ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

朝日新聞紙の朝刊に掲載された見出し「岐路の春闘 縮むベア」を拝読しました

2019年03月15日 | 日記
 2019年3月14日に発行された朝日新聞紙の朝刊一面に掲載された見出し「岐路の春闘 縮むベア」を拝読しました。

 この見出しのサブ見出しは「労使のこだわり後退 前年割れ続出」です。

 この記事の春闘は3月13日に大手企業の集中回答日を迎えたという文章で始まります。
 
 この集中回答では、基本給を底上げするベースアップを6年連続で実施するとの回答が多いが、その上げ幅は電機や自動車など輸出産業を中心に前年割れが続出したと始まります。要は、昨年までの政権が賃上げを促す“官製春闘”は薄まり、労使のベアへのこだわりは後退したそうです。

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでは見出し「春闘正念場、薄れるベアのこだわり 上げ幅前年度割れ続出」と報じています。



 電機では、藤一交渉にあたった12社が、前年より500円低い月1000円のベアを回答した。電機労連は月3000円を求めていた。さらに、春闘の相場づくりに影響を持つ自動車は、日産自動車だけが要求通りの3000円の満額回答でしたが、その一方でホンダは前年より400円少ない1400円、スバルは300円少ない1000円でした。

 さらに、長年「相場役」を務めてきたトヨタ自動車はベアの実額を開示せず(公表せず)、夏分の一時金(ボーナス)だけを回答した。

 トヨタは2019年3月期の純利益を1兆8700億円と見込み、高水準。ところが、マイカー需要をIT企業系の移動サービスに奪われかねないとの危機感を持ち、今回の回答となったもようだ。

 電気や自動車などの大手の労組も、米中の貿易摩擦や中国経済の減速化を意識し、今回の回答を受け入れたようです。

 一番の問題は、政権が賃上げを促し、経済界(大手企業)がこれに答えるという「官製春闘」が6年目になり、春闘への政権の介入という異常事態が後退した現在、新しい春闘像を描かないと春闘は「終焉」が近づくだろうと警告しています。日本独特の習慣の春闘の必要性が問われています。

 今年の春は食品などを中心に商品価格の値上げが続き、今年10月には消費税が上がります。支出は増える年です。収入は・・?

 労働者側がなぜ毎年3月に春闘をするのかという意義を再構築するという、新たな春闘像が求められています。日本の企業などの従業員の給料・報酬をどう決めていくのか、本音の議論が必要不可欠です。

 日本人は本質的なことを本音の話し合いで決める習慣ができていないように感じています。自分の給料の妥当性を経営陣に伝える努力が必要です。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼では、ヒドリガモなどがエサを探し回っています

2019年03月15日 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外の字伊佐沼にある伊佐沼には、冬鳥のカモ類のヒドリガモやコガモなどがまだいくらか滞在しています。

 伊佐沼(いさぬま)は、農業用水を蓄え、周囲の田んぼなどに水を供給する役割の池です。昨年11月下旬の農閑期以降は、蓄えていた農業用水を大幅に減らし、水面が大幅に下がっています。

 南北方向に細長い伊佐沼の北側にあるハス田に架かる遊歩道から南方向を眺めると、すぐそばには干潟ができています。ハス田が干上がったものです。



 ハス田に架かる遊歩道を少し西側に進むと見える景色です。ここでも、ハス田が干上がったものが見えます。



 遊歩道のすぐ下に見える浅瀬をコサギが歩いています。





 今回、伊佐沼を約2カ月ぶりに訪れて気がついたことは、西側と東側の岸辺にあったヨシ原を野焼きしたことでした。いつ野焼きをしたのかは分かりません(この野焼きした部分は、1枚目と2枚目の伊佐沼の画像には写っていません)。



 西側の岸辺には、ヒドリガモの群れがパラパラと分散していて、それぞれが浅瀬でエサを探しています。





 2カ月前に、この西側の浅瀬にいたヒドリガモの群れの数に比べると、滞在数は半分以下に減っています。

 西側の岸辺を南に向かって進むと、南側の広大な水辺の真ん中に、浅瀬の“島”が二つ、見えます。

 その島の上と周囲の水辺には、コガモとカルガモなどがいます。



 このその島の上に、7、8羽のユリカモメがどこからか飛んで来て、着地しました。







 ユリカモメの着陸が一段落したと思っていたら、いくらかしたらまた数羽やってきました。



 伊佐沼に滞在するユリカモメの数は、かなり変動します。

 春のカモやユリカモネなどの動きは複雑です。いくらか日にちが経ったらまた、伊佐沼に立ち寄りたいと考えています。