ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都新宿区などにある新宿御苑では、カンザクラの花が満開です

2013年03月12日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区にまたがる、広大な新宿御苑は多彩な種類のサクラの木が植えられ、よく整備されている日本有数の公園です。

 新宿御苑では、ウメの木の花が満開に近づくころに、毎年、早咲きのサクラの木も開花します。早咲きのサクラの木で有名なのは日本庭園のなだらかな斜面に植えられている2本のカンザクラ(寒桜)の木です。その内の1本が、特に早く満開になります(実際には、七分か八分咲きだと思いますが・・)。



 そのカンザクラの木は見た目は満開で美しい姿を見せているために、カメラを持った方が多数集まり、その木を囲んでいます。多くの方は、三脚の上に一眼レフカメラを載せて、丁寧に撮影しています。

 毎年のことですが、このカンザクラの木にはメジロがたくさん、群がっています。花の蜜を吸いに来ています。







 時々、身体が二回りほど大きなヒヨドリが来て、その近くのメジロを追い払います。

 このカンザクラの木以外の早咲きのサクラが植えられているのは、新宿門からまっすぐ西側に進んだ途中にあるサクラの並木です。ソメイヨシノ(染井吉野)の木以外は、小振りな木々です。

 満開に近いのは、やはりカンザクラの木です。まだ背丈の小さいカワヅザクラ(河津桜)の木もかなり開花しています。



 シキザクラ(四季桜)は秋の花を終えつつあるように見えました。また、オウシマザクラ(大島桜)やヨウコウの木は、まだ蕾をつけ始めた感じです。

 新宿御苑では、3月初めごろから、さまざまな種類のサクラの木々が、リレー選手のように、開花した花をつなげていきます。エドヒガンやタカトウコヒガン(高遠小彼岸)の木も、ある池の近くに植えられています。長野県伊那市高遠町に行かなくても、タカトウコヒガンの木の花を、新宿御苑では楽しむことができます。

 2年前の3月11日も、東京近郊は暖かい晴れた日でした。ある程度の陽気に恵まれて、春の訪れを感じ、サクラの花を楽しむことができるのは幸せなことです。

 2年前の東日本大震災の方々はそれどころではない悲惨な目こ遭遇しました。当たり前の幸せを当たり前のように感受できることの大切さを感じ、犠牲者の方々にご冥福を祈り、鎮魂を祈ることしかできません。そして、被災地の本当に早い復興を願っています。