27motorsports & MaruhaMotors Blog

27モータースポーツ&マルハモータースが送るチューニング情報ブログ。

RECARO TS-G ポジション

2006年04月28日 | Weblog
皆さん、こんばんは。
マルハ・ブログの時間です。

今日の話はRECAROのポジションについて。

4月に商品がようやく入荷いたしましたTS-Gですが、ナント既に完売。
全脚引き当てとなっております。
既に次回分のB/Oは掛っておりますが、デリバリーはGW明け頃になると思います。

こちらも少々驚きの盛況ぶりで、こんなにも足の速い商品になるとは思っておりませんでした。
じっくりと市場に浸透させて行きたいと考えていた物ですし、今でもやはりそう思っております。

兎に角、先ず座ってみる。
コレが一番で、マルハに来て座った瞬間からほとんどの方がRECAROの虜になってしまいます。
私自身が、その類でしたから、皆さんの心境もよく分かります。

座った瞬間の剛性感、フィット感、ホールド感、視線、ステイタス、価格。
先ずは、一押し商品に間違いはありません。

ちょっとラフですが、画像を使って説明してみます。

赤丸(後頭部)、ヘッドレストが従来のSP-Gよりも5cm程高くなっています。
シートの方がドライバーの頭より高い位置です。しっかりと後頭部を保護していることがよく分かります。

緑丸(肩口)、適度な返しがしっかりと肩をホールドします。
但し、返しは決してきつくないので、肩幅が広くてもフィット感は抜群。背中が浮くようなことはありません。

黄丸(腰)、シートの形状は緩やかで腰への負担が本当に少ない。
疲れないRECAROは特殊ウレタンや工学的設計からなせる技なのです。肘周りも意外とスッキリしたデザインとなっており、シフト操作に支障をきたす様なことは全くありません。

青丸(もも裏)、ウレタンが洗練された形状でもも裏をサポートしています。
ココに隙間が開くシートは足の重さが踵(かかと)や足首に来るので、やはり疲れる元なのです。

視線はドライバー、ヘッドレスト、ロールバーの位置関係を見比べてみて下さい。
十分に低いポジションであることが分かります。
さらに、、まだ下がるのです。
さらに、さらに、ドア内張りとの干渉はありません。

コレは、RECAROの全体的なデザイン+マルハ採用シートレールとの融合です。

この辺りはノウハウとしてお考え下さい。

マルハにお越し頂ければ、その場で装着いたします。
外したシートは梱包して宅配いたします。(送料はサービス!!)。

どうです?

今後の日本のチューニング市場でRECAROのTS-Gが圧倒的なポテンシャルを引っさげて、広く浸透していくことは間違いのないことでしょう。

マルハでも多くの方にお使い頂きたいと考えています。


Sメカ

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GWの連休

2006年04月28日 | Weblog
御世話になります。

マルハGWの連休について、お知らせ致します。

休業日 : 
4月29日、30日
5月3日、4日、5日、6日、7日

GW中の営業 :
5月1日、2日

皆様にはご迷惑をお掛けいたします。

宜しくお願いいたします。


マルハ営業部

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ウエザーストリップの水漏れ

2006年04月27日 | Weblog
雨に濡れながーら~♪ドライ~ブする人がいっるぅ~♬
今晩は、三善 英史です。誰も知らねー。

マルハブログの時間です。

いきなりですが、ロードスターには屋根がありません。
だから、当然雨漏トラブルがついて回ります。

画像のハードトップサイドのウェザーストリップも水漏れトラブル。
すごーく分かりにくとは思いますが、色をつけてみました。
青斜線と黄色斜線の境目(赤線)の部分に段差があります。

皆さんの物にもあります。
ウェザーストリップ自体は一体物ですが、この部分で硬さが変わっています。
メーカーも本当に良く考えて作っているのですが、この部分の段差に製造のバラつきがあるようです。

境目から水が伝わって室内に滴り落ちるのです。

まぁ、雨漏れ対策としては:
1.ウェザーストリップを交換すること。
2.ハードトップ、あるいは幌のロックの調整。
くらいが一般的な対策といえると思います。
実際の原因はほかにも多々あるのですが。

もう一つ、問題点(これは疑問点かな?)。
それは、水漏れチェックの度合い。やり方。
幌交換、あるいはウェザーストリップ交換をした際に、最終チェックの水掛け。
水道ホースを使って勢い良く、ジャァーと幌周りに散水。

窓ガラスに周辺にもピンポイントでジャー。

そのうち、ガラスの向こう側(室内側)に水がスッスーと滴る。
チェーッ、まだ直ってねーじゃん。・・・・・と落胆する前にちょっと疑問。
それって、仕方がないんじゃないですか?

そーなんですね。
窓ガラスと幌の境目、まさしくウエザーストリップに目掛けて直接ホース攻撃はダメなんです。
NA系のアクリルスクリーンの脇(ファスナー)なども同様です。
メーカーの整備書やオーナーズマニュアルでも、”やめて下さい”と書かれています。
そんな水平方向の雨は降らんだろー。って事です。

でも、ユーザーからすると心配だから、ついつい徹底的に試したくなります。

だから、最初に言ったのです。
ロードスターには屋根がありません。っと。
なにも、雨漏れはあきらめろと申してはおりません。
日常的なレベルであれば、上手く付き合う方法があると言っているのです。

1.室内からの排水口に泥が溜まっておりませんか?
2.洗車機には掛けないで下さい。
3.幌、ハードトップのロックは調整していますか?
4.古いウェザーストリップは交換しましょう。
5.幌修理の際に、レインレールも同時交換。
6.ドア内張りを剥がした際に、水よけのビニールを破っていませんか?
7.ハードトップ用のロックボルト(トランクの前)が緩んでいませんか?
8.A/Cの排水ホースはちゃんと室外にドレーンされていますか?

などなど、ポイントは幾らでもあります。
車と上手く付き合い方法は、車の弱点をカバーしてあげることなんですね。

_____________________

昨夜はブログをサボりました。
図面のチェックや、試作のチェックなど、目を三角にしてにらめっこをしておりました。
気がつけば12時過ぎ。

昨夜の司会は大洋ホエールズのマルカーノの予定でしたが、今日は都合が悪いとの事で、また機会を改めてお願いする予定です。


マルハ開発部


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MARUHAスポーツキャタライザー発売開始

2006年04月25日 | Weblog
みなさん、こんばんは。
マルハ・ブログの時間です。

司会のオスマン・サンコンです。

今日はスポキャタについて。
ブログでは何回か紹介をしてきましたが、いよいよ正式発売となりました。
詳細はWEBのスポーツキャタライザーをじっくりご覧ください。

こちらのブログでは、少し異なった観点からお話。

スポキャタに換えても、車検の排気ガステストは大丈夫ですか?
と不安に思われるユーザーがいるのです。

この辺を少し説明致しましょう。

マルハのスポキャタには全点に1部、必ずガスレポート(試験証明書)が付属しています。
排気ガス結果成績表です。


排気ガス規制は年々厳しくなって来ますが、ガスレポは対象車の当時の排気ガス規制基準をクリアするか?を試験した結果です。

車検証の型式にNA6CE、NA8C、NB8Cとかの記載がありますが、よーく見てみて下さい。

その前に、E-とかGF-とか記号があるはずです。
これが当時の規制対象をあらわす記号です。

当然ながら、新しい車になるほど排気ガス規制が厳しくなりますから、スポキャタのテストも難度が高くなることになります。

試験での10・15モードとは、冷間時からエンジンをスタートさせるところから試験が始まります。
そして、決められた走行状態を再現しながら、細かに分類した項目ごとの排気ガスがチェックされます。
とても厳しい検査なわけです。
因みに、冷間時での排気ガスはエンジンも触媒もしっかり温まっていないうちから検査されるわけですから、とても大変です。
メーカーは触媒の性能を上げたり、少しでもエンジンに近づけたり、センサを増やしたりと、大騒ぎとなります。
これに準じてチューニング用のキャタライザーも検査を受けるのですから、やはり大変なのです。

一方で継続車検の際に行われる排気ガス検査はアイドル状態でCOとHCを測定するのみ。

ガスレポを取得していると言うことは、継続車検でも問題ないと言えるのです。

ただし、エンジンのコンディションが悪かったり、点火系の失火がある様な場合は、その限りではありません。
つまり、キャタライザー自体の性能は十分なのだと言うことをご理解いただきたいのです。

マルハ開発部

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NA6CEにも78サーモ装着です。

2006年04月24日 | Weblog
全国1千万のマルハファンの皆様、こんばんは。
マルハ・ブログの時間です。

司会のケント・デリカットです。

さて、今日の話は78サーモについて。

78(ナナハチ)はとても優れもので、
1.若干低温時からバルブが開くが、低すぎず電子制御上の影響を与えない。
2.バルブ弁経が大きい。
3.全開ストロークが10mm以上と大変大きく、90度を少し越えた辺りで
全開となり、ラジエターに送る流量を大きく稼げる。
4.他チューニング用サーモスタットに比べると安い。

と言った、高性能、リーズナブルプライスが受けて、マルハの定番商品になっております。
本当に大人気の商品です。
3月頃から、皆さんにわかに愛車のメンテを始めているようで、今月はアルミ2層ラジエターもかなり好調に動きだしております。
今月ようやくタップリと入荷いたしましたので、ご注文のほどお待ちしてしております。

さて、本題。
78サーモは何故、NA6CEには設定がないのか???
それは簡単、画像を見てください。

サーモハウジングの底が浅いので、サーモが底付きしてしまうのです。
コレでは、装着できないのです。
では、なぜ純正サーモはOKなのか??
それも簡単。純正サーモは全体が短いのです。

”底付き”と称しましたが、正確にはハウジング底にリブがあり、それにあたるのです。

ココで朗報。
新型水温センサアダプターを使えば、NA6にも78サーもが使えるようになります。
現在、試作完了、完璧、一安心。
量産に向けて、手配中でございます。

5月のGW以降にご紹介できると思いますので、どうぞご期待下さい。

この78サーモバージョンを使えば、サーキット走行会時に水流を確保して
本来のチューニングサーモの効果を発揮。

もうちょっとだけ、ご辛抱下さい。


マルハ開発部


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BCダンパー欠品中です。

2006年04月22日 | Weblog
こんばんは、マルハ・ブログの時間です。

数あるサスペンションのなかで、BCダンパーをチョイスされるお客さま方、本当にありがとうございます。

お陰様で、順調な販売振りなのですが、3月頃から急に動きが早まり、完売。
バックオーダーを抱えておりましたので、工場側に無理を言いまして何とか数セットを作ってもらいましたが、やはりコレもあっさり完売。

現在、即納できるBCは全くございません。

大変ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞ今しばらくお待ち下さい。
次回ロット入荷予定は5月末頃を予定しております。

まだ1ヶ月もあるんです。困りました・・・。

先日は日曜日に千葉県からお客様が来店されて、コレがまた弊社休業日。
翌日、電話でオーダーを頂きましたが、完売で即納不可。

こちらとしては、全くもって申し訳ないの一言で、他ユーザーにもご迷惑をお掛けしないように、今回ブログに書くことを決めました。

BCダンパーはかなり拘って作っております。
1.性能 :ストリートでも十分乗りやすい。
2.機能 :全高調整式、15段クリック減衰調整
3.パーツ:クラス最大ピストン使用他
4.アフター :O/H可能
5.マウント :ピロアッパーNBアッパー仕様からチョイス
6.価格 :製品内容からは抜群の低価格

簡単に説明をすれば、こんなところです。
どう考えても”安い”内容と思います。

オーバークオリティを懸念せずに、一般のユーザーの方々から多くご購入いただきますし、サーキット派のユーザーからも同じくご注文をいただきます。
この現象こそが、マルハが考えていたサスペンションのあり方なのです。

とてもありがたく思いますし、市場の心理とマルハの考え方が合致してる証と考えています。
高い物は良い。安い物はそれなり。ではなく、安くても良いものはあるのだと言うところを見せたかったわけです。

BCダンパーを比較的に常時在庫に努めていただけるショップさんは愛知県のオートランドアリーナさんと岐阜県の伊藤自動車さん。

他、関東圏、関西圏の有名ショップさんも含め、全国のマツダディーラー、ショップさんにも多数の販売実績がありますので、ご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。

PS:
大好評のSR-27・SS-27パッドについても、一部欠品状態となっておりますが、こちらは5月連休明け頃に入荷予定となっております。
こちらもご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞ御検討のほど宜しくお願いいたします。

欠品は極力ないように努めて参ります。
今後とも、マルハご愛好のほど宜しくお願いいたします。


マルハ・専務


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4連インジェクション

2006年04月21日 | Weblog
こんばんは。マルハ・ブログの時間です。

今日のお話は4連について:

パワーを求める際に、メカチューンで行くか、過給器で行くか、???ウ~ムっと悩みどころ。
ターボチャージャーやスーパーチャージャーで軽~くパワーアップで楽勝オーバー200馬力。
キットも出ているし、これはこれで”あり”な手法なわけです。

マルハは別にターボやS/Cを全くやらないっと言うことはありません。
過去にはどちらもトライしておりますし、装着ユーザーもいらっしゃいます。
セッティングやキットの取り付け依頼も年間何人もいらっしゃいます。

ターボであれば、熱対策に苦しみますし、純正エンジンでは過給が思うように掛けられないので、そこそこで楽しむポンつけで楽しまれるのが良い・・とも思いますし、かなりコアにターボを煮詰めるのであれば、やはりお金は掛ります。
腰下からしっかり作らないと、無理が出来ません。
過給を1.0以上掛けるなんて、本来エンジンにすれば無理もいいとこ。
バトルモードで2.0なんて数値はしっかりした裏づけなければ、そうできる代物ではありません。

S/Cは海外に面白いメーカーは幾つかあって、それらを使って楽しむのは賛成。
ですが、エンジンンルームは狭くなるし、キットが重い。
こちらも煮詰めるにはやはりお金は掛ります。

マルハの4連のみならず、メカチューニングで攻めてもやはりお金が掛ります。

つまり、エンジンチューニングはお金が掛るのです。
だから、費用対効果のみで”手法”を決めるのは少し無理があるのも事実。
大事なことは”自分がどうしたいのか?”っと言うこと。です。

ターボでも、S/Cでも、4連でもいいじゃぁないですか!!
グングンと前に走り出す車は実に面白い。

私は個人的には4連派で、昔から好きなんです。
ライトウェイトにどうも引っ張られている様な感じで、ロータスやエランに過給器が似合わないと勝手思い込んでいるように、ロードスターにもやっぱり自然吸入かなぁと感覚、感触が染み付いている様です。

北米ではマッチョ的ターボ、S/Cが好まれているのは事実ですが、ロードスターに関しては4連も興味をもたれています。
向うでは”4連”即ち4throttle injection kit 等とは誰も呼びません。
IRTB が一般的。
何の略??かって。実は私も教えてもらいました。

正解は”individual runner throttle body"

"individual runner"というと、各々が独立して機能しているスロットルのようなイメージがあるのですが、しかし、"IRTB"は何かとネット上での質問が見られるところから、いろいろと異なる回答が出ているところをみると、海外でも正確に把握している人は数多くないのかなとも思います。・・・と教えてもらった。

マルハの4連も少しづつですが、北米、カナダにも、販売実績が出ています。
今のところは国内オーダー数の比ではありません。
でも、海外でも少しでも市場から認められるのはうれしい限りです。

画像はB6エンジンに4連装着。
赤いヘッドカバーに40mmのボディ。
フューエルデリバリーとカムプーリーはゴールドカラー。
赤系のヘッドカバーと同系色だから、素直に馴染みますね。

これに、カーボン製カムカバー(近々設定予定)が入れば、コレは結構いけます。

やっぱ、作っていて楽しい。

お客さんは首を長くしていますが。


Sメカ

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RECARO TS-G 入荷!!

2006年04月20日 | Weblog
ついに!!!!

RECARO TS-Gが入荷。
首を長くしてお待ち頂いてるお客様、お待たせしました!

今日、他社フルバケと座り比べたんですが、やっぱりTS-Gは抜群です!
何がいいって、フィット感がぜんぜん違うんです。
特に強調したいポイントは”太もも裏”のサポート!
しっかり太ももを支持してくれるので、足がぶれないし、ペダル操作がとっても楽く!

シートに座った時に、シートと太もも裏の隙間を気にされたことがありますか?
通常、隙間はあるのが当たり前と思っているでしょうけど、実はこれが疲労の原因になっているんです。

何故か?
それは太ももの裏が空く→かかと・お尻へ体重が集中!→点で力を受けるので血流が悪化!→疲れる~!の原理。
試しにタオル等をその隙間に入れてみて下さい。
結構変わるはずです。(ただ、それで満足されては困りますが・・・・冷汗
ただ、RECAROのウレタンは特殊(ドイツ製)なんですよ。
適度な硬さで、体重をしっかり受け止め、ペダルを踏めば適度につぶるんです。
ここが、実にすごいとこ!

RECAROには、ほかにも良いとこはたくさんありますけど、今日は太もも裏の集中攻撃なんです。(笑)

99,750円もするシート!買えないよーと思うでしょうが、物は考え方次第です。
たとえば、5年間の使用で:
99,750円÷5年月÷12ヶ月=1662.5円
月額僅か、約1600円で夢のフルバケが使えるのです。

話はちょっと変わりますが、最近ガソリン高いですよね~
マルハの近くではハイオク135円/Lぐらいなんです。
ガソリン代を気にしていては、がんがん走り回れませんよね~

ココで話は戻ります。
先ほどの1662.5円をガソリン代で割ると・・・
1662.5円÷135円/L=12.3L
と言うことは・・・
ガソリンを月に12.3L節約するとあなたのシートはTS-Gに早変わり~!
ちょっとウサンクサクなってます?
でも、実際の話ですので、うそじゃありません。

全国発送も出来ますので、どしどしメール・電話・FAX下さい。
取付もとっても簡単ですので、普段あまり車いじりをしない人でもぜひ挑戦してみて下さい。
詳細はマルハHPのTS-Gをご覧ください。
隠されたノウハウもチョッとありますので、ご来店もお待ちしてます。
お気軽にお問い合わせをお願いいたします。


RECARO専門員の OKOK1

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メタルベアリング

2006年04月19日 | Weblog
こんばんは、マルハ・ブログの時間です。

さて、4月17日発信のマルハ・パワーメタルの内容で、純正メタルベアリングが4月より値上げとなっている旨、お伝えいたしました。
確かに値上げにはなっているのですが、文章中で紹介した価格に誤りがありましたので、この場でお詫びと訂正をさせていただきます。

(正しい現在の価格 / 税別表記)

1.純正メインメタル ¥9720
2.純正コンロッドメタル ¥6430

です。
大変、ご迷惑をお掛けいたしました。
__________________________

さてさて、折角メタルベアリングの話で、のっけからお詫びの文章となってしまいましたので、罪滅ぼしに少しNCのメタルの話をいたしましょう。

NCのメタルベアリングには、先ず回りとめになる”爪”がありません。
コンロッド側にも、メインジャーナル側にもストッパーになる溝は切ってありません。
つまり、今まで私たちが当たり前のように考えていた位置決めがないのです。
位置決めがないとは少し大げさなのですが、事実ある程度、目視でベアリングをはめ込み、キャップを固定することになります。

メタルベアリングには”クラッシュハイト”と呼ばれる、張りを出す為のごく余分な出っ張りがあります。
ボア内周に対し、メタルは僅かに長いのです。
そのクラッシュハイトの分、キャップをロックした際にメタルの応力が係り、その力はメタルバックプレートをボア内径に貼り付ける力として利用されているのです。

メタル背面に隙間が出ると、振動などで油が入り込み、これに熱や発電により磨耗が生じるとされています。
熱伝導の問題もあり、メタル裏金の処理もめっきは掛けない方が良いとしている技術者もいます。

さて、話を戻しますが、NCのメタルには回り留めとなる爪がないのは、果たして問題がないのか?
爪のあるロードスターのメタル背面を見てみると、その隅にあるメーカーの刻印(小さな文字)がそのままキャップ側に転写されていることがあります。
爪には少し余裕がありますので、それ以上に動いていないことが分かります。
つまり、全く動かない。・・・といえます。
だから、最初からストッパーとなる爪などいらないわけです。

これが、これからのエンジンに対する考え方になってくると思われます。
国内のメーカーの方に質問をしたところ、”ストッパーレスは完全にコスト重視の手法で、やはりストッパーは合った方が良いとは思う。但し、日本車の考え方は世界的に見たらオーバークオリティの感もあるので、絶対に必要であるとは言い切れない。”とのコメントをいただいた。

北米のあるコンロッドメーカーも最新技術を導入したコンロッドとして、NCロードスターにも採用されている、ストッパーレス、そして分割のあわせ部に位置決めピンを全く使わず、一体型のロッド大端部を折割したモデルを今年から紹介している。
割った大端部は卵殻のヒビのような割れ目になっており、ノックピンを使わなくても確実にもとの位置で勘合する仕組みだ。
この技術はGMからの物だと説明を受けたのだが、NCはFORDのエンジン。
どちらが最初?と少し疑問をもったが、あえてそこは突っ込まずにさらに話を聞いた。
大端部の肉抜きが異常と思えるほどに進んでおり、かなり軽い。
また、材質も特殊になっているそうで、現段階ではまだ価格も提示できない参考品との事であった。

メタルも含め、エンジンパーツも日々進化(と言うよりは合理化)が明らかに進んでいるのです。

私の文章だけでは、どう説明しても、読者の方がには”何のことやら!!”とさっぱりの話になりかねないので、詳しい情報はもう少し画像を使えるHPで再度行いましょう。

マルハ開発部


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カムのお話

2006年04月18日 | Weblog
みなさん、こんばんは。
マルハ・ブログの時間です。

今夜の話題はカムについて。

エンジンチューニングにおいて、最もポピュラーなのがやはりカムシャフトの見直しです。
パワーの特性はヘッドで大きく変わります。
ヘッドチューニングは、ヘッド全体的に手を入れる面研、ポート研磨と話が進めば、それなりに費用が掛ります。
だから、『ポイとカムだけ乗せ換えて、フィーリングアップで楽しもうよ』と言うのがマルハのヒット商品である”Fカム”なのです。

手軽さを根本におきながら、性能も求めることをコンセプトにしているわけです。

今夜のお話はこのFカムとは少し離れます。

ズバリ、インナーシム。
シム式とHLA(油圧自動調整式)式とは根本が異なります。
HLAは油圧を利用して、バルブのクリアランス調整を自動調整するもので、メンテナンスフリーが魅力。
しかし、オイル管理が悪かったり、高回転での追従性もシム式に比べれば、やはり劣ります。
NBからはアウターシムとは言え、HLAを廃止してシム式に変更されているのは皆さんご存知の通りです。
カンカンと打音が発生するHLAをやめてアウターシムに変更しようと試みるNAユーザーもいると思いますが、HLAロックを使ってそのままNA純正カムを再使用というのはご法度。
プロフィール(特に立ち上がりのランプ)がシム用とHLA用とでは異なる為にカムが適正に機能しないのです。
これでは、手間を掛けてHLAロックさせた意味が全くありません。

やはり、基本通りにカムから見直しを掛けて、適正な組み付けをしなくてはなりません。

画像はB6用の264度・8.85mmリフトのシム式マルハカムシャフトとHLAロック。

手間を掛けてコツコツとクリアランスを測定しながら組み上げます。
やはり時間と経験が必要になりますが、とても良いものが出来ます。

HLA式のカムを否定するのではありません。
これらのカムはマルハ大ヒット商品ですし、多くのユーザーに使って頂いております。
自分の要求を素直に判断してFカムをチョイスされるユーザーが本当に多いのです。

ただ、264度以上になると”高回転を狙う”と言う意図が表れ始めます。
高回転であれば、それなりに準備をしなくてはなりません。
その準備のひとつが、シム調整と思うのです。

264度以上が欲しくても、シム調整は面倒。
だからHLA用の264度が欲しい・・・・となると、これは少し困った話。
性能が十分に発揮できるのだろうか??と不安になるのです。
264度の作用角ではバルタイの振り方によっては、ピークが8000rpm以上になります。

製品作りには、出来れば極力不安要素は取り除きたい。
一方で市場の要求を吟味しながら、受け入れられ易いものを発売しなくてはならないと、その狭間で悩む事もシバシバ。

そこで分かりやすく、マルハでは一般ストリートチューニング向けを”Fカム”と称して手軽さを強調し、手間が掛るがその性能を重視するカムを”レースカム”としています。

ネーミングから、マルハがお伝えしたい”意図”をお分かり頂きたいのです。


マルハ開発部

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