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(つづき)
大・・・小・・中・中・・・大
銅鑼の音色を心に留めて席入しました。
後座の席入がとても楽しみです。
花は廻り花、花寄せのどちらかしら、?
且坐、それとも仙遊かしら?
花入がたくさん並んでいるので、花寄せのようです。
点前座には寿棚(淡々斎好み)、砂金袋の水指、
茶入が水指前に置かれているので、且坐とわかります。
炉中を拝見すると、火相も湯相も頃合い好く湯気が上がっています。
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花台が運ばれました。
今は大寒、花の少ない時期にもかかわらず、茶花好きのSさまが
丹精された花々が花台からあふれんばかりです。
花器を選び、花を選び、思い思いに入れていくのですが、
その人なりの個性が感じられ、それも含めて楽しみな花寄せです。
中釘の真っ青な竹花入が目に留まり、ピンクの椿を一枝生け、
水を注しました。
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廻り炭、廻り花が終わり、次は且坐(お香と濃茶)です。
香盆が持ち出され、「何卒お香を」とご亭主。
正客がお香を焚くと、上品な香が漂ってきました。伽羅でしょうか。
静かに精神を集中して香を聞くひと時・・・
まさに「静中成友 塵裏倫閑」
(静かの中に真の友を得る 世俗の繁忙の中に憩いが見つかる)
さらに「能除汚穢 能覚睡眠」
(けがれを取り除き、佳く睡眠から目覚める)
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お腹がいっぱいで少し眠くなるような後座ですが、
お香と濃茶がしっかり目覚めさせてくれます。
濃茶点前になり、嶋台の鶴茶碗で濃茶が練られ、客一同頂戴しました。
濃茶は慶知の昔(小山園)、マイルドで甘みを感じます。
「薄茶は花月で」
ご亭主から挨拶があり、客一同、帛紗を腰に付けて四畳半へ入りました。
折据を廻し、花を引くと点前をし、月が茶を飲みます。
菓子付なので茶巾で折据を回し、回し終えると札を開け、名乗ります。
お道具を拝見しました。
遠目で「渋いけれど唐津かしら?窯元は?」と気になっていた茶入は、
出雲楽山焼・長岡空味造でした。
枯淡の味わい深い肩衝は、渋好みのご亭主にぴったり!と納得です。
茶杓は銘「知足」、法谷文雅和尚作です。
お仕覆はえ~と・・・思い出したら追加します。
薄器は住吉蒔絵の茶器でした。
拝見の道具が戻り、ご亭主と正客が挨拶をかわし、薄器が棚に飾られ、
ご亭主が道具を持って立つと同時に、正客は干菓子器を持ち、
連客とも八畳に戻り、帛紗を懐中します。
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干菓子は今日庵初釜の引き出物
最後の一二三之式になりました。
皆さま、さらさらと札を入れ、ご亭主は札を拝見して
「過分の評価を頂きまして・・・」 感無量のようでした。
こちらこそ、ご準備などお世話になり、ありがとうございます。
最後のご挨拶になり、
「お招き頂いて、今年もまたいちねん会の皆さまとご一緒に
愉しく五事式ができて、嬉しゅうございました。
ステキなお仲間に心から感謝いたします・・・」
「百花為誰開」(ひゃっか たがためにかひらく)
春になれば毎年変わることなく、たくさんの花が咲き乱れます。
花は誰のためでもなく自分の命のおもむくままに無心に咲いています。
毎年、いちねん会の皆さまと五事式の花を咲かせたいものです。
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2014年五事式に招かれて-1へ戻る
大・・・小・・中・中・・・大
銅鑼の音色を心に留めて席入しました。
後座の席入がとても楽しみです。
花は廻り花、花寄せのどちらかしら、?
且坐、それとも仙遊かしら?
花入がたくさん並んでいるので、花寄せのようです。
点前座には寿棚(淡々斎好み)、砂金袋の水指、
茶入が水指前に置かれているので、且坐とわかります。
炉中を拝見すると、火相も湯相も頃合い好く湯気が上がっています。
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花台が運ばれました。
今は大寒、花の少ない時期にもかかわらず、茶花好きのSさまが
丹精された花々が花台からあふれんばかりです。
花器を選び、花を選び、思い思いに入れていくのですが、
その人なりの個性が感じられ、それも含めて楽しみな花寄せです。
中釘の真っ青な竹花入が目に留まり、ピンクの椿を一枝生け、
水を注しました。
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廻り炭、廻り花が終わり、次は且坐(お香と濃茶)です。
香盆が持ち出され、「何卒お香を」とご亭主。
正客がお香を焚くと、上品な香が漂ってきました。伽羅でしょうか。
静かに精神を集中して香を聞くひと時・・・
まさに「静中成友 塵裏倫閑」
(静かの中に真の友を得る 世俗の繁忙の中に憩いが見つかる)
さらに「能除汚穢 能覚睡眠」
(けがれを取り除き、佳く睡眠から目覚める)
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お腹がいっぱいで少し眠くなるような後座ですが、
お香と濃茶がしっかり目覚めさせてくれます。
濃茶点前になり、嶋台の鶴茶碗で濃茶が練られ、客一同頂戴しました。
濃茶は慶知の昔(小山園)、マイルドで甘みを感じます。
「薄茶は花月で」
ご亭主から挨拶があり、客一同、帛紗を腰に付けて四畳半へ入りました。
折据を廻し、花を引くと点前をし、月が茶を飲みます。
菓子付なので茶巾で折据を回し、回し終えると札を開け、名乗ります。
お道具を拝見しました。
遠目で「渋いけれど唐津かしら?窯元は?」と気になっていた茶入は、
出雲楽山焼・長岡空味造でした。
枯淡の味わい深い肩衝は、渋好みのご亭主にぴったり!と納得です。
茶杓は銘「知足」、法谷文雅和尚作です。
お仕覆はえ~と・・・思い出したら追加します。
薄器は住吉蒔絵の茶器でした。
拝見の道具が戻り、ご亭主と正客が挨拶をかわし、薄器が棚に飾られ、
ご亭主が道具を持って立つと同時に、正客は干菓子器を持ち、
連客とも八畳に戻り、帛紗を懐中します。
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干菓子は今日庵初釜の引き出物
最後の一二三之式になりました。
皆さま、さらさらと札を入れ、ご亭主は札を拝見して
「過分の評価を頂きまして・・・」 感無量のようでした。
こちらこそ、ご準備などお世話になり、ありがとうございます。
最後のご挨拶になり、
「お招き頂いて、今年もまたいちねん会の皆さまとご一緒に
愉しく五事式ができて、嬉しゅうございました。
ステキなお仲間に心から感謝いたします・・・」
「百花為誰開」(ひゃっか たがためにかひらく)
春になれば毎年変わることなく、たくさんの花が咲き乱れます。
花は誰のためでもなく自分の命のおもむくままに無心に咲いています。
毎年、いちねん会の皆さまと五事式の花を咲かせたいものです。
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