
(前祭の宵々山・・・暮れなずむ、この時間が好きです)
暑中お見舞い申し上げます
連日37℃を越え、熱中症が心配されますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
PCを置いている小部屋にクーラーがなく、PC移動もままならず、
ブログをご無沙汰しております。
・・・とここまで書きましたら、以心伝心。
庭にたっぷり水が撒かれ、涼風が小部屋(書斎兼物置)を通り抜けていきます。

イメージ(露を含んだ金毛院の露地)
祇園囃子とともに熱い暑い夏がやってきました。
思えば・・・京都へ家うつりしてクローズしていた「暁庵の茶事クロスロード」を
再開したのは「祇園祭」に感動したからでした・・・。
今年も祇園祭を楽しみましたが、暑さに負け、おまけに夏風邪をひき、
前祭は宵々山と宵山、後祭は宵々山と、夜のみの徘徊となりました。


7月15日、先ず八坂神社へお詣りしました。
境内では白木槿の「祇園守り」が売られていましたが、これから宵々山へ
繰り出すので涙を呑みました。
三基の神輿が鎮座している前で、ばったり権禰宜さんにお会いでき、びっくり!
これもお詣りのお蔭かもしれませんね。

芦刈山の前懸・・山口華楊原画の段通「凝視」

蟷螂山のおみくじに長い列
前祭の宵々山は、保昌山-岩戸山-木賊山-太子山-油天神山-芦刈山
-蟷螂山 と廻りました。
夕闇が迫る中、提灯が次第にその輝きを増し、浴衣を着た人々のシルエット、
かわいらしい子供たちの掛け声が宵山独特の風情をかもしだしています。
会所めぐりをすると、素晴らしい懸想品に見惚れ、新しい発見があります。
熱心に説明してくださる山を守る人たちとの触れ合いも嬉しいことでした。

素晴らしい懸想品ですが、どこの山だったかしら?
7月16日、大学時代の友人MさんとTさんが祇園祭へやってきました。
夕方5時半頃、長刀鉾、函谷鉾、月鉾を見に四条通りへさしかかると、
人の流れがぶつかり合い、進むどころではなく押し倒されそうでした。
地元の方でしょうか?
「魔の30分といって、歩行者天国になる前の30分が一番危険なの・・」
まさしく、一人倒れれば将棋倒しになり、死者が出るような怖さを感じ、
車道の方へみんなで逃げました。

屏風祭・・・町家で秘蔵の屏風や美術品を飾ります
明るいうちに最初の訪問先「杉本家住宅」へ到着、
暮れゆく庭の風情を愛でながら、伝統ある町家の夏座敷、
客間に飾られた「秋草屏風」(俵屋宗達)などを拝見しました。
ご当主夫人が庭に水を撒いてくださいました。
年季の入った水の撒き方に感動して、ついお声を掛けてしまいました。
すると、「灯篭に灯を入れますので、少しお待ちください」
次々と灯籠に灯が入り、そこだけ別の時間が流れていくようでした。


船鉾の上から新町通を見る
大学時代の友人K氏と「エール新町」で合流し、5人で夕食を楽しみ、
学生時代に一瞬戻ったような・・・。
みんなで船鉾見学に1時間並びましたが、最終回に入れてヨカッタ!
船鉾の上へ座ると、思いがけない高さで、囃子方が座る欄干も狭く、
揺れ動く鉾の上の囃子方の苦労を初めて知りました。
天井に華麗な花が描かれ、今年の花は「茶の花」だとか。
鶏鉾の見送、16世紀にベルギ-で造られたという毛氈を堪能し、
函谷鉾の前を通り過ぎると、お囃子が急を告げて、函谷鉾の提灯落しが・・・。
(提灯落しは船鉾に並んだ時に、相模原市から毎年祇園祭に来ているという
女性から初めて聞きました)
宵山最後のクライマックス、提灯落しを待っていると、あっ!という間でした。
見たのか、見なかったのか・・・提灯が消えると、サッと一斉に落ちました。

函谷鉾の提灯落しの直前(瞬間は撮れず・・)
こうして前祭の宵山を終わり、翌日の巡行はテレビ観戦とあいなりましたが、
友人MさんとTさんは元気よく走り回って巡行を観たそうです。
暑中お見舞い申し上げます
連日37℃を越え、熱中症が心配されますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
PCを置いている小部屋にクーラーがなく、PC移動もままならず、
ブログをご無沙汰しております。
・・・とここまで書きましたら、以心伝心。
庭にたっぷり水が撒かれ、涼風が小部屋(書斎兼物置)を通り抜けていきます。

イメージ(露を含んだ金毛院の露地)
祇園囃子とともに熱い暑い夏がやってきました。
思えば・・・京都へ家うつりしてクローズしていた「暁庵の茶事クロスロード」を
再開したのは「祇園祭」に感動したからでした・・・。
今年も祇園祭を楽しみましたが、暑さに負け、おまけに夏風邪をひき、
前祭は宵々山と宵山、後祭は宵々山と、夜のみの徘徊となりました。


7月15日、先ず八坂神社へお詣りしました。
境内では白木槿の「祇園守り」が売られていましたが、これから宵々山へ
繰り出すので涙を呑みました。
三基の神輿が鎮座している前で、ばったり権禰宜さんにお会いでき、びっくり!
これもお詣りのお蔭かもしれませんね。

芦刈山の前懸・・山口華楊原画の段通「凝視」

蟷螂山のおみくじに長い列
前祭の宵々山は、保昌山-岩戸山-木賊山-太子山-油天神山-芦刈山
-蟷螂山 と廻りました。
夕闇が迫る中、提灯が次第にその輝きを増し、浴衣を着た人々のシルエット、
かわいらしい子供たちの掛け声が宵山独特の風情をかもしだしています。
会所めぐりをすると、素晴らしい懸想品に見惚れ、新しい発見があります。
熱心に説明してくださる山を守る人たちとの触れ合いも嬉しいことでした。

素晴らしい懸想品ですが、どこの山だったかしら?
7月16日、大学時代の友人MさんとTさんが祇園祭へやってきました。
夕方5時半頃、長刀鉾、函谷鉾、月鉾を見に四条通りへさしかかると、
人の流れがぶつかり合い、進むどころではなく押し倒されそうでした。
地元の方でしょうか?
「魔の30分といって、歩行者天国になる前の30分が一番危険なの・・」
まさしく、一人倒れれば将棋倒しになり、死者が出るような怖さを感じ、
車道の方へみんなで逃げました。

屏風祭・・・町家で秘蔵の屏風や美術品を飾ります
明るいうちに最初の訪問先「杉本家住宅」へ到着、
暮れゆく庭の風情を愛でながら、伝統ある町家の夏座敷、
客間に飾られた「秋草屏風」(俵屋宗達)などを拝見しました。
ご当主夫人が庭に水を撒いてくださいました。
年季の入った水の撒き方に感動して、ついお声を掛けてしまいました。
すると、「灯篭に灯を入れますので、少しお待ちください」
次々と灯籠に灯が入り、そこだけ別の時間が流れていくようでした。


船鉾の上から新町通を見る
大学時代の友人K氏と「エール新町」で合流し、5人で夕食を楽しみ、
学生時代に一瞬戻ったような・・・。
みんなで船鉾見学に1時間並びましたが、最終回に入れてヨカッタ!
船鉾の上へ座ると、思いがけない高さで、囃子方が座る欄干も狭く、
揺れ動く鉾の上の囃子方の苦労を初めて知りました。
天井に華麗な花が描かれ、今年の花は「茶の花」だとか。
鶏鉾の見送、16世紀にベルギ-で造られたという毛氈を堪能し、
函谷鉾の前を通り過ぎると、お囃子が急を告げて、函谷鉾の提灯落しが・・・。
(提灯落しは船鉾に並んだ時に、相模原市から毎年祇園祭に来ているという
女性から初めて聞きました)
宵山最後のクライマックス、提灯落しを待っていると、あっ!という間でした。
見たのか、見なかったのか・・・提灯が消えると、サッと一斉に落ちました。

函谷鉾の提灯落しの直前(瞬間は撮れず・・)
こうして前祭の宵山を終わり、翌日の巡行はテレビ観戦とあいなりましたが、
友人MさんとTさんは元気よく走り回って巡行を観たそうです。
