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花についてきたカマキリ
毎夜、コオロギの演奏を聴きながら、いつのまにか眠りについています。
あと幾夜 土間のコオロギ友として
灑雪庵に夢むすぶかな
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長月の自主稽古(風炉)をだいぶ前の9月5日にしました。
Sさんの真之炭手前から始まり、Yさんの真之行、私は大円之草でした。
その頃の京都は天候不順、
朝は好天でも、いつゲリラ雨に襲われるか・・・そんな日々でした。
自主稽古は13時から17時頃なので
午前中に掃除、灰形、炭などの準備をします。
お軸は何にしようかしら? このままでいいかしら?
そうだ、お花はどうしょう? 今から買いに行こうかしら?
そんな時にチャイムが鳴りました。
もうびっくり!です。
私の独り言が聞こえたみたいで、
お隣の庵主さまが花をいっぱいくださいました。
「これから大雨になりそうなので、咲いている花を切って持ってきました。
どうぞ、つかっておくれやす・・・」
萩、水引、木槿など手いっぱいの秋の花をいただいて幸せでした。
分けて活けるのも惜しく、大きな花入を探していましたら、閃きが・・・
。
「そうだわ!
縁の下に転がっていた割れ壷に活けてみよう」
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秋の花を秘蔵(?)の割れ壷へ
(お軸は掛けずに・・・)
さて、私が稽古した大円之草ですが、他の奥伝と少し変わっています。
奥伝の中でただ1つの草の点前ですが、台子を使わず
道具組や点前は行之行に準じています。
例えば、天目茶碗や天目台、和物茶入、唐物茶入は伝来の確かなもの、
茶杓は元節、盆は円能斎または淡々斎好の大円盆を使います。
水指は一重口で、瀬戸のような古窯でしょうか。
水指の蓋、元々は共蓋だったそうですが、今は塗り蓋が主流となっています。
建水は唐銅、蓋置は竹。
水指の蓋を置く位置と、開けるときの所作(通り道)に悩みましたが、
先日、S先生のお稽古へ伺い、すっきり解決しました。
最初に、建水、蓋置、柄杓の持ち出し方や扱い、
蓋置を置く位置もユニークです。
とても不思議で、一度疑問が解決しても、また新たな疑問が・・・。
でもね! 不思議な、次々疑問が湧いてくる点前って、わくわくしませんか?
それも、何度もやっている内に、やっと疑問が湧いてくるのですから
自主稽古を継続する大切さを今頃になって実感しています。
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毎夜、コオロギの演奏を聴きながら、いつのまにか眠りについています。
あと幾夜 土間のコオロギ友として
灑雪庵に夢むすぶかな
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長月の自主稽古(風炉)をだいぶ前の9月5日にしました。
Sさんの真之炭手前から始まり、Yさんの真之行、私は大円之草でした。
その頃の京都は天候不順、
朝は好天でも、いつゲリラ雨に襲われるか・・・そんな日々でした。
自主稽古は13時から17時頃なので
午前中に掃除、灰形、炭などの準備をします。
お軸は何にしようかしら? このままでいいかしら?
そうだ、お花はどうしょう? 今から買いに行こうかしら?
そんな時にチャイムが鳴りました。
もうびっくり!です。
私の独り言が聞こえたみたいで、
お隣の庵主さまが花をいっぱいくださいました。
「これから大雨になりそうなので、咲いている花を切って持ってきました。
どうぞ、つかっておくれやす・・・」
萩、水引、木槿など手いっぱいの秋の花をいただいて幸せでした。
分けて活けるのも惜しく、大きな花入を探していましたら、閃きが・・・
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「そうだわ!
縁の下に転がっていた割れ壷に活けてみよう」
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秋の花を秘蔵(?)の割れ壷へ
(お軸は掛けずに・・・)
さて、私が稽古した大円之草ですが、他の奥伝と少し変わっています。
奥伝の中でただ1つの草の点前ですが、台子を使わず
道具組や点前は行之行に準じています。
例えば、天目茶碗や天目台、和物茶入、唐物茶入は伝来の確かなもの、
茶杓は元節、盆は円能斎または淡々斎好の大円盆を使います。
水指は一重口で、瀬戸のような古窯でしょうか。
水指の蓋、元々は共蓋だったそうですが、今は塗り蓋が主流となっています。
建水は唐銅、蓋置は竹。
水指の蓋を置く位置と、開けるときの所作(通り道)に悩みましたが、
先日、S先生のお稽古へ伺い、すっきり解決しました。
最初に、建水、蓋置、柄杓の持ち出し方や扱い、
蓋置を置く位置もユニークです。
とても不思議で、一度疑問が解決しても、また新たな疑問が・・・。
でもね! 不思議な、次々疑問が湧いてくる点前って、わくわくしませんか?
それも、何度もやっている内に、やっと疑問が湧いてくるのですから
自主稽古を継続する大切さを今頃になって実感しています。
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