ウチにはトイレが四つあって、このちょっと変わった題名の本は書棚のある一番広いトイレに置いていたのですが、オクサンに「ナニ、あの物騒な本?」と言われてしまったw
僕が『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んだのは確か中学生の時で、我ながらまいっちゃうくらい無知で世間のことなんてなんにも知らない頃だった。
そして、大学に入った頃にはもう学生運動は下火で、僕が行っていた学校がロックアウトで後期試験が中止になった最後の年だった。 あの冬、近所に住んでいた幼馴染の女子大生(由美ちゃんじゃないよw)にせがまれて、角材と有刺鉄線でロックアウトされた校門を見に行ったものだった、遥か昔のことですw
この本はキョーミのないヒトにはまったくツマラナイかもしれないですが、僕の世代には、ああそういうことだったのか・・・というようなことが書かれてあったりして、一連の『薫くんシリーズ』をまた読み直してみたくなってしまった。 まあ世間と違って最近の村上春樹氏の作品に興味がなくなってしまった僕は、庄司薫氏関連以外のところはパラパラめくり読みしただけですけどw