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占出山の社(会所)
7月13日(土)、菊水鉾の茶席と北観音山の曳き初めへ行くつもりでいたら、
昼頃急に雷雨があり、出鼻をくじかれました。
雨があがったので、もう大丈夫かしら? と出かけました。
山鉾の挽き初めも感動ものですが、
山鉾を華麗に彩る山飾りが宵山の期間だけ展示公開されています。
ぶらぶら見て歩くのも宵山の楽しみの一つです。
最初に寄ったのが占出山(うらでやま、錦小路通室町東入)。
神功皇后が新羅出兵の折に肥前国の松浦川で鮎を釣って戦勝を占ったという
故事に由来し、 「鮎釣山(あゆつりやま)」とも呼ばれています。
占出山には他の山鉾にはない小さな社(会所)があり、ご神体は神功皇后です。
神功皇后は懐妊中に出兵し、凱旋後に無事出産したことから
「安産の神」として古くから信仰され、
社では安産祈願のお守りや腹帯を授与しています。
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私が訪れた時にも安産のお守りを求めている女性がいらっしゃいました。
占出山の巡行順番が早いと、その年のお産は安産だといわれていますが、
2013年は12番です。
社の反対側に展示場があって、
日本三景より前懸は「宮島」、胴懸は「松島」と「天橋立」の綴錦、
新調された「三十六歌仙」の刺繍絵の水引などが展示されていました。
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三十六歌仙(水引)と松島(胴懸)
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三十六歌仙(水引)と宮島(前懸)
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精巧な刺繍にうっとり
ここでバケツをひっくり返したような大雨に合い、
しばらく展示品と稲光の空を眺めながら雨宿りです。
小雨になったので菊水鉾の茶席へ向かいました。
歩いて5分もかからない近さなのですが、途中雨宿りをしながら・・・。
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雨の菊水鉾
茶席は会所の2階で、
初日は昨年と同じ、裏千家流の鈴木宗博先生のお席でした。
鈴木先生のお点前でしたが、途中からなので拝見できず残念・・・。
鈴木先生もお運びの方も涼しげな浴衣姿で、祭りらしさを感じます。
雨にもかかわらず着物姿の女性がたくさん参加しているのにもびっくり、
白い菊皿にのった「したたり」(亀廣永製)が運ばれ、
刷毛目の数茶碗で薄茶をたっぷり頂戴しました。
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菊水鉾の茶席にて
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目を惹いたのは水指で、菊水鉾のような水指でした。
これは13日限り・・・と会記にありましたが、何の説明もお話もなく、
ものたらなく感じたのは私だけでしょうか?
宵山の山鉾で唯一の、皆が楽しみにしている茶席なのですから
一席ずつ時間と人数を決めて、もう少し丁寧に応対して頂けないかしら?
トコロテンのような押し出し方式が残念に思いました・・・。
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気を取り直して「北観音山」の曳き初めへ向かいました。
また、雨が・・・・。
祇園祭2013の項 次へ
7月13日(土)、菊水鉾の茶席と北観音山の曳き初めへ行くつもりでいたら、
昼頃急に雷雨があり、出鼻をくじかれました。
雨があがったので、もう大丈夫かしら? と出かけました。
山鉾の挽き初めも感動ものですが、
山鉾を華麗に彩る山飾りが宵山の期間だけ展示公開されています。
ぶらぶら見て歩くのも宵山の楽しみの一つです。
最初に寄ったのが占出山(うらでやま、錦小路通室町東入)。
神功皇后が新羅出兵の折に肥前国の松浦川で鮎を釣って戦勝を占ったという
故事に由来し、 「鮎釣山(あゆつりやま)」とも呼ばれています。
占出山には他の山鉾にはない小さな社(会所)があり、ご神体は神功皇后です。
神功皇后は懐妊中に出兵し、凱旋後に無事出産したことから
「安産の神」として古くから信仰され、
社では安産祈願のお守りや腹帯を授与しています。
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私が訪れた時にも安産のお守りを求めている女性がいらっしゃいました。
占出山の巡行順番が早いと、その年のお産は安産だといわれていますが、
2013年は12番です。
社の反対側に展示場があって、
日本三景より前懸は「宮島」、胴懸は「松島」と「天橋立」の綴錦、
新調された「三十六歌仙」の刺繍絵の水引などが展示されていました。
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三十六歌仙(水引)と松島(胴懸)
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三十六歌仙(水引)と宮島(前懸)
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精巧な刺繍にうっとり
ここでバケツをひっくり返したような大雨に合い、
しばらく展示品と稲光の空を眺めながら雨宿りです。
小雨になったので菊水鉾の茶席へ向かいました。
歩いて5分もかからない近さなのですが、途中雨宿りをしながら・・・。
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雨の菊水鉾
茶席は会所の2階で、
初日は昨年と同じ、裏千家流の鈴木宗博先生のお席でした。
鈴木先生のお点前でしたが、途中からなので拝見できず残念・・・。
鈴木先生もお運びの方も涼しげな浴衣姿で、祭りらしさを感じます。
雨にもかかわらず着物姿の女性がたくさん参加しているのにもびっくり、
白い菊皿にのった「したたり」(亀廣永製)が運ばれ、
刷毛目の数茶碗で薄茶をたっぷり頂戴しました。
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菊水鉾の茶席にて
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目を惹いたのは水指で、菊水鉾のような水指でした。
これは13日限り・・・と会記にありましたが、何の説明もお話もなく、
ものたらなく感じたのは私だけでしょうか?
宵山の山鉾で唯一の、皆が楽しみにしている茶席なのですから
一席ずつ時間と人数を決めて、もう少し丁寧に応対して頂けないかしら?
トコロテンのような押し出し方式が残念に思いました・・・。
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気を取り直して「北観音山」の曳き初めへ向かいました。
また、雨が・・・・。
祇園祭2013の項 次へ
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