ラボではマルチの使用率がけっこう高い。まあ、僕を含めて高齢者が多いということもあるのですがw、ただそのせいで消費率はかなり悪い。マルチでも僕たちはなかなか切れないですからw
ヨネックスのマルチに関しては前回レクシス・コンフォートを試打した際、完全にネクステージに移行したと断言したのですが、スピードの方を試打することはなかった。試打したコンフォートはインストラクター支給品で、どちらも非常に高価な上に市場にあまり流通していなかったからです。
でまあ、そろそろレクシスのニューモデルが出そうですが、コンフォートよりさらに柔らかそうなのでこれはまたしばらく保留することにして、とりあえずコンフォートとスピードを遅ればせながら購入することにした。ああこれでまた在庫が増えるな・・・w
と言う訳で、今回は巷でかなり評価の高いレクシス・スピードを試してみた。
ウィルソン・クラッシュ
レクシス・スピード125
42ポンド、クールストリンギング(改)
クールストリンギング(改)のポストとビリヤードの位置関係はこんなところです。
まあハッキリ言ってテキトーですけどw
で、スピードのファーストインプレッションですが、マルチにしては硬いという印象が強いですね。叩いた時には打ち応えが良くスピンもよくかかりボールの飛びもすべてがイイカンジですが、スイングスピードを抑えると打球感は鈍く、飛びも悪い・・・。遅いスイングスピードの領域ではコンフォートとはまったくちがって打球音も含めて軽快感がまったくないです。
まあ、マルチストリングに何を求めるかによっても違ってくるとは思いますが、僕たち高齢者にとってはまず柔らかさとかしなやかさなんじゃないかなと思います。そこに付加価値としてのスピン性能とかスピード感とか爽快感とかカラーとか、色々と求めるものは実力を無視して多過ぎるw このレクシス・スピードはスピンもよくかかるしコンフォートにくらべると打ち応えがあり決して悪いストリングじゃないのですが、その性能を引き出すにはある程度のスイングスピードが必要ですね。
個人的にはこのレクシス・スピードはその性能と価格を考えるとかなりビミョ~な位置にあるんじゃないかなと思います。僕みたいなホームストリンガーであれば迷いなくナチュラルハイブリッドを選択してしまいますから。
スピードとコンフォートの拡大画像
REXIS SPEED
海島構造というのも解らんでもないが、海島ってゴーセンさんだったような・・・w
REXIS COMFORT
こうして見ると同じレクシスなのにスピードとコンフォートではコーティングも組成もまったく違うというのがよく解ります。これにはちょっとそうとうにびっくりしました。コンフォートのマルチらしくない独特な打球音の秘密はここにあったのですねえ。レクシス・コンフォートにはポリツアープロのあの乾いた打球感に共通するものがあるような気がします。
旧REXISの画像を追加しておきます。
REXIS125