お陰様でBlack Friday Saleは大変な好評を頂きました。 ありがとうございます。
目下営業・倉庫スタッフ総出で対応をしておりますので、 オーダーをされた方々、少しだけお時間をください。
順次対応して参ります。
紅葉シーズンも真っ只中、あるいはもう終わってしまっていますでしょうか・・
今年納車したケーターハムスーパー7のオーナー様が行楽ドライブで誠に綺麗な画像を提供頂きましたので、少し皆様にご紹介です。
オープンつながりで、ロードスターのユーザー様にもお分かり頂けると思いますが、紅葉見ながらオープンで風を切りながらのファンドライブは誠に至福の時間。
ちょっと道路横に停めて、こんな感じの写真を撮りたくなるでしょ。
ホントよく分かります。
Catertham Super7、その前身はご存じのロータース7、チャップマン氏の立ち上げた会社をこのCaterham社が継承したもので、いわゆる正当モデル。
他にもセブンらしきものは世界にいくつか在って、光岡01もそのうちの1つ。
このセブンは、1989年型の1700SSモデル。
OHV+Weber40DCOE搭載。 基本エンジンはFord1600ccで世界中でゴロゴロしていた名機。
この1600ccモデルをスポーツカー用に仕立て直して搭載したのが、1700SS。 分解すると結構丁寧に手が入っている。
まぁ、細かな仕様や経緯は別の機会で紹介しましょう。
それなりに元気に走ってはいたのですが、全体は画像の通り結構の劣化。
オイルも滲むし、消費も出ている。オイルパンはボコボコです。
これに増して、オーナーの強い希望で、MAHLE製の特注ピストンをご要望。
冗談でしょ??と思いたくなるような話で、在庫を抱えるメリットが当社にあるのか?と言えば全くなく、困った話。
しかし、古くからの馴染のお客様でもあり、実はこの車両は、私たちがまだ若かりし頃にイギリスまで行って仕入れたマルハモータース自身の輸入車なのです。
おまけにコンロッドもH断面を新調。
ピストンもロッドも軽くて高性能なものは市場にありませんので、どちらも特注品。
図面から作成ですから、これは非常に時間とコストが掛かる話で、実現に2年掛かりました。その間、エンジン降りたこのスーパーセブンはずっと弊社倉庫で管理。
実に気の長い話です。
何とか無事仕上げることができまして、今年納車。
構造は簡単ですが、まぁ難しいエンジンでした。
各部の寸法が出ていないし、クランクもカムも傷だらけ。メタルもクリアランス管理で一苦労ですよ。 トホホ・・
部品は殆どイギリスからの輸入。それもかなり限られたルートの話で、今のイギリスでもこの手の車の部品調達はそう簡単でありません。
難易度は結構高い部類に入るのでは、と思う次第です。
美しく仕上がったエンジンに合わせて、微妙な電気系統も一緒にリフレッシュ。
クランキング一発で、軽快に掛かるエンジン。 オーナーの顔を見ると、”うるっ”っとしているので、オイオイ泣くなよ~。とこっちが困る。
よーし!待ってれよ。今請求書作るからな!っと苛めると、それはもっと時間を掛けてくれても良いです。って。
良い音しながら、快走セブンで、オーナーさんが喜んでくれたお話。
1700SS用ピストン、ロッドに興味ある方、是非お問い合わせください。
メール: info@maruhamotors.co.jp
デハデハ
マルハモータース
HP:ロードスタープロショップ マルハモータース|Maruha Motors|マツダロードスター(Mazda MX-5 Miata)を中心にオリジナルチューニングや整備やパーツ販売
e-mail:info@maruhamotors.co.jp