丸の内 テニスカフェ

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ハイブリッド・アルパワー 2

2024-04-02 | 新ガット張り
現在ラボでの一番人気はメインアルパワーラフ、クロスアルパワーのハイブリッドです。詳細は過去ログを参照してもらうとして、このハイブリッドのせいでそれまで人気だったメインVS (バボラ)、クロスアルパワー(ラフを含む)というナチュラルハイブリッドが激減してしまった。まあ、時代が円安といった背景もあってラボとしてはちょっとそうとうにホッとしているのだがw  

で、今回はメインとクロスの逆バージョンを試すことにした。

結果はと言うと、なんだかちょっと打球音がおとなしくなったとか、ホールド感が変わったとか、これはこれで全然悪くはないんだけど・・といったところですw まあコノミとかスウィングスピードとかその他十人十色なので、気になったヒトは実際に試してみてください。ホント悪くはないですよw

え~、ちなみにラボではアルパワーの在庫はオリジナルの125のみです。

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セイムストリンギング

2022-07-24 | 新ガット張り
ラボではこれまであらゆる張り方を検証してきたのですが、まあハッキリ言ってどれもたいして変わりませんw ここでは何時も言っているように、面圧さえ同じなら打球感はラケットとストリングで決まります。プロが張ろうがアマチュアが張ろうが変わることは何も無いですね。


でまあ、たいして変わらないとはいえ安定した張り上がりを求めるならば最低限同じ張り方をするべきです。同じラケットなのに張人張りで張ったり、UATWで張ったり、2本張り(ハイブリッドはどうしてもねw)で張ったりとか、これはあれ、あれはこれとか、まったくメンドクサイだけで、そのせいで張り上がりの安定性はやや欠けますね。リールストリングで1本張りにするメリットも微々たる経費削減だけで、ましてやパッケージモノで1本張りにするメリットなんてまったくないと断言します。ああ、とうとう言ってしまったw

と言う訳で自画自賛ではありますが、最近はクールストリンギング(改)以外に革新的な張り方は出て来てないようなので、ラボでは2本張りトップダウンのクールストリンギング(改)がデフォです。突き詰めていくと結局シンプルでカンタンラクチンな張り方になってしまう。

バボラ・ストリンギングマシンならば、50/50のニューバージョンを試すことが可能ですが、このマシンに関しては未だにラボに見積もりが来ていない。まあ最近ラボは資金難なので、見積もりが来てもちょっと困るっちゃあ困るのですがw
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2本張りトップダウンにする理由

2021-09-01 | 新ガット張り

ラボでは2本張りトップダウンをスタンダードにしました。何故かと言うと、ガット張りはやはりメンドクサイので最もカンタンな張り方に統一したかったからですw まあ、結果的にクォリティもやや高くなったと思います。

張り上がりのクォリティに関してですが、ATWを含む1本張りの場合はやはりロングサイドのストリングは摩擦による損傷がわずかではありますが確かにあるということです。2本張りトップダウンで張り上げたストリング表面は、ATWを含む1本張りにくらべると確実にフレッシュです。これが2本張りトップダウンはクォリティが高いという理由ですね。パッケージで1本張りにするメリットは見た目以外には無いと思います。それと、ナチュラルガットやマルチストリングが傷付きやすいってのは解りやすいと思うのですが、実は角切れを起こしやすいポリストリングの方がもしかしたら深刻なんじゃないかなと時々思ったりします。

それに加えて、やはりトップダウンは張るのがラクチンだということがとても大きいですね。全てのストリングパターンはトップ側に詰まっていますから、クロスストリングの張り上げはトップダウンの方がラクチンな上に、ナチュラルガットを張ったことがある人にはよく解ることですが、ボトムアップに比べると摩擦によるストリングの損傷も圧倒的に少ないですね。え~、ATWは、メンドクサイの一言で問題外ですw

と言う訳で、クールストリンギング(改)で2本張りトップダウンがボトムアップ以上にフレームの変形に関して気を付けなくてもよくなったということで、ボトムアップを選択する理由がなくなりました。クールストリングの場合、テンション操作なしで上から張っても下から張っても面圧分布はほとんど変わらないですから、ストリンギングでスイートスポットを何処にするかなんてメンドクサイというか訳の解らないこともまったく考えなくてもいいですw


ただし、
ラボではどんなオーダーでもOKです。ラボの張り方が正しいとはとても言えないので。経験上、時代と共にマシンは進化し、ストリンギングも変遷していますから。まあ、あたりまえですが、考え方とかコノミとかも十人十色なので、本当は自分で張るのが一番なんですがねえw


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クールストリンギング(改)

2021-08-26 | 新ガット張り

malibu string labo では、打球感というものは張り方ではなくラケットとストリングで決まるものだという前提の下、公開できない(したくないとかw)ようなストリンガーの技術とかデータとかいったモノは出来るだけ排除(まあ、ハッキリ言って知らないのでw)というか、なくてもOK、誰が張っても変わらないシンプルでカンタンラクチンな張り方を追求しています。え~、プロテニスの世界とはまったくちがうと言っておきます、僕の知らない世界なのでw

このブログでは何年か前に約半年間の検証後、ラボオリジナルのクールストリンギングを公開しました、もちろんロハでw これはボトムアップでもトップダウンでもテンション操作無しでフェイス全面がほぼ同じ面圧分布になるという手法でした。

ただ、トップダウンの場合はトップ側は広がりボトム側は細くなるという傾向に変わりはありませんでした。まあ、ラボでは当時ボトムアップが主流だったのでほとんど問題はありませんでした。しかしながらナチュラルガットを使ったり、カンタンラクチンなストリンギングを追求するとやはり2本張りトップダウンになると思います。張り上がりのクォリティも高いですし。

で、試行錯誤の結果、ラケットセッティングを変えるだけでフレームの変形が抑えられることが解ったので、これでやっとラボのスタンダードをクールストリンギング・2本張り・トップダウンにすることが出来ました。

これまでのセッティングは
マシンセンターに固定していました。
ポスト位置はフェイスサイズ約95~100位を想定しています、まあテキトーですがw

クールストリンギング(改)のセッティングでは
フレームヘッドを出来るだけポストに近づけて、ボトム側は離して固定。ボトム側に関してはフェイスサイズ100以上、あるいは縦長のラケットはポストの位置を広げる必要があるでしょうね。

これにより、ほとんどのラケットでトップ側のみならず、ボトム側が痩せるという事も少なくなりました。マシンセンターに固定してボトムアップで張っていた時よりもフレームの変形は少なくなったと断言します。まあラボの環境では、と、一応言っておきますw


例1 ウィルソン・プロスタッフRF97:クロス-4ポンドでトップ、ボトムとも目立つ変形なし
例2 バボラ・ピュアドライブ:全域同テンションでトップ、ボトムとも目立つ変形なし
例3 ウィルソン・ブレード98 (16×19):全域同テンションでトップ、ボトムとも目立つ変形なし
例4 ウィルソン・ブレード98S (18×16):クロス+4ポンドでトップ、ボトムとも目立つ変形なし
例5 ウィルソン・ブレード98V8 (18×20):全域同テンションでトップ、ボトムとも目立つ変形なし
例6 ウィルソン・ブレード98V8 (16×19):全域同テンションでトップ、ボトムとも目立つ変形なし

え~、ウィルソンが多いのは様々なストリングパターンがあるということで、ヘッド、ヨネックス、プリンス、その他、今のところボトムアップのテンションデータと同じでまったく問題ありません。

ガット張りは自己責任でお願いします。
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クールストリンギングの手順書

2016-05-11 | 新ガット張り

え~、クロスガットを上から張っても下から張っても面圧分布がほとんど変わらないという、僕がテキトーに開発したクールストリンギングですが、約2年間のユル~イ実験が終わったというか、誰もなんにも、良いとも、モンクさえも言わないのですがw、とりあえずその手順を発表します。 

まあ、誰もなんにも言わないということは、結局のところ、ガット張りなんてのはたいしてこだわる必要はないんじゃないかなと、まあそういうことですw

基本的にはクロスガットの半分をテキトーに張った後、残りの半分を徐々にフレームから離してクランプするという、ちゃんとしたストリンガーのミナサンなら絶対しないふざけた張り方デス、どうもスイマセンw

と言う訳で、クロス10本目

11本目

12本目

13本目

14本目

15本目
16本目

17本目

18本目は逆にフレーム側に。

最後は普通に端でクランプしてタイオフ。

このラケット(ヨネックス・レグナ)の場合、クロスは上から張っても下から張っても4ポンドダウンです。 まあ、下から張った方が変形は少ないですけど、どっちから張るかはガットの種類によって決めます。もちろん、上から張っても下から張っても、手順は同じです。

う~ん、いかにイイカゲンに張っているかバレてしまったなw

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続 クールストリンギング

2014-07-01 | 新ガット張り
クールストリンギングにおけるメインガットの張り方についての補足事項です。 
メインなのだからこっちを最初にしろってw

この、最初にヨークからフレームの外に出るところは抵抗が大きいので、テンションダウンすることは確かですが、ハッキリ言って、ここからは張り上がりテンションが上がって硬くなっていくので、テンションアップする必要はナイと思います。

ここから外側についても、更に張り上がりのテンションが上がる傾向にあるので、テキトーにフレームから離してクランプで止める様にしています。 まあ、実際はクランプの厚みがあるので、やや離して止めざるをえない場所もある訳ですが、それを気にしなくてもイイということで、僕はわざとテキトーに離しています。
以上がメインガットのテンションを均一に近付ける方法です。 
こりゃホント、テキトーというかイイカゲンというかw

それと、メイン、クロス共に一番外側のガットのテンションダウンはあまり気にしなくていいと思います。この端っこのガット(合計4本)はアンカーみたいなものだと思えば言い訳で、神経質に考える必要はまったくないですね。僕の場合はタイオフに関してもちょっとだけ力を入れて引っ張る程度で、力まかせにアッチコッチ方向を変えて、グイグイ引っ張るってことはないです。 まあ、リペアプライヤーとオウルは使ってますけど。  
最後に、malibu Gut Labo では、現在メインガットの緩み取りはまったくしてないです。 クロスに関しても、オウルは使わず、指で揃えるだけです。 オウルでガットを叩いて目を揃えることも、もちろんしません。 まあ、ちょっと気になるところを、指でチョコチョコッと直すくらいです。

クールストリンギングってのは、メイン、クロスの張り上がりテンションをそれぞれ均一に近付ける最もカンタンな方法です。 まあこれが良いか悪いかは別として、あまりにもテキトーでテンション操作も必要なく、シンプルというか、イイガゲンというか、まあカンタンでラクチンw

一般的には、クロスを下から張るとフレームにストレスがかかるとか言われていますが、僕なんかはハッキリ言ってフレームが変形しない方がいいんじゃないかなあ、と思っている訳なのだ。 まあ、ガット張りなんてのは神経質にならずに、出来るだけ短時間で終わらせた方がストレスはかからないですよw
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クールストリンギング

2014-06-26 | 新ガット張り
このところクロスガットは上から張るのが主流だってことは間違いのないところなのだけど、『張り人張り』ってのもまだ頑張ってるみたいだし、ちょっと前までシロートは2本張りでクロスは上から張った方がイイヨとかなんとか言われていた訳で、まあとにかく、あいかわらず僕はメインが終わる方からクロスを張っている、誰がなんて言ったって、そりゃあ、ATWなんてメンドクサイからw

とりあえず、malibu Gut Labo では先入観を持たずに色々な張り方を時代と共に、勝手に他人のラケットで試して来ているのですが、誰も何も言わない、ホントな~んにも(笑) で、ここではATW(逆ATWを除いて)ってのはテンション操作をしない限り、どれもフレームの変形に関してはヨロシクナイ(効果はみとめられない)という結論に達している訳で、まあこれは普通の市販モデルに関してはと言っておきますが、テンション操作をしない限り、あるいはしても、クロスを上から張る限りトップは広がり、ボトム側はやせる傾向にありますね。

クロスガットを上から張るメリットってのは、クロスのテンションを揃える事が出来るということと、トップ付近のガットが比較的傷付きにくいということですね。 まあ、デメリットはテンション操作をしなければいけないということだと思います。 これはマシンによってもちがってくるだろうし、情報量と経験が必要で、なによりメンドクサイ。 

で、前回このブログで、クロスを普通にテンション操作ナシで下から張ってもATWに近い張りが可能だと紹介したのですが、隠す必要もないので、いかにテキトーに張っているか、その実態の一部の画像をとりあえず公開しておきます。 え~、だからといって最近打球感がオカシイとか、いまさら言っても遅いのだw

と言う訳で、テキトーストリンギングってのもちょっとカッコワルイし、クールストリンギングと呼び名を変えただけで、中身は前回と同じどころかそれ以下、まあ我ながらハッキリ言ってメチャクチャ手抜きデス。

クールストリンギング
トップ付近(残り7本目付近から)はクランプをフレームからテキトーに離すことによって、ほんの少しテンションを落とすことが出来る、というかクロスのテンションをテンション操作無しで均一に近づけることが出来ます。 まあ、たったこれだけw フレームにかかる力はクランプを止める位置とは関係なく、このことが原因でフレームが変形するということはないです。 それと、僕はH型アタッチメントを使用するので、メインガットのセンター4本のテンションだけは4ポンド前後アップしますが、それ以外はテンション操作ナシです。 

結局のところ、打球感ってのはフレームとガットでほぼ決まるものだし、どんな張り方をしても、シロートには面圧のわずかなチガイは、まず解らないですね。 たとえ解ったとしても、所詮飛ぶ飛ばない、硬い緩いに過ぎないので、あとはテンション調整をすればイイ訳だし、だったら、カンタンで何も考えずにテキトーに張っても、フレームが変形しない張り方が精神的にいいんじゃないかと、シロートの僕なんかは思う訳なのだ。 まあ無責任オトコの僕なんかは、変形したとしてもそういうラケットなのだと割り切ってますけどw

まあ、モノズキでヒマなヒトは試してみてちょーだい。 もちろん自己責任でw
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