ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市の梅宮大社の神苑では、ウメの木の開花が例年より遅れています

2013年03月02日 | 旅行
 京都市右京区にある梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、その名が表すように、梅の名所です。本殿を囲む神苑と呼ばれる日本庭園は、ウメやツバキ、ハナショウブなどの季節の花が楽しめる名園です。

 「極早咲きと早咲きのウメの木がいくらか開花している」と伺って、その神苑にお伺いしました。

 本殿に向かって、右手の山門から神苑に入ります。神苑に入る山門の裏側に植えられた左右2本のマツの木はせん定中でした。春の芽吹きの前に、木の枝ぶりなどの姿を整えています。背景の低山は真西にある嵐山などの山々です。



 神苑の東側の「東神苑」にある咲耶池の周りやその中の島に植えられたウメの木は、三分から四分咲きといった感じです。







 京都市のウメの名所はどこも、ウメの木の開花が数週間遅れています。2月に厳しい寒さの日が続いた影響のようです。

 池の中の島に植えられたウメの木とマツの木などの間を、メジロやカワラヒワなどが行き来しています。神苑には、だいぶ間を開けて、数人ずつが観梅に訪れます。人が近づくと、メジロたちは、ウメの木から一時、避難する感じです。

 本来は「西神苑」にある梅林が本来の観梅の中心部ですが、残念ながらまだ、あまり咲いていません。

 本殿を囲む針葉樹やクスノキ(楠の木)の上部の枝に、アオサキが4、5羽留まっていて、時々、大きな声で鳴きます。



 梅宮大社は酒造の神である「酒解神 (さかとけのかみ)」「酒解子神 (さかとけごのかみ)」が祀られています。このため、入り口の山門には、日本酒の一斗樽が飾られています。



 京都市は今年は陽春の訪れが数週間、遅れています。もうしばらくすると、暖かい日が続き、ウメの木は一気に開花するそうです。春よ来い!と祈るしかありません。