ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

科学技術の展示会・イベント「FIRST EXPO 2014」を少し拝聴しました

2014年03月02日 | イノベーション
 2014年2月28日から3月1日までの2日間にわたって、「FIRST EXPO 2014」という科学技術の展示会・イベントが東京都新宿区で開催されました。

 この展示会・イベントは主に、科学技術が好きな高校生や大学生などに、日本の科学技術の最前線の姿をみせて、科学技術の将来を担いたいという趣旨だったようです。

 

 この「FIRST」とは、内閣府などが日本の科学技術の基盤を高めるために、2010年3月から約5年間で始めた「最先端研究開発支援プログラム」というプロジェクトです。日本を代表する大学・公的研究機関の教員・研究者や企業の研究開発者の方々30人を“中心研究者”に選びだし、各研究開発テーマごとに18億から62億円という巨額の研究開発費が投入されました。



 大学・公的研究機関の教員・研究者や企業の研究開発者の“中心研究者”に日本では最大級の研究開発費が投入されました。“中心研究者”は、自分が提案した研究開発テーマを実現するために、いろいろな大学や公的研究機関、企業と共同研究プロジェクトを進めます。

 多くの大学・公的研究機関の教員・研究者や企業の研究開発者にとって、5年間で「研究開発費として18億から62億円を受け取れる」とは、夢のようなことです。

 中心研究者には、例えばiPS細胞を発見した、京都大学の山中伸弥教授や、島津製作所の田中耕一所長などと、日本を代表する研究開発者の方が選ばれています。

 このブログの2014年2月5日編で、ご紹介した大阪大学発ベンチャー企業のクオンタムバイオシステムに基盤技術を提供してる大阪大学の川合知二特任教授も中心研究者のお一人です。

 昨日3月1日午後に、「FIRST EXPO 2014」がほとんど終了したころに入り、その概要を少し拝見・拝聴しただけです。今回の「FIRST EXPO 2014」は「最先端研究開発支援プログラム」が今年3月に終了することを受けての成果報告会だったようです。

 この「FIRST EXPO 2014」の様子はNHKが取材しており、「後日、Eテレで放映する」とのことでした。