荒山風穴に寒暖計が2個あって、一方は-4.5℃、片方は-7℃を示している。実にいい加減だが、体感はこんなものではない。-10℃はありそう。
優れもののスパ長とはいっても微妙に滑る。ことに下が凍っているところではアイゼンにはかなわない。むしろ、普通の長靴+6本爪アイゼンが手頃だろう。4本やチェーンスパイクでは同じように滑るだろう。先行者の中に用心深いのか、12本爪を着用している方がいるようだ。
(上が明るくなってきたところで)
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(荒山高原)
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(富士山が小さく見えている)
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後ろを振り返ると、単独ハイカーが登って来る。困ったパターンだ。さっさと追い越して欲しいものだが、どうも同じような歩程で差が縮まらない。駐車場で話しかけられた方とは違う。荒山高原に着いて、様子をしばらく見たが、姿は見えなかった。
荒山高原は相変わらず強風が吹き荒れている。雪はたいして積もってもいない。大方が飛ばされ、雪煙を上げている。正面に富士山が見える。ぶなじろうさんではないが、すっきりした大きな富士山を見たくて、山梨山行もプランに入れてはいたが、何やかやと自分内で理由を作ってはヤメにしている。こんな小さな富士山を拝むのなら、目先の自己満足で山梨に行けば良かったかもなぁ。この小さな富士山、今日はずっと眺めることができた。せめてここから見える浅間山くらいの大きさの富士山を見たいものだ。
(鍋割山へ。溝状になっていて登山道は明瞭)
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(こんな感じが続く)
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鍋割山に向かいかけると、もう下って来るオッサンがいる。ガチンコの完全装備でピッケルまで持っている。12本爪はあの方だろうか。こちらはフリースにウインドパーカーを着ただけの、いつもの地味尾根歩きスタイルだ。これでは寒いにきまっている。ホカロンも忘れてしまった。
登山道は窪み状になっていて歩きやすい。樹の枝に積もった雪はきらめいている。この風景が何ともいえない雪の風情だ。これもここだけのことで、上に行くにつれて風で枝に雪がとどまっている状態ではなくなっていく。
また単独氏が下って来た。この時間で鍋割山からの下りでは当然、荒山にも行くのだろうな。自分もどうすっかなと思うようになってきた。
周囲の景色はすっきりとしている。朝陽を浴びた前橋市内がキラキラしている。浅間山も見えてくる。振り返ると荒山の左に地蔵岳。こちらは全山真っ白。でも気になるのはどうしても富士山だ。
(岩陰はこんな状態。先行者ヨロシクの世界だ)
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日陰や岩陰になると、トレースは消えてしまい、先行者の足跡の穴ぼこが残っているだけになるところも出てくる。軽くヒザを越える深さだ。みんなこれを使うのか、一人分のものしかないのが面白い。
(地味な登り)
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(火起山)
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火起山通過。ここも風通しが良すぎて降雪は薄い。ここから鈴ヶ岳が良く見える。あそこも白くなっている。余談だが、帰りがけに国道17号から望んだ赤城山。左端に見える鍋割山と荒山だけは雪が付いていないように見えた。だが実際はこの積雪だ。遠望はあてにならないものだ。振り返ると、後続者の姿は見えない。あせり歩きをすることもないのが良い気分だ。
(振り返って鈴ヶ岳)
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(こちらは荒山と地蔵岳)
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(いつもは泥濘の道。ここは風通しが良好のようだ)
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いつもなら泥濘になっている通路は凍結路になり、竈山着。いつもながら、火起山も含め、鍋割山に至る間の小ピークといった感じがしない。
下りになってじわりとした登りになる。ここにもいつもならの泥濘は凍結。左手のヌリカベのような岩もまたいつもなら真っ白だが、まだマダラ状だ。ここからヤブを下って大岩の下にある石祠を見に行ったことはあるが、この雪では時間つぶしの歩きにしても難がある。パス。
(鍋割山が見えてきて)
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(ヌリカベの岩)
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(間もなく鍋割山)
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(鍋割山山頂)
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平坦から上りになり、鍋割山山頂に到着。出だしから1時間ちょい。何ともあっけない。山頂にはだれもいなかった。と思ったら、南側の斜面で休んでいる単独女性がいらした。そちらの方が展望が良いので、女性に挨拶し、先に行って、浅間山やら富士山を写真に撮る。こちら方面への下りにトレースは付いている。4日前にハイトスさんが登って来られたルートだ。
(浅間山)
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(改めて富士山)
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(山頂の石仏)
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山頂に引き返して菓子パンを一個。まだ9時前だ。どうすんべぇ。道路の凍結が緩む時間にはまだ早い。登って来た単独のオッサンと話をする。荒山に行かれるのかどうか聞くと、つい29日に登って来たばかりだそうな。その時はこれほど雪はなかったとか。やはり、お互いに下りの凍結路のことが気になっていて親近感を覚えたが、ここで、やはり荒山にも行くかという思いになった。オッサンはまだ悩んでいるようだったが、また荒山でお会いしましょうと別れた。結局、そのオッサンとはもう会うことはなかった。
このオッサン、ここまでツボ足で来ていた。下りはアイゼンを付けるとのことだったが、こちらのスパ長に興味を示され、まぁ優れものだしと、ちょっとばかり解説した。そんなものにしか自慢できるものはない。オッサンがサングラスをしていたので、ここで思い出したようにサングラスに切りかえる。
(前橋の町を見下ろしながら)
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(下る)
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(これもまた改めて。これから登る荒山)
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(谷川岳はすっきりせず。こんな繰り返しの写真、雪山だから何度も載せている。雪がなかったら一度で終わりだ)
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下る。単独女性が2人登って来た。2番目の女性はスパ長に簡易アイゼンを付けている。こういうのもありか。相変わらず、日陰の深みのところは足跡も増えていない。
どんどん登って来る人たち。荒山高原に着くまで5~6人と行き会ったか。今日は入山者が多いようだ。鍋割山は雪山にしてはポピュラーな山だしな。谷川岳は? とそちら方面を見るが、すそ野がちらりと見えるが上は見えない。今日はあちらも吹雪いてでもいるのだろう。自分には縁がないな。
(どうしても雪のぼんぼりが気になる)
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(荒山高原に戻る)
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結局、何となく荒山まで行くことになってしまったが、荒山高原からの直登は避け、反対側、棚上十字路側から回ろうかと思い、トレースのない窪みに入ると、ズボッと腿まで入り込んだ。これではラッセルだ。正当に南側から行くことにしよう。後で知ったが、そこを歩くハイカーはいないだけだったらしく、高原を歩いた先にしっかりしたトレースがあったようだ。
(荒山への登り)
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こちらもまた鍋割山のようなしっかりした道跡的なトレースはなかったものの、しっかりした踏み跡が続いている。ただ気になったのは、一方向、つまり上り向きの足跡しかないこと。これでは、まだ下って来ている人はいないのか、周回しているのか定かではない。出だしに踏み抜きをした感じでは周回はできそうもないとは思っている。ピストンならピストンになったらそれでもいい。元々、時間稼ぎが目的での荒山なのだから。
(こちらにもまた雪ボタン)
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(モンスター風)
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(鍋割山方面を振り返って)
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(ちょいとばかりの雪庇)
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先行者が1人いるようだ。チラチラと先に見える。希望の広場の分岐で一人休んでいる。実は、荒山はやめにして、この辺から箕輪に戻ろうかなと思ったりしていた。何となく足が重くなっていた。そちらの方にトレースも続いていたし。だが、ここに休憩者がいたのでは考える暇もなくなった。そのままに登って行く。先行者はまだいる。さっきの休憩している方ではない。オジサンっぽいが、結構頑張っているなぁ。これ以上近づかないことが鉄則だ。向こうがこちらに気づいたら、どうぞお先にということになり、むしろこちらがあおられる状態になってしまう。
(荒山が近づく)
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(緩やかな登りになっている)
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(荒山山頂はもうすぐ)
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展望が効いてきて、そろそろロープ場のようだ。岩の間から、ピンクの上着を着た女性が下って来るのがチラリと見えたが、それきり。幻でも見てしまったかなと思ったが、その先でトレースが合流。どうも自分は遠回りのトレースを追って登って来たようだ。女性はそのまま直進で下ったのだろう。しかし、鍋割山でもそうだったが、単独の女性歩きが多いのには恐れ入る。やはり上州女かねぇ。
2か所のロープ場はストックを使っていても難なく通過した。ロープそのものが凍っていてつかみようもない。荒山は鍋割山に比べて風もないのか、雪が枝に乗ったモンスターが目につくし、確かに風が弱まってか汗が出はじめている。しかし、一昨年に荒山に登った時に比べたら風は冷たく、山頂は遠く感じながら登っている。
(荒山山頂)
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(ちょい先からの展望)
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荒山の山頂に着いた。居心地が悪そうにして二人の、それぞれ単独のオッサンが突っ立っている。一人は目の前をずっと歩いていたオッサンだろう。こちらもそのお仲間入りするのも何だしと、踏み跡もない山頂際まで雪を漕いで、黒檜山、地蔵岳の方を眺めに行った。山頂にあった寒暖計は-4℃になっていた。どうもあてにはならない気温だ。
写真を撮って戻ると、オッサン一人は消え、もう一方は自分が来た道の方に下って行った。自分には、お二人がどちらに下るのか興味があったが、ひさし岩の方にトレースもしっかりとある。悩んでいると、別口のオッサンが登って来た。ここはいいやとひさし岩の方に下ることにする。その先にトレースがなかったら、戻ればいい。それだけでも時間稼ぎにはなる。
(荒山からの下り)
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(ひさし岩)
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(ひさし岩から)
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(そして、その右側の光景)
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ここは下りの足跡がメインになっている。登りも目につく。ということは、この時季でも下りで使っている人が多いようだ。荒山高原にすんなりと行けるのか気にはなる。
ひさし岩で展望を楽しんだが、荒山山頂から見た風景と同じようなもの。ちょっと見で下る。
(まさに蛇足だが、今日の足もと)
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(隠れてカップヌードルを食べる)
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トレースはずっと続いている。安心して荒山高原まで行けるようだ。ほっとして休憩舎に寄ってカップラーメンを食べる。やはりかなり湯はぬるくなってはいたが、前回よりは幾分柔らかく、捨てることなく食べきった。ここの休憩舎は風避けにもなるところだが、食べて休憩している間、だれも通ることはなかった。ここから軽井沢峠に向かうルートもあるが、雪の上に踏み跡はなかった。
(トレースは明瞭に続く)
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(東屋があって)
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(棚上十字路)
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(芝の広場)
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次のスポットは棚上十字路だ。傾斜が緩くなり、雪が深いわけでもないがかなり歩きづらくなった。気持ちが急いて歩いていても、足の動きが追いつかない。これは雪の抵抗のためなのだろうか。体調が悪いわけでもない。やはり緩いスパ長だろうか。登って来る単独氏二名と出会う。
流れのない沢を渉ると荒山高原の看板が出てくる。そして、右手に東屋が見えると棚上十字路。ここからのトレースは均等に分かれる。荒山高原と森林公園駐車場だ。この森林公園の方から歩いたことはない。いつか歩いてみたいと思っている。その角にある「芝の広場」を覗いてみる。ここは不思議に雪のない世界になっている。
(すでに荒山高原エリアに入っている)
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(本日三度目の荒山高原。定番コースを歩くとどうしてもこうなる)
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これまでよりも半分になったトレースを辿って行くと、鍋割山に向かう尾根が近づき、荒山高原に入った。やはり、当初、逆に歩こうとして入り込んだ手前から高原内に出るようになっていた。
相変わらずの強風だが、陽が高くなった分、少しは暖かく感じる。5~6人が鍋割山から下って来て、うち一人がこちらに向かって来る。逆ルートの荒山周回だろう。残った人たちはグループのようで、騒がしく感じたから、休みたかったが、さっさと姫百合駐車場に下ることにする。
(下っている)
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(雪の時、ここはいつも気分が良く感じている)
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もう12時近いのにハイカーがどんどん上がって来る。スパ長もいれば、ノーアイゼン、12本爪とさまざまだ。こんな時間にとは思ったが、鍋割山だけならゆっくり歩いてもせいぜい3時間往復だろう。今日あたりはむしろ楽な歩きができるかもしれない。
荒山風穴の寒暖計の一方は-3℃。やはり少しは上がっている。ここのダラダラした登りは結構負担になるのか、道譲りにしても、逆に待たれてしまう。さっさと下らないと失礼かと、そういう時は急ぎ足で下る。上りでは少しは滑ったが、下りでは慎重に歩くまでもなく滑ることはなかった。この程度の積雪ではやはりスパ長が適当だろう。アイゼンなら岩にひっかける。
(出がけよりもさらに道らしくなって)
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(姫百合駐車場に到着)
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姫百合駐車場が近くなってもまだ登って来る人がいる。大方は二人連れだ。荒山高原で終わりにしても、手ごろな雪遊びはできるだろう。
駐車場に到着。車はざっと30台以上。ここから外れて林道に入り込む車も多いが、どこに何しに行くのか気になった。
まだ12時だ。荒山に寄っても、凍結路を避けるにはちょっと早い時間の帰着だった。しばらくエンジンをかけっぱなしにしたが、しょうがないなと帰路に就く。凍結路は上り車線はかなり融けていたが、下り線は日陰のまま。意外と傾斜があって、Sモードにしてもすぐにスピードが上がる。結局、ブレーキを頻繁に踏む。幸い後続車はずっといないし、前にはトロトロ走っている車もいない。それでも凍結路解除エリアまでは緊張した。後続車がいてあおられでもしていたらどういうことになっていたことやら。こんなのでは、日光のいろは坂なんてのは夢の話だ。
ということで、今季初の雪山遊びとなったが、たいした比較の経験はないが、例年よりも雪が多かったような気がする。鍋割山はハイカーがかなり入り込むところだ。まぁ、手ごろに短時間の雪遊びを楽しんだということにはなるだろう。ラッセルしてまでも楽しむつもりはないが。
(本日の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
姫百合駐車場(7:39)……荒山高原(8:11)……鍋割山(8:47~8:58)……荒山高原(9:27)……荒山(10:27~10:32)……休憩舎(10:47~10:58)……棚上十字路(11:20)……荒山高原(11:34)……駐車場(11:54)
予定では足尾の中倉山に登って、迫力のある荒涼とした白い風景を眺めるつもりでいたのだが、先日、残馬山の直下から見えた中禅寺湖南岸尾根はあまりにも白く、どうもこの時季にしては雪が多いような気がした。中倉山の山頂は吹きさらしで雪は少ないだろうが、あれでは下の積雪とて例外ではなく、とても行く気にはなれない。
雪遊びはヤメにして、またどこかの地味尾根でも歩こうかと思ったが、せっかくその気にもなっていたので、赤城山にでも行ってみることにする。赤城山とて、こちらから見る分には大分白い。まして、大沼までの凍結路を運転する自信はない。上りは良い良い、下りが恐い。となると、鍋割山あたりが手ごろというもの。凍結路とてさしたる距離ではあるまい。
ところが甘かった。大沼に向かう赤城南面道路は早々に手前から凍結していて、運転もかなり緊張し、姫百合駐車場に車を入れた時にはほっとしたが、今度は帰りの下りが心配になった。何せ、自分の車は四駆とはいってもDモードの下がLで、3rdも2ndもない。Sモードでエンジンブレーキ代わりにするしか手がなく、これでは効き目も弱く、どうしてもブレーキを踏むしかなくなる。対向車のいるカーブでそんなことをやっていたらどういうことになるのか。想像しただけでも恐ろしい。以前、那須で車が逆向きになったこともあったし、大沼への下りでスリップしてガードレールにぶつかりそうになったこともある。利平茶屋や船石峠に向かう途中では氷結路に乗り上げて止まり、恐る恐るバックした。凍結路、雪道の運転にはからきし弱い。結局、陽が出て凍結が緩くなるまで山中を歩くしかないということになる。この時点では荒山まで足を延ばすつもりはなく、かなり時間を持て余すことになりそうだ。
(駐車場は日陰で暗く、まだ閑散としている)
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駐車場には車が6~7台。準備中の方もいれば、なぜか下から上がって来て、そのまま下って行った車も数台。雪が多そうなので帰ったのか。自分も雪が多いかなと思ってはいたが、3年前の1月17日に鍋割山に登った際の写真を見ると、その時の方が駐車場の雪は多かった。準備をしていると単独氏に話しかけられる。黒檜山に登るつもりで行ったが、踏み跡がなかったので鍋割山に変更したそうだ。時間も早いし、だれも登っていなかったのだろう。
今日はアイゼンだのスパッツだのと面倒くさく、わざわざ足を重くすることもなかろうとスパ長にした。このスパ長、岩礁80という優れものなのだが、標準のサイズよりも大きめで、スカスカで歩きづらくめったに履かない。今日は中敷2枚、靴下も薄目+厚手でカバーした。それでもやや緩めではあった。バンドで縛ったところであまり効果はない。早々にダブルストックで出発。
(スタート)
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(夏道をそのままに歩く。道になっていて林道歩きのようだ)
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車の台数からして、この先を車3~4台分の人が入っているはずだ。トレースはその分明瞭で、下もまた締まっている。まして昨日の土曜日に歩いた人も多いだろう。こりゃ楽でいいわと思ったが、風の加減で、先行者が通過して間もないはずながら足跡がすでに消えてしまっているところも出てくる。しかし、荒山高原まではロープも張ってあったりして吹雪くことがない限りは迷いようもない。
(岩ゴロのところ。ロープが巡らされている)
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(荒山風穴)
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今日は風が冷たい。まだ陽が昇っていないからそう感じるのか、そもそも、そういうところなのか。荒山風穴に寒暖計が2個あって、一方は-4.5℃、片方は-7℃を示している。実にいい加減だが、体感はこんなものではない。-10℃はありそう。
優れもののスパ長とはいっても微妙に滑る。ことに下が凍っているところではアイゼンにはかなわない。むしろ、普通の長靴+6本爪アイゼンが手頃だろう。4本やチェーンスパイクでは同じように滑るだろう。先行者の中に用心深いのか、12本爪を着用している方がいるようだ。
(上が明るくなってきたところで)
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(荒山高原)
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(富士山が小さく見えている)
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後ろを振り返ると、単独ハイカーが登って来る。困ったパターンだ。さっさと追い越して欲しいものだが、どうも同じような歩程で差が縮まらない。駐車場で話しかけられた方とは違う。荒山高原に着いて、様子をしばらく見たが、姿は見えなかった。
荒山高原は相変わらず強風が吹き荒れている。雪はたいして積もってもいない。大方が飛ばされ、雪煙を上げている。正面に富士山が見える。ぶなじろうさんではないが、すっきりした大きな富士山を見たくて、山梨山行もプランに入れてはいたが、何やかやと自分内で理由を作ってはヤメにしている。こんな小さな富士山を拝むのなら、目先の自己満足で山梨に行けば良かったかもなぁ。この小さな富士山、今日はずっと眺めることができた。せめてここから見える浅間山くらいの大きさの富士山を見たいものだ。
(鍋割山へ。溝状になっていて登山道は明瞭)
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(こんな感じが続く)
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鍋割山に向かいかけると、もう下って来るオッサンがいる。ガチンコの完全装備でピッケルまで持っている。12本爪はあの方だろうか。こちらはフリースにウインドパーカーを着ただけの、いつもの地味尾根歩きスタイルだ。これでは寒いにきまっている。ホカロンも忘れてしまった。
登山道は窪み状になっていて歩きやすい。樹の枝に積もった雪はきらめいている。この風景が何ともいえない雪の風情だ。これもここだけのことで、上に行くにつれて風で枝に雪がとどまっている状態ではなくなっていく。
また単独氏が下って来た。この時間で鍋割山からの下りでは当然、荒山にも行くのだろうな。自分もどうすっかなと思うようになってきた。
周囲の景色はすっきりとしている。朝陽を浴びた前橋市内がキラキラしている。浅間山も見えてくる。振り返ると荒山の左に地蔵岳。こちらは全山真っ白。でも気になるのはどうしても富士山だ。
(岩陰はこんな状態。先行者ヨロシクの世界だ)
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日陰や岩陰になると、トレースは消えてしまい、先行者の足跡の穴ぼこが残っているだけになるところも出てくる。軽くヒザを越える深さだ。みんなこれを使うのか、一人分のものしかないのが面白い。
(地味な登り)
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(火起山)
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火起山通過。ここも風通しが良すぎて降雪は薄い。ここから鈴ヶ岳が良く見える。あそこも白くなっている。余談だが、帰りがけに国道17号から望んだ赤城山。左端に見える鍋割山と荒山だけは雪が付いていないように見えた。だが実際はこの積雪だ。遠望はあてにならないものだ。振り返ると、後続者の姿は見えない。あせり歩きをすることもないのが良い気分だ。
(振り返って鈴ヶ岳)
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(こちらは荒山と地蔵岳)
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(いつもは泥濘の道。ここは風通しが良好のようだ)
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いつもなら泥濘になっている通路は凍結路になり、竈山着。いつもながら、火起山も含め、鍋割山に至る間の小ピークといった感じがしない。
下りになってじわりとした登りになる。ここにもいつもならの泥濘は凍結。左手のヌリカベのような岩もまたいつもなら真っ白だが、まだマダラ状だ。ここからヤブを下って大岩の下にある石祠を見に行ったことはあるが、この雪では時間つぶしの歩きにしても難がある。パス。
(鍋割山が見えてきて)
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(ヌリカベの岩)
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(間もなく鍋割山)
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(鍋割山山頂)
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平坦から上りになり、鍋割山山頂に到着。出だしから1時間ちょい。何ともあっけない。山頂にはだれもいなかった。と思ったら、南側の斜面で休んでいる単独女性がいらした。そちらの方が展望が良いので、女性に挨拶し、先に行って、浅間山やら富士山を写真に撮る。こちら方面への下りにトレースは付いている。4日前にハイトスさんが登って来られたルートだ。
(浅間山)
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(改めて富士山)
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(山頂の石仏)
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山頂に引き返して菓子パンを一個。まだ9時前だ。どうすんべぇ。道路の凍結が緩む時間にはまだ早い。登って来た単独のオッサンと話をする。荒山に行かれるのかどうか聞くと、つい29日に登って来たばかりだそうな。その時はこれほど雪はなかったとか。やはり、お互いに下りの凍結路のことが気になっていて親近感を覚えたが、ここで、やはり荒山にも行くかという思いになった。オッサンはまだ悩んでいるようだったが、また荒山でお会いしましょうと別れた。結局、そのオッサンとはもう会うことはなかった。
このオッサン、ここまでツボ足で来ていた。下りはアイゼンを付けるとのことだったが、こちらのスパ長に興味を示され、まぁ優れものだしと、ちょっとばかり解説した。そんなものにしか自慢できるものはない。オッサンがサングラスをしていたので、ここで思い出したようにサングラスに切りかえる。
(前橋の町を見下ろしながら)
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(下る)
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(これもまた改めて。これから登る荒山)
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(谷川岳はすっきりせず。こんな繰り返しの写真、雪山だから何度も載せている。雪がなかったら一度で終わりだ)
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下る。単独女性が2人登って来た。2番目の女性はスパ長に簡易アイゼンを付けている。こういうのもありか。相変わらず、日陰の深みのところは足跡も増えていない。
どんどん登って来る人たち。荒山高原に着くまで5~6人と行き会ったか。今日は入山者が多いようだ。鍋割山は雪山にしてはポピュラーな山だしな。谷川岳は? とそちら方面を見るが、すそ野がちらりと見えるが上は見えない。今日はあちらも吹雪いてでもいるのだろう。自分には縁がないな。
(どうしても雪のぼんぼりが気になる)
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(荒山高原に戻る)
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結局、何となく荒山まで行くことになってしまったが、荒山高原からの直登は避け、反対側、棚上十字路側から回ろうかと思い、トレースのない窪みに入ると、ズボッと腿まで入り込んだ。これではラッセルだ。正当に南側から行くことにしよう。後で知ったが、そこを歩くハイカーはいないだけだったらしく、高原を歩いた先にしっかりしたトレースがあったようだ。
(荒山への登り)
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こちらもまた鍋割山のようなしっかりした道跡的なトレースはなかったものの、しっかりした踏み跡が続いている。ただ気になったのは、一方向、つまり上り向きの足跡しかないこと。これでは、まだ下って来ている人はいないのか、周回しているのか定かではない。出だしに踏み抜きをした感じでは周回はできそうもないとは思っている。ピストンならピストンになったらそれでもいい。元々、時間稼ぎが目的での荒山なのだから。
(こちらにもまた雪ボタン)
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(モンスター風)
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(鍋割山方面を振り返って)
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(ちょいとばかりの雪庇)
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先行者が1人いるようだ。チラチラと先に見える。希望の広場の分岐で一人休んでいる。実は、荒山はやめにして、この辺から箕輪に戻ろうかなと思ったりしていた。何となく足が重くなっていた。そちらの方にトレースも続いていたし。だが、ここに休憩者がいたのでは考える暇もなくなった。そのままに登って行く。先行者はまだいる。さっきの休憩している方ではない。オジサンっぽいが、結構頑張っているなぁ。これ以上近づかないことが鉄則だ。向こうがこちらに気づいたら、どうぞお先にということになり、むしろこちらがあおられる状態になってしまう。
(荒山が近づく)
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(緩やかな登りになっている)
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(荒山山頂はもうすぐ)
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展望が効いてきて、そろそろロープ場のようだ。岩の間から、ピンクの上着を着た女性が下って来るのがチラリと見えたが、それきり。幻でも見てしまったかなと思ったが、その先でトレースが合流。どうも自分は遠回りのトレースを追って登って来たようだ。女性はそのまま直進で下ったのだろう。しかし、鍋割山でもそうだったが、単独の女性歩きが多いのには恐れ入る。やはり上州女かねぇ。
2か所のロープ場はストックを使っていても難なく通過した。ロープそのものが凍っていてつかみようもない。荒山は鍋割山に比べて風もないのか、雪が枝に乗ったモンスターが目につくし、確かに風が弱まってか汗が出はじめている。しかし、一昨年に荒山に登った時に比べたら風は冷たく、山頂は遠く感じながら登っている。
(荒山山頂)
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(ちょい先からの展望)
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荒山の山頂に着いた。居心地が悪そうにして二人の、それぞれ単独のオッサンが突っ立っている。一人は目の前をずっと歩いていたオッサンだろう。こちらもそのお仲間入りするのも何だしと、踏み跡もない山頂際まで雪を漕いで、黒檜山、地蔵岳の方を眺めに行った。山頂にあった寒暖計は-4℃になっていた。どうもあてにはならない気温だ。
写真を撮って戻ると、オッサン一人は消え、もう一方は自分が来た道の方に下って行った。自分には、お二人がどちらに下るのか興味があったが、ひさし岩の方にトレースもしっかりとある。悩んでいると、別口のオッサンが登って来た。ここはいいやとひさし岩の方に下ることにする。その先にトレースがなかったら、戻ればいい。それだけでも時間稼ぎにはなる。
(荒山からの下り)
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(ひさし岩)
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(ひさし岩から)
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(そして、その右側の光景)
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ここは下りの足跡がメインになっている。登りも目につく。ということは、この時季でも下りで使っている人が多いようだ。荒山高原にすんなりと行けるのか気にはなる。
ひさし岩で展望を楽しんだが、荒山山頂から見た風景と同じようなもの。ちょっと見で下る。
(まさに蛇足だが、今日の足もと)
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(隠れてカップヌードルを食べる)
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トレースはずっと続いている。安心して荒山高原まで行けるようだ。ほっとして休憩舎に寄ってカップラーメンを食べる。やはりかなり湯はぬるくなってはいたが、前回よりは幾分柔らかく、捨てることなく食べきった。ここの休憩舎は風避けにもなるところだが、食べて休憩している間、だれも通ることはなかった。ここから軽井沢峠に向かうルートもあるが、雪の上に踏み跡はなかった。
(トレースは明瞭に続く)
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(東屋があって)
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(棚上十字路)
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(芝の広場)
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次のスポットは棚上十字路だ。傾斜が緩くなり、雪が深いわけでもないがかなり歩きづらくなった。気持ちが急いて歩いていても、足の動きが追いつかない。これは雪の抵抗のためなのだろうか。体調が悪いわけでもない。やはり緩いスパ長だろうか。登って来る単独氏二名と出会う。
流れのない沢を渉ると荒山高原の看板が出てくる。そして、右手に東屋が見えると棚上十字路。ここからのトレースは均等に分かれる。荒山高原と森林公園駐車場だ。この森林公園の方から歩いたことはない。いつか歩いてみたいと思っている。その角にある「芝の広場」を覗いてみる。ここは不思議に雪のない世界になっている。
(すでに荒山高原エリアに入っている)
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(本日三度目の荒山高原。定番コースを歩くとどうしてもこうなる)
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これまでよりも半分になったトレースを辿って行くと、鍋割山に向かう尾根が近づき、荒山高原に入った。やはり、当初、逆に歩こうとして入り込んだ手前から高原内に出るようになっていた。
相変わらずの強風だが、陽が高くなった分、少しは暖かく感じる。5~6人が鍋割山から下って来て、うち一人がこちらに向かって来る。逆ルートの荒山周回だろう。残った人たちはグループのようで、騒がしく感じたから、休みたかったが、さっさと姫百合駐車場に下ることにする。
(下っている)
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(雪の時、ここはいつも気分が良く感じている)
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もう12時近いのにハイカーがどんどん上がって来る。スパ長もいれば、ノーアイゼン、12本爪とさまざまだ。こんな時間にとは思ったが、鍋割山だけならゆっくり歩いてもせいぜい3時間往復だろう。今日あたりはむしろ楽な歩きができるかもしれない。
荒山風穴の寒暖計の一方は-3℃。やはり少しは上がっている。ここのダラダラした登りは結構負担になるのか、道譲りにしても、逆に待たれてしまう。さっさと下らないと失礼かと、そういう時は急ぎ足で下る。上りでは少しは滑ったが、下りでは慎重に歩くまでもなく滑ることはなかった。この程度の積雪ではやはりスパ長が適当だろう。アイゼンなら岩にひっかける。
(出がけよりもさらに道らしくなって)
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(姫百合駐車場に到着)
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姫百合駐車場が近くなってもまだ登って来る人がいる。大方は二人連れだ。荒山高原で終わりにしても、手ごろな雪遊びはできるだろう。
駐車場に到着。車はざっと30台以上。ここから外れて林道に入り込む車も多いが、どこに何しに行くのか気になった。
まだ12時だ。荒山に寄っても、凍結路を避けるにはちょっと早い時間の帰着だった。しばらくエンジンをかけっぱなしにしたが、しょうがないなと帰路に就く。凍結路は上り車線はかなり融けていたが、下り線は日陰のまま。意外と傾斜があって、Sモードにしてもすぐにスピードが上がる。結局、ブレーキを頻繁に踏む。幸い後続車はずっといないし、前にはトロトロ走っている車もいない。それでも凍結路解除エリアまでは緊張した。後続車がいてあおられでもしていたらどういうことになっていたことやら。こんなのでは、日光のいろは坂なんてのは夢の話だ。
ということで、今季初の雪山遊びとなったが、たいした比較の経験はないが、例年よりも雪が多かったような気がする。鍋割山はハイカーがかなり入り込むところだ。まぁ、手ごろに短時間の雪遊びを楽しんだということにはなるだろう。ラッセルしてまでも楽しむつもりはないが。
(本日の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
とくちゃんのお歩きのスタイルからして赤城山も、この鍋割山周辺では、いくら雪山でもかなりもの足りないと思いますよ。
むしろ、黒檜山の周辺、トレースのないようなところを歩かれるのをお薦めいたします。まして、そちらからわざわざ赤城では、それくらいの楽しみを持たれた方が良いでしょう。短時間で周回してもどれだけの満足感が味わえるか。
瀑泉さんから情報もいただいておりますか、いろは坂の運転、さほどでもありませんか。確かに、自分の記憶でもそうだったのですが、ここのところ、やたらと臆病なところがありましてね。自分には決心のようなものですよ(笑)。
今年もよろしくお願いします^^*
赤城は、2月の黒檜山だけしか行ったことがないのです。いろんなコースを楽しめるようなので、今年は歩いてみたいと思っています。
日光いろは・・・ヤバいと思って運転した記憶がないです。除雪車頑張ってますからね!
そうですか。雪のファミリーハイクは鍋割山ですか。当然、それだけではあっという間で終わりでしょうから、せめて荒山くらいには足を延ばしてくださいな。
私は、手ごろに雪は多かったと思っていますよ。確かに例の泥濘道は凍結して、上に雪も少しへばりついていましたし。
ただ、赤城もどこの雪山もそうですが、天気次第でつらい思いにもなりますし、奥方から苦情が出ないように日和を選んでください。
瀑泉さんのは岩礁55でしたか。私も今度は岩礁55に代えようかななんて思っていましたが、どうも80と同じなようですね。足首部はどうしてもスカスカになりますよ。いくら中敷と靴下を二重にしてもね。バンドを締めたことはありますが、あまり効果はなかったです。一サイズ下のを選んでも結果は同じような気もするし。急斜面では、いつも、まさか脱げないだろうなとつい心配になってしまいます。
いろは坂の凍結はそんなものですか。以前はたまにこの時期に上まで行ったりしたものですが、ここのところなんとなく恐くてね。瀑泉さんがそうおっしゃっても、瀑泉さんは慣れていらっしゃるようだし、やはり、自分には二の足を踏む形になりそうです。
ところで,久々に岩礁80,自分の岩礁55と違って,お高い分,バンドで締めなくても,足首にジャストフィットの形状だと思っていたのですが,やはりスカスカなんですか。
最近は,いちいちバンドで締めるのが面倒で,すっかり履かなくなってしまいましたが。
それはさておき,いろは坂,下りる時間が遅いこともあるのでしょうが,赤城山の道路と違って,いろは坂第一が凍っていた経験は無いですネ。降雪直後の午前中でもなければ,凍って無いんじゃないですか。もちろんこの日も凍っていませんでした。
そうです。私は迷いもなく赤城山。それも楽な鍋割山、荒山周回ですよ。
一週間前に残馬山から南岸尾根を眺めた時点で、中倉山もああだろうと諦めていました。
みー猫さん、ふみふみぃさんの記事を拝見していると、何とも皮肉な話ですねぇ。中倉山に行かなかったことを非常に後悔していまして、お二人の記事は目の毒でしたよ。
しかし、みー猫さんもタフというか貪欲というか…。那須から日光、最後は足尾への転戦ですからね。私なら、あっさりと、途中で温泉場を探しますよ。
探索にそちらでしたか!実は赤城も前日の候補には入っていたのですが、那須まで行ったん出てしまったもので。てっきり足尾には本来いらっしゃる方が居るだろうと思っていたので宛てが外れてしまいました。ふみふみぃさんとは、なぜか微妙なすれ違いで。今年の冬はどうも那須と赤城が天気があまり恵まれてないような気がします。スパイク長靴も最近使ってないのでそろそろ使うかなと思いました。
雪山初心者とは恐れ入ります。HIDEJIさんレベルなら、赤城山を選ぶのでしたら、まだ先に行って、オーソドックスな黒檜山と駒ヶ岳周回を楽しまれたらいかがでしょうか。鍋割山、荒山と違って、雪も多いし、場合によっては軽いラッセルも楽しめますよ。まさに雪山歩きを堪能とはいわずとも、そこそこの雪山体験をできるかと思います。
赤城山のお薦めの歩きとしては、黒檜山に7時頃から登り、ラッセルをしながら登るといった形でしょうか。ついでに大沼の氷結を歩いてみるとか。スノーシューを楽しむにはまだ早いでしょう。
ただ、赤城山も天気が悪い時はかなり往生しますから、せっかく来たのに…といった具合になったら、鍋割山に戻って歩くというのも一つの手ですね。吹雪の中の歩きもまた良い経験かと(笑)。
赤城山はすっかりと雪山シーズンなのですね。昨年、雪山デビューして以来、今年も何回かは雪山歩きを目論んでおり、初心者が楽しめる山を物色中です。鍋割山も候補の一つでしたので、記事を拝見していると歩きたくなりますが、私も凍結路が心配です。。
ということで、ハイトス隊とは前後しての鍋割山詣ででした。幸いにも吹雪かれることもなかったし、寒いのを除けば楽しい雪遊びができました。
定番ルートとはいっても、正直のところ、荒山に入るハイカーはあまりいないだろうし、ラッセルになるかなと思ったりしていたのですが、やはり、鍋割山だけでは物足りなく、荒山まで向かう人が多いのでしょう。
意外に思ったのは、棚上十字路のトレースからしてハイトスさんが歩かれたベースの先にある森林公園の方から荒山の登る方が多かったことですね。私は、夏道ですらそちらは歩いたことはないので、石垣を見がてら、いずれ歩いてみたいと思っています。
凍結路の件、ハイトスさんですらそうですか。なかなか巧みなハンドルさばきで、雪道は慣れていらっしゃるとばかりに思っていましたよ。以前、下山が遅くなって、ここの凍結路を下ったことがあったでしょう。だからなおさらにそう思っていたのですが。
雪に突っ込む程度ならともかく、路肩からはみ出して転落にでもなったら最悪ですから、用心、用心で運転はしているのですが、ちょっとしたタイミングで悲惨なことになりますからねぇ。こればかりはどうにも、ですね。
正直に申しますと、K女さんから雪山の風景を見たいとコメントをいただいたから行ったということなのです。
コメントがなかったら、いつものように雪山を遠くから眺める地味な歩きをしていたでしょう。
まぁ、赤城山ですから、ご満足のいくような雪山というわけにもいきませんでしたが、自分ではそれなりに楽しめたつもりです。自分の雪山もせいぜいこんなものでしょう。
浅間山はもう早くから白くなっていましたね。以前はよくこの時期に浅間山に行ったりしたこともありましたが、今は、それほどの元気もやる気も薄くなりかけていますよ。現に、雪山に対しては、昨年の思い未満になっていて、あちこちに行きたいといったものが出てきません。
長靴はスパイク付きだから威力があるのであって、今回は少々お高い長靴でしたから、足が冷たいということもありませんでしたが、ホームセンターあたりで扱っている長靴だと、長時間歩きは冷たくなってきついですね。持ちも違いますし。ただ、私も、長靴道やら地下タビ道を極めるレベルにはまだまだですよ。
あれっ、でんさんは赤城の雪遊びをされたことがないとは、!?ですねぇ。よく赤城には行かれているじゃないですか。
せめて、鍋割山の雪遊びくらいは経験しておかないと。
しかし、あの山も、荒れると恐い山ですよ。稜線上は風が吹き荒れて飛ばされそうにもなるし。今回はそこまではならなかったですけど。
やはり、天気の良い日なら、結構、ハイカーも入るし、トレースばっちりで楽しめますよ。ヘタに黒檜山あたりに行ったら、時間帯によってはラッセルをする羽目になってひどい目にあいますよ。現に、自分がラッセルしながら登って行き、気付いたら後ろにゾロゾロというパターンがありましたから。その点、鍋割山は天気次第で苦労いらずですね。
定番ルートもこれくらいの積雪だと丁度良い負荷でしょうか。
姫百合からの高原への登りは凍結するとスパ長のスパイクだと滑った記憶があります。
アイゼンがほしいと思うのはここだけでしょうが。
天気が良くて良い眺めですね。
4日前の自分らの時は吹雪かれてサッパリでしたが。
車道の凍結の件ですが、4駆もスタッドレスも関係なしで滑りますからね。
一度下りで制御不能となり道路の脇の除雪された雪の中に突っ込んだことがあります。
あれは今思い出しても怖かった。
それ以来人様よりゆっくりとした運転を心がけています。
これからの季節お互いに気を付けましょうね。
長靴のすごさをいつも感じさせられています。使いこなすと、こんなに有効な履物だったのですよね。
浅間山は綺麗で感激!! 新年のお年玉でした。
あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願いいたします
たそがれさんの言ってるように手軽な雪遊びのできる鍋割山ですね。
毎年、やろうかな?とも思うのですが、やらずじまいに雪山シーズンが終わってしまいます(笑)
天気の良い日なら楽しそうですね。