3月の朝は、まだ寒い。
こんな季節にバッタって、いるのですね?!
おそらく、クビキリギスだ。
成虫で越冬するキリギリスの一種だそうだ。
キリギリスといえば、『アリとキリギリス』のイメージしかない。
遊んでばかりのキリギリス。
そんな訳、あるか!
生き物は皆、頑張ってんだ!!
歯を食いしばって踏ん張り、
楽しく笑って生きようとするのも、簡単なことではない。
愉快で華麗な破滅だ。
かくありたいと思っている私は、
歯を食いしばって、踏ん張って、
こんなことを、頑張っていた。
また、やってしまった・・・。
左右差地獄だ。
1枚、2枚、と編み上げたら
グラデーション色の毛糸のせいで、色合いが一致しない。
ならばと、3枚目を編んだが、やっぱり一致しない。
一応、あっちこっちと組み合わせて履いてみた。
これじゃ、まるで、
寝坊したせいで、慌てて靴下を履いて出かけたもんだから、
左右、違う靴下を履いてきちゃった、あわてん坊さんみたいやないか!
と思った。
そもそも、グラデーション色の毛糸で、
靴下を編んだことが、間違いだったのではないか?
と、やっと気が付いた。
ばかーーーん!
そんな我が家、おたまも、踏ん張っている。
おたま「おら、あや姉と、並んで寛ぐだ。」
そんな真剣な面持ちで?
おたま「あや姉に、ぶん殴られないように歯を食いしばっているだ」
そこまでして頑張る理由は、なんなのだ?
おたま「あっ、静かにするだ。あや姉が睨んでるだ」
おたま「あや姉の側で、愉快に破滅するなら、おらは本望だ」
なんという、一途さよ!