丸の内 テニスカフェ

malibu string labo.

新バボラ張り(J's Box)

2007-11-05 | ガット張り 
今回は新バボラ張りについて、アガシ張りに続いてみんなの誤解を解いてやるのだ。

新バボラ張りにはイロイロな欠点があります。

1 多くのラケットのトップ側でガットが3本重なりカッコ悪い。

トップ側を2本にする事で解消は出来るが、これだと効果は薄い。いや、もともと効果はないのだからこれでもイイ訳か・・・。


2 クロスの最後の1本(下から4本目、あるいは上から4本目)はどうやってもテンションが出ない。

これは10ポンド以上テンションを上げても、半分ずつテンションをかけても無駄です。一時的にしろ、ココにハイテンションをかけるということはフレームに負担がかかりますね。実際8ポンドアップ位でテンションをかけるとフレームが歪むのが見ていてハッキリとわかります。まあ、普通タイオフするクロスの端の2本の緩さは気にならんけど(ここで打つことはないもんね)、最後にココで終わるということは、ちょっとマズイのだ。


3 ノットを作るためにグロメットの穴を広げることがある。

人様のラケットでは、これは絶対出来ないことだな。


4 変形を抑える効果は期待しないほうが・・・。

ラジカル系に有効だと力説する人がいますが、これは僕もずいぶん試したけど、効果はなかったですね。張りムラはでるし。


5 もちろん打球感がよくなる訳がない。

シャープな打球感になるなんてことは、残念ながらありません。何度も言うようだけど、張り方の違いだけでは打球感は変わりません。


5 まあ、一番の欠点はめんどくさいの一言だな。


以上、どうしてこんな張り方が、今もありがたがってやっているのかよくわからんなぁ~。考え方からしてバカバカシイのは、変形しやすい場所を最初にロックするということなら、メインガットを張る(変形する)前にロックしないと意味がないと思うのだが・・・。メインを張って変形したフレームはクロスを張ることで徐々に元に戻っていくものなのだ。

こんなことをハッキリ言うと、アガシ張りに続いてまたそうとうに反感を買いそうだけど・・・、でも今回も事実なのだ。

これで、気がハレバレした人は・・・、いないか・・・。




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