うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

ヨシヤスとの対決

2025年03月19日 | ヨシヤスのこと

我が家の猫らは、

すっかり通常モードだ。

 

おはようございます。

あやは朝から騒がしいし、おたまは寝てばっかりだし、

のん太は、いつもより甘えん坊になっている。

保護猫がいた時は、その時限定で、

あやは脅かさないように静かだし、おたまは子猫のために立ち上がり、

のん太は、甘えん坊を封印して、まるで母のように世話をする。

それが旅立った瞬間、通常モードに戻るのだから、

猫は凄いもんだ。

 

そんな様子を見ると、

「さて、私ももう一丁、やらんとかんな」と思うわけで。

ヨシヤスな!

私の父だ。

去年末から、一気に衰えた様子のヨシヤス、

愚痴と文句は衰えるどころか、愚痴と文句のスペックが上がっている。

とりあえず、総合病院で体のあちこちを調べても、異常無し。

病気も見つからないし、なんと、認知症もないという。

「あのボケはなんなのだ?」

さては・・・

 

ヨシヤスは昔から、手段を選ばない。

自分の欲求のために、

脅してみる。ごねてみる。下手に出てみる。暴れてみる。嘘を付いてみる。

などなど、人の迷惑顧みずだった。

それでも叶わないと、

「家族もろとも、不幸にしてやる!」と言って、

さらに、自分を拗らせるのだ。

いわゆる、メンヘラDV男だ。

さては、

わざとボケたりして、私を困らせて、思い通りに行かない己を慰めているのじゃないか?

こんな歳になっても、それでもその手段を使っているのかと思うと、

殺意が湧く。

いや、湧いていた。

 

「なぁんだ。父さんは弱い人間なんだ。」

俺ほど辛抱強くて、俺ほど強くて、俺ほど働き者はおらん。

昔から、魂に刻まれるほど、そう言い聞かされてきたが、

冷静に記憶をたどってみれば、

「こいつ、全然、たいしたこと、してねぇ!」

ということに気付いた。

たしかに、辛抱強いし、厳ついし、働き者だったが、

その裏で、

私と姉は辛抱し、暴力と戦い、

親を頼らず幼い頃から何でも自分でやってきた。

それは、伊達じゃない。

「私も、辛抱して耐えて、こんな親の元で育った強さがあるからさぁ。

父さん、やるならやりな。

子供だましの手段なんてね、小手先で潰してやるよ。あーっはっはっはーーー」

私は父の前で、そう言って、高らかに笑って見せた。

 

ヨシヤスの文句、全て奪います。

文句のもの字が出たら、その文句の矛先を改善する。

何不自由なく暮らせるよう、先手先手を打ちまくってきた。

するとヨシヤスは、頑張って文句を探し始める。

それはもう、ただの因縁だ。

そこまでするとなると、もはや哀れで笑えて来る。

「父さん、頑張って文句探しとるねぇ。見つかった?

文句、見つかったんか?脳トレになるぞ~。頑張れ!」

 

ところが、

当のヨシヤスは、すっかり生気を無くして、もう寝てばっかりになった。

「足が弱って来て、うまいこと歩けん」

やべっ!

やり過ぎたーーーー!!

そうなると、さすがに反省だ。

文句を奪ってやると息巻いていたが、私はやり過ぎた。

人ってのは、何でもやってもらうと、それはそれでストレスになる。

なんでもやらなきゃいけないのも、ストレスだ。

文句言うのもストレスなくせに、

文句が言えない生活は、生気を奪う。

ややこしい生き物だ。

どっちにしても、ストレスになるんだなっということを目の当たりして、

反省以上に、勉強になった。

 

ヨシヤスの機能を考慮して、やれることはやってもらおう。

愚痴や文句は、スルーしよう。

ヨシヤスを弱らせたことへの反省は・・・もう済んだ。

お互い様だから。

私も苦しんだし、ヨシヤスも苦しんだ。

苦しんだ先に、今があるんだから、それでいいじゃんっと思えている。

 

ということで、今後の目標は、

ヨシヤス、デイサービスへ行けーい!だ。

リハビリに特化したセンターで、ガツガツ足腰を鍛えてもらおうと思います。

 

おい、おたま!

 

お前は最近、立ったとこ、あまり見ないけど、

それでいいのか?

おたま「猫は、それでいいだ。」

だね。