27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

MARUHA流・フルブッシュ交換

2016年04月13日 | Weblog

MARUHAでの定番メニューのフルブッシュ交換。

このブログでも何度も焦点を当ててきましたが、先般の事例を使って改めてご紹介したいと思います。

<検証1>

ユーザー様の希望で、現車オリジナルアームを使って指定ブッシュを圧入。

アームの健全性は当社専用治具を使って確認をした上で、洗浄・焼き付け塗装の工程を踏んでの作業なので、確実な工程です。

しかし、最後のアライメント調整時でそれは発覚しました。

右後ろのタイヤがどうしても許容に入らない。

< 再度バラして、悩んでいる図 >

かなり、外を向いている、トーアウト。確実に何かが歪んでいる。

アームは健全。 

中古のナックルが用意できたので、推測ではあったが思い切って交換。

すると・・・

数値はバッチリ。 狙い通りのアライメントがとれる。

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<検証2>

では、もしこの専用治具がなければ、どうなっていたのだろう?

同様にアライメント調整の段階で、数値の異常に気付く。

ここまでは同じ・・

しかし、そこからの展開が大きく異なる。

歪んでいる箇所が特定できなければ、まずアームから疑う。

作業がもとに戻ってしまう。しかし検品する術がなければ、大きく判断に迷う。

はたして、アームに再び手を付けるべきか?と現場は迷う。

コストも時間も大きく差が出ることになる。

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いかがですか?

MARUHAでのブッシュ交換の信頼性がお分かりいただけますですか?

ただ、ブッシュ交換をするだけでは十分ではないのです。

健全に作業を行うには何が必要か?

そして何の為にブッシュ交換を行うのか?

リフレッシュの言葉は良く耳にし、目にする。ただ、決して容易ではないのです。

精度を上げなければ意味が薄れてしまうわけです。

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さらには、錆の問題。

MARUHAでは洗浄・錆を落としたアームを焼き付け塗装を施す。
  

決して簡単な缶スプレーなどではありません。

しっかりと塗装をしたうえで、焼き付けを行う。塗膜は固くしっかりしたものになります。

だからこそ、新しいブッシュがストレスなく入る。正しくハウジングに収まるわけです。
 

錆びたハウジングのままでブッシュを圧入すると、錆が抵抗になり歪んで入ってしまう。

耐久性も、精度も落とすことになるのです。

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最後にアライメント。

MARUHAでは最新式アライメントテスターでお迎えいたします。

前回のテスターもよく使いました。

まだまだ現役で行けるものでしたが、しかし測定に時間がかかる点もあり、今年より最新型テスターを導入。
 

スピードアップも大事な点です。



昔は赤外線から、今は画像認識から空間軸を検出致します。

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いやいや、最後の最後に、このリフトも見てください。
 

アライメント専用のリフトです。

全長5M以上のリフトですが、水平度は前後で3mmの誤差です。

つまり、非常に水平を保つことができるリフトなのです。

水平を保った上で、最新アライメントテスターを使い、熟練の当社職人が従事するMARUHAのブッシュ交換。

このクオリティの高さがお分かり頂けますでしょうか?

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これが本当に最後の一言。

どんなテスターでも、使う人間で大きく変わります。

数値から何を見出すか?どの様にセッティングをするか?

メーカー基準がインプットされたテスターでも、その数値に合わせて終わり・・では、セッティングになりません。

この点が一番大事ですね。


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