嘘かmakotoか

おかげさまで15年を超えました

災害とマスコミと役人と

2008-06-14 | 無題
政治とプロ野球と宗教のネタは極力避けるようにしているmakotoです。
最近のタクシー券問題はさすがに私の周囲もブログ記事にしていますね。
(あ、これは政治でもプロ野球でも宗教でもないか)

それはさておき、今朝また大きな地震がありました。
ここ千葉でも長く揺れました。
被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

秋葉原の事件でもそうでしたが、またマスコミが被害者(今回の地震では被災者)やその家族のところへ押し寄せるのでしょうね。

某地域での某災害の時、夜中の3時にマスコミが避難所の被災者を取材させろと言ってきたそうな。
役所の担当者は、被災者は疲れているし、時間も時間なので明日にしてくれと対応。
それを聞いたマスコミ「なぜ隠すんだ!」と公務員の隠蔽騒ぎに。
・・・だそうです。

公務員=悪者、という図式が最初にあって、何をしても批判されるんですね。
この役所の担当者、至極当然に住民目線で仕事をしたと思いますけどね。

ということで話をマスコミに戻しますが、例えば、
「我が局では、被災者の心情に寄り添い、被災者への取材は一切行わないことといたしました。
また、救出活動や行政の対応の障害とならぬよう、地震から3日間は現地入りも自粛することといたしました。
当面の報道は、現地の視聴者から自主的に提供いただいた画像とコメントのご紹介のみとなりますが、いち早い救出活動と復興を願ってのことですのでご理解くださいませ」
みたいな放送局が出てきてもそろそろいいのではないかと思います。
これこそ局の個性と言うべきものでしょう。
ついでに、番組に専門家を呼んで「ココとココに断層があるから、こんな大きい規模の地震の可能性があります」みたいに、不安を煽ったりするだけの特集は一切やめて、「こういう備えをしましょう、揺れたらまずはこうしましょう、寝たきりの人の運び方はこうです、お子さんにはこういうことをしてあげると落ち着きます」みたいな、前向きで役に立つ特集番組をしてみるとか。
不安を煽った方がインパクトはありますが、真の意味での国民目線を貫き、報道関係者である前に人であれ。
そのくらい徹底して局の姿勢というものを打ち出したらその局の株を買いましょう。応援しちゃいます。
そういう局の姿勢に大手スポンサーが賛同してくれればいいのにね。

特に今回の震央は山間部です。道路が寸断されて山で孤立した人が救助を求めることも想定されます。
上空でテレビ局のヘリがブンブンしてたら救助を求める声がかき消されてしまうのです。
レスキュー隊の作業に思いっきり邪魔なんですよねー、マスコミのヘリ。
でも、公務員バッシング風潮の昨今、レスキュー隊は「音が邪魔ですから飛ばないでください」なんて言いません。
マスコミが大騒ぎになってそれこそ救助どころじゃなくなってしまいます。
黙々と仕事をするのみです。
頭が下がります。