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2月最初の先生宅の稽古は逆勝手と大炉でした。
床には大津絵・鬼の寒念仏の色紙が掛けられています。
水屋がすっかり変わっていて、いつもは閉まっている火頭口が茶道口になっています。
逆勝手の初炭からご指導頂きました。
炭をいつもと逆に組み、羽根は右羽根(風炉用)です。
足運びは本勝手と逆になり、
客付の足で越すように身体を動かせばよいのですが、
つい頭で「左・・右・・」と考えてしまいます。
炭斗は炉の左側(勝手付)に置きますが、
ほんのちょっと炭斗の位置が変わっただけなのに
丸管と割管、さらに枝炭を掴むのに苦労しました。
「角度を考えて、横からではなくなるべく正面から持つと好いですよ」と先生。
家でも逆勝手の炭を稽古をしなきゃ・・・と思いました。
Kさんが逆勝手薄茶点前を筒茶碗でしました。
筒茶碗から絞り茶巾を出して釜の蓋上に置き、湯を汲んでから茶筅を入れて
そのまま置いて茶碗を温めます。
その間に絞り茶巾を畳みかえて蓋上へ戻します。
茶筅通しをして湯を建水へ捨てます。
茶巾を人差し指と中指の二本でつまみ、茶椀の内底を「い」「り」と拭いたあとに、
茶巾を右膝上で茶碗へ掛け、茶碗を拭きます。
拭き終わると、茶巾で縁を持ったまま茶碗を右片手で正面へ置きます。
茶巾を抜き取り、畳んで蓋置の上へ戻します。
「そこで茶巾を畳むときは左手にのせずに
指先だけで畳んでみてください。このようにして・・」とご指導がありました。
Kさんがやり直すと、見違えるように美しい所作になりました。
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筒茶碗は、縦のヘラ目に白い釉薬が雪のようにかかる赤楽です。
熱い薄茶をゆっくりと頂戴しました。
あとで伺うと、光悦写しで銘「雪片」だそうです。
それから、私は逆勝手で濃茶点前を見て頂き、午後は大炉の稽古になりました。
炉に延長して大炉の寸法の一尺八寸(54.5センチ)を測り、
ガムテープを貼って大炉が出来上がりです。
大炉の左上角に湿し灰に灰匙をさした灰器が置かれました。
大炉の初炭手前はKさんです。
大炉の炭手前はめったにできませんが、雪輪瓦や大釜が厳冬の風情を増し、
とくに焙烙を使う後炭手前が大好きです。
大炉では初炭も後炭も羽箒の掃き方は同じで、
初掃き10、中掃き6、後掃き6とのことでした。
続いて、大炉で私が筒茶碗、Kさんが濃茶点前を見て頂きました。
先生を見習って、私も家に帰ったら、大炉をガムテープで作って
茶事に添って稽古してみよう・・・と思ったことでした。
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床には大津絵・鬼の寒念仏の色紙が掛けられています。
水屋がすっかり変わっていて、いつもは閉まっている火頭口が茶道口になっています。
逆勝手の初炭からご指導頂きました。
炭をいつもと逆に組み、羽根は右羽根(風炉用)です。
足運びは本勝手と逆になり、
客付の足で越すように身体を動かせばよいのですが、
つい頭で「左・・右・・」と考えてしまいます。
炭斗は炉の左側(勝手付)に置きますが、
ほんのちょっと炭斗の位置が変わっただけなのに
丸管と割管、さらに枝炭を掴むのに苦労しました。
「角度を考えて、横からではなくなるべく正面から持つと好いですよ」と先生。
家でも逆勝手の炭を稽古をしなきゃ・・・と思いました。
Kさんが逆勝手薄茶点前を筒茶碗でしました。
筒茶碗から絞り茶巾を出して釜の蓋上に置き、湯を汲んでから茶筅を入れて
そのまま置いて茶碗を温めます。
その間に絞り茶巾を畳みかえて蓋上へ戻します。
茶筅通しをして湯を建水へ捨てます。
茶巾を人差し指と中指の二本でつまみ、茶椀の内底を「い」「り」と拭いたあとに、
茶巾を右膝上で茶碗へ掛け、茶碗を拭きます。
拭き終わると、茶巾で縁を持ったまま茶碗を右片手で正面へ置きます。
茶巾を抜き取り、畳んで蓋置の上へ戻します。
「そこで茶巾を畳むときは左手にのせずに
指先だけで畳んでみてください。このようにして・・」とご指導がありました。
Kさんがやり直すと、見違えるように美しい所作になりました。
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筒茶碗は、縦のヘラ目に白い釉薬が雪のようにかかる赤楽です。
熱い薄茶をゆっくりと頂戴しました。
あとで伺うと、光悦写しで銘「雪片」だそうです。
それから、私は逆勝手で濃茶点前を見て頂き、午後は大炉の稽古になりました。
炉に延長して大炉の寸法の一尺八寸(54.5センチ)を測り、
ガムテープを貼って大炉が出来上がりです。
大炉の左上角に湿し灰に灰匙をさした灰器が置かれました。
大炉の初炭手前はKさんです。
大炉の炭手前はめったにできませんが、雪輪瓦や大釜が厳冬の風情を増し、
とくに焙烙を使う後炭手前が大好きです。
大炉では初炭も後炭も羽箒の掃き方は同じで、
初掃き10、中掃き6、後掃き6とのことでした。
続いて、大炉で私が筒茶碗、Kさんが濃茶点前を見て頂きました。
先生を見習って、私も家に帰ったら、大炉をガムテープで作って
茶事に添って稽古してみよう・・・と思ったことでした。
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単純に不思議に思ってしまいました。
私もお稽古場の写真は控えていますので、
よく分ります。
先生の道場ですものね。
それにしましても、梅の古木の屏風は魁の趣きに溢れていますね。
水墨画でしょうか。いいですね。
2月ということで梅の絵の写真を掲載しました。
お稽古の写真はなるべく撮らないようにしていますので・・・。
どうぞご理解ください。
久しぶりの大炉の稽古で、大好きな炭手前の拝見でしたが、
灰の撒き方、羽箒の掃き方をすっかり忘れていました。
能活という意味でも、一年に一度でも大炉の稽古をしたいと思います。
大炉のある茶室を借りたこともあるそうです。
Kさん宅には大炉があるので、そちらで大炉の稽古も考えたのですが、
先生が茶会準備でお忙しく、Kさん宅が遠いこともあって今年は断念しました。
それでも大炉の稽古をしてくださる、先生のお気持ちが二人ともとても嬉しかったです。
鬼の寒念仏なんて二月にぴったりの掛物ですね。
私も30数年前、三井寺の門前で買った「鬼の念仏」の版画を数年前に表装したのですが、
ユーモラスな鬼なので二月になると掛けたりします。
そういえば、新宿の七福神巡りをしたとき、
あるお寺で「鬼は内」と豆を中にまいて下さいと言われた事がありましたので、そのとき鬼子母神も改心したことを想い出したりしました。
私の今日の稽古も多分大炉だと思いますが、
イメージトレーニングしながらの道すがらになってしましますが、茶はそのような意味で
婚活、就活ならぬ脳活だと思ったりしています。
長々の長文失礼しました。