何もなくなってしまうということがどういうことか、見て来ました。
未来都市に張り巡らされた空中道路のような陸前高田の景色に、正直大丈夫なのかなあと感じてしまいました。
山を削ってその土を運ぶ、巨大ベルトコンベヤーなのだそうです。
この土で土地を高くして安全な街を作る計画らしいですが、私は不安になります。
釜石の郷土資料館で見た釜石港湾口防波堤の話が、強く心に残りました。
1978年から30年かけて作り2009年に完成、全長1960m水深63mで2010年にギネス記録認定
それが2011年3月11日に壊れました。
市街地への浸水を6分遅らせたそうなので、助かった命もあったでしょう。
でも反対のこともあったかもしれないと思うのは、田老の堤防のことがあるからです。
来年の3月をめどに復旧工事を進めているそうです。
人間の知恵と力で自然を変えることがいいのだろうか・・・。
福島の原発に関するニュースを見て、本当に真剣にこれからのことを考えなければいけないと思います。
被災された方たちの「帰りたい。でも帰れない。」という言葉の重さが、胸にしみます。