朝から、家の近所で車がすれ違えなくて、一悶着あったのだ。
お嬢は「どうして、あの人怒ってるの?」なんて言ってるし、怒るところじゃないと思うんだけどなぁ。
左側は、ずーっと路上駐車してて、私は右カーブしたところだったから、バックすると当たっちゃいそうなんだけど、あちらさんは、右側に1台車が停まっていただけだから、その車の後に、ひょこっと避ければいいわけです。
あたしなんて避けるところ無いからねっ
当たるの嫌だし、下がりません!じゃなくて、下がれませんのよ(笑)
そんな状況は、誰が見ても一目瞭然で、普通は、あちらが下がるんだよね。
あたしが逆の立場でも、あたしが下がった方が安全だから下がるよね。
ところが、おばちゃん、下がらない。
前に来いと言うから行ったら、あちらも出て来るし、すれ違えるのか。。。と思ったら、5cmくらいで当たりますよ!ってところまで出て来て文句言ってるし。
腹が立つよね!自分!って、自分の準備をしてみたんだけど、不思議な事に腹が立たない。。。
怒りが出て来ない自分に驚きつつ、ご機嫌で、相手の怒りに歪んだ顔を「おもしれ~」って眺めてるんだけど、それは、見下してるんじゃなくて、まるで、自分の子供が暴れてるのを見てる感じに似てて。。。
あまりにもわけわからないから「朝から、何を怒ってるの??? あなた、きっと更年期障害なのよ。あはは。」なんて冗談のつもりだったのが、火に油そそいじゃって、ぎゃはは!!
やっちまった。(。-д-。)ゞヘヘ…
ま、結局は、どうしようもないんで、あちらが下がりましたが、しかし、彼女は汚い言葉をいっぱい吐いてましたわ。
あれ、言えば言うほど、自分が見にくくなるもんですね。
綺麗な服を着て、綺麗にお化粧していたのに、言えば言うほど、顔がみにくく歪んで行ってましたよ。
汚い言葉は、思っても、口から出しちゃいかんですわ。
あの人は、間違いなく、過去のあたしだ。
この世は、全て、幻だし、他人の姿は自分の姿なんだと、よくよく理解できた朝でした。
本当に、あの人は、過去のあたしだった。
1人でわけわからない理屈でわめいて、正義を振りかざして、ああ、恥ずかしい。。。でも、過去の私。。。
もし、彼女が「今の私」だったら、きっと、腹を立てて嫌いになるのだろうなぁ。
過去の私だから、可愛いなって思ったし、大変な人生を歩いてる最中なんだって理解したし、がんばれ!って思ったし、そのひたむきに頑張ってる姿が愛しかったし。
そんな過去の自分を愛せたんだなぁ。。。
ああ、本当に終わったんだと、また、見せてもらったわ。
あの人も、稚恵子さん劇場の役者さんだった。ご協力ありがとう。