もともと、言語での学習がかなり脳疲労を引き起こすので、絵を描かせる、色と遊ばせるってのは、小さい頃からやっていて、それが彼女の自己表現の一つになってたので、まぁ、自閉症だし。。。と思ってやらせてたアートです。
去年の暮れから、土曜日のアートクラスに入ってて、そこは、テーマを決めて、みんなで同じものを作成するタイプのアートクラスで、例えば、マスキングテープでアウトラインを作って、家を描くとか、アクリル板を持ってモデルの顔をトレースするとか、単純にデッサンするとか、何かしら技術を磨くことをやってくれていて、美鞠は楽しみに行ってました。
それが、ここ数回、行きたくないと言う。
人間関係が面倒臭いところじゃなく、うるさい人がいるところじゃなく、穏やかでとても良い環境なんだけど、一体何が??
美鞠に聞いても、ちゃんと答えないし、生理だとか咳だとか、もっともらしいことしか言わないし、真実は、裏側にあるんだけど言わないし。
言わないことを決めつけて「そうなんでしょ!」ってのは、教育上よろしくないんで、言うまで待ってたんですが、とうとう「やめたい」まで言い出したんで、追求することに。
すると、数時間、もちょもちょ言い訳した最後に、「サンドイッチだし。。。」と言い出したwww
出たよ、これだw
しかし、親として、お昼ご飯がサンドイッチしか出ないから行きたくないと、駄々をこねてるなんて信じたくない気持ちがまさり、直接言葉で聞いても、どうも信じられず、とりあえず、第二理由の「ちゃんとコミュニケーションができなくて、プチパニックを起こしてしまうのが心地悪いのと、脳疲労起こして休みたい時に休ませてもらえないのが辛い」って理屈で、センターの人に話をしてみた。
美鞠が暴れる子供じゃないので、まぁ、考える時間と余裕を与えてあげましょうってのと、時間をください、待ってくださいと声に出す訓練をしましょうってのを理解してくれたので、ああ良かった、さあ、アートルームへ行きなさいな♡ と、なったのに。
美鞠「ママ、あの、ほら、お昼ご飯が。。。」
やっぱり、それかい!!!!!!!!!
それ、言わなくちゃいけないのかい!!!!!!!!!
サンドイッチ嫌ですってのを、ママが言うまではアートルームへ行きたくないらしく、じーっとそこで見届けている美鞠。
まさか、サンドイッチが原因で行きたくないとゴネてるなんて恥ずかしいと思うママ。
一瞬固まったけど、言わずに終わらせられない感じなので、「実は。。。」
もう、恥ずかしい。
大爆笑だった。
すみません、お弁当持たせますけど、良いですか?(/ω\*)
センターの人は、たかが食べ物でアートを止めるのはもったいないことだし、アートを続けることが大事ですよ〜
美鞠は才能がありますから!
と言ってくれて(ありがたいお言葉です)、無事美鞠ちゃんはアートルームへ。
その後、何やら、その「才能」どっちゃらは、本気だったらしく、美鞠の作った作品を展覧会に出すとな。
来週の木曜日が締め切りで、申込書を送らなくちゃいけないんだとな。
慌てて家に戻って、作品を取りに行って、申請書類を書いて帰宅。
よくわかってなかったんだけど、今年は、これから3つの展覧会に出品申し込みして、うまく行ったら選ばれて展示されるんだとな。
私、アートの人じゃないので、絵の素晴らしさが理解できず、こんなの誰でも描けるじゃん?って思っちゃうので、こう言うわかる人がいるのが助かります。
こうやって、これからの数年、美鞠はこのセンターの広告塔になるべく、せっせと作品を作って、あちこちに出すんだそうです。美鞠ともう一人の男の子が、選ばれたんですが、もう一人の男の子は、なんだか美鞠に影響を受けて、良い作品を作り出してるんだそうです。
美鞠は何もしてないんですが(話せないし)、居るだけで、周りに良い影響を与えられるなら、それは素晴らしいことじゃないかと思います。
頑張ってますね、美鞠ちゃん。
さて、無事に選ばれたら良いなぁ〜