シャシーダイナモテスターで一言
ここの所、Porsche 996のECUチューニングを立て続きに実施しています。
測定すれば直ぐにわかることなのですが、思っている以上にパワーが出ていません。
印象的には、かなりのパワーダウンと言った感じでしょうか。
キチンとパワーチェックを掛けながらSET UP。
27MSが導入した最新シャシーダイナモであれば、安全に測定が可能です。
ブルー:純正
レッド : 27MSデーター
ブルーのラインは上下していますが、A/Fが合っていないんですね。
これが純正??と思わせるようなデーターですが、他996も同じよな傾向なのです。
タイヤを外すダイナパックが、タイヤスリップがなくて”最も正確な測定装置”っとHPで謳うSHOPさんが多いようですが、ドラッグ1000PS仕様の強烈レース車両ならいざ知らず、ローラー式であってもその精度は確かです。
事実、フェラーリ、ポルシェ、アウディ、ゴルフっと名だたる欧州車を測定しても、その繰り返すパワーチェックの再現性は正確です。
つまり、タイヤスリップでグラフが乱れるようことは確認されていません。
必要にして十分なのです。
前後のローラーが油圧制御でリンクしていますので、4輪が回転します。
つまり、走行状態を再現できるわけで、ECUのチェックが入らないのは最大のアピールポイント。
この機種は当社が日本初導入。
一方で、計測はローラーにせよ、ダイナパックのハブローターにせよ、トルク・馬力に換算しなくてはなりません。
トルクの換算には通常”ロードセル”という荷重計が使われます。
エンジンベンチで使われるタイプです。
当社のDIM-TECH社製 DYNO-RACEでは当然ながらこのロードセルが使われています。
電気負荷装置に備えられています。
一方ダイナパックでは、内部に発生する油圧をトルクに変換します。
油圧は温度によっても粘性変化がおき、また脈動が発生し安定しにくい面もあります。
加えてロードセルによるトルク換算に比べると、同等且つそれ以上の精度とは考えにくいです。
また、タイヤはトラブルが発生した際には、衝撃を吸収する保護的な役目もあり、ユーザーにとっては大事な愛車、当社にとっては大事な設備を守ることができます。
ただ、タイヤの変磨耗・劣化によっては、ローラー上での振動なども発生することから、事前配慮は当然必要です。
それぞれに一長一短があるわけですが、大事なことは同一テスターで繰り返し検証・確認を行うことであり、テスターが異なる場合は、それぞれの測定パワーでの優劣比較検討は無意味です。
ロス馬力はローラー式でなせる測定項目。
ダイナパックではできません。
だからといって、係数1.1やら1.2を適当にかける事は馬鹿げた話で、ロス馬力がエンジンパワーに比例して10%増し、あるいは20%増しになるわけがありません。
単なるSHOPさんの都合による帳尻合わせのようなもので、テスター測定値に適当係数を掛ける事も無意味なのです。
大切な事は、同一テスターで測定を繰り返すこと。
そしてその得られたデーター上で比較検討をし、向上に繋げることなのです。
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ハイ、話が大変長くなりましたが、27MS&MARUHAのブログの時間です。
何やら、大学受験で入試問題漏えいが事件化。
警察まで動き始めて、これは大事になっています。
堂々とやりましょうよ。
世の中、一寸先は闇・・これは”闇”が間違いで一寸先は”真っ白”が正解!
誰も分からんし、努力すれば報われるわけでもない。
価値観も幸福感も人それぞれ。
名門大学はすばらしい所ですが、世の中それだけじゃぁ~ない。
目の前のことを一生懸命やる。が先ず大事なんだよな。
そして結果を受け入れる・・ラッキーも残念も両方ありますなぁ、世の中。
妨害電波で大学包囲?? クダラネ。
世の中の価値観が下がるねぇ~。
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さてさて、さらに話が長くなりようやく本題。
CARBOYさんには随分と御世話になっています。
幾度となく当社記事掲載を頂き、お陰で多くのユーザー様から注目いただける会社になりました。
今月号から毎月発行ではなく、次号からは年4回に変更。
より充実と謳っていますが、やはり紙媒体の厳しい状況が続いているのでしょうな。
コンビに立ち読み。
これ基本なのですが、今後は買って読まねばなりませんな。
見たい雑誌一杯ありますので、こりゃ全部買えるわけではありませんが、しかしWEBだけでは詰まらんぞ。
今後の更なる活躍を期待しながら、CARBOYにチリ風エ-ルを送りますぜ。
C・C・C~ B・B・B~ ビバ CB ♪
ではでは。