「習近平の恐ろしさ」と言うべきかも知れない:
習近平が国家主席に着任して以来の中国の全世界での勢力拡大の様子を見ていれば、その恐ろしさとイヤらしさがイヤと言うほど目に見えてくるのだ。私は彼が着任した頃にその中華思想の権化の如き振る舞いや言動を見て「ひょっとしてこの男は世界制覇を目指しているのかも知れない」と少しだけ疑っていた。だが、まさか彼と中国は本気だったのだと現実に見せつけられて「これは偉いことになりかねない」と本当に寒い思いをさせられたのだった。そこに何年前だったか、国民会議の講演会で河添恵子氏が「中国は我が国の属国化を狙っている」と聞いて、その習近平の本気度を認識させられたのだった。
その本気度は先ずAIIBに現れていたと思うが、我らが安倍総理は賢明であるからそれに乗るようなことはされなかった。だが、その時には既に中国は貧困に悩んでいるアフリカの諸国に「返せる訳がない借款または援助という名の借金」をさせて着々と浸透していたのだった。次いで出てきたのが「一帯一路」である。これの意図も今となっては明々白々だが、習近平は更に中近東から欧州へと戦線を広げていったのだった。しかも、つい先日は財政的に悩んでいるイタリアを取り込んでアメリカと欧州との分断に着手していたのだった。イタリアにせよ何処にせよ、習近平の真の意図が読めていないはずがないにも拘わらず、唯々諾々と乗せられていくのは恐ろしいし、イヤらしくもあるのだ。
それだけではない、中国は勝手に自国の近くでもない海に線を引いて、フィリピンの近海等を「自国の海域」と称して埋め立てを強行し、関連する諸国の航行の自由までを奪おうとの野望を着々と推し進めているのだ。先日も何処かの局で一帯一路でその勢力圏内に引きずり込んだ地図を見せられて、そこまでやるのであれば台湾や沖縄などは言うに及ばすで、アメリカの同盟国である我が国をも属国化するなどは当然彼習近平が描いた世界制覇の工程表に入っているだろうなと寒い思いをさせられた。現に中国資本は着々と我が国の不動産を買い込んでいるではないか。大阪の西成にも中華街を建設するとほざいているではないか。
その中国と習近平の野望を見抜かれたのであろうトランプ大統領は「対中国の貿易赤字の解消」を旗印に中国との壮大なる貿易戦争に打って出られた。あの関税賦課合戦を見た専門家たちは「トランプ大統領は中国を完膚なきまでに叩くことを目標しておられる」と指摘していたので、私はそれこそ大変結構な政策でトランプ大統領とアメリカが徹底的にやってくれることに大なる期待を抱いていた。確かに、アメリカは5Gの展開を目前にして中国の先鋒である華為(HUAWEI)潰しに出られたのも、少なくとも私だけでも大いに勇気づけて頂けた。
だが、そのトランプ大統領も作戦を少しくお手柔らかに変更されたかの如くで、真剣に中国との話し合いの期限を延長されるなど「徹底的に叩き潰す」方向からは一歩後退してしまったかの感がある。そこは常に“unpredictable”であるトランプ大統領のことだから、何時何処で作戦を変更されるかは見通せないが、経済的に成長が鈍化し、手持ちの外貨が減少しているはずの中国は一向に海外への投資というか借款の供与という作戦を変更する様子が見えない。私には「一体全体、中国の資金は何処から出てくるのだろう」と奇異の感にとらわれている。その意味では、トランプ大統領には中国に対する厳しい政策を緩めて頂きたくはないと願っている。
2010年の元日にアメリカで投資ファンドを成功裏に運営しているML氏に「アメリカと中国の貿易関係が安定している限り、両国の経済も景気も心配がないし、日本の景気も当分の間は問題なしと思う」と聞かされた。そのアメリカと中国の間で貿易戦争が本格し続ければ、我が国の経済にも影響が出るだろうし、その感も既に現れている。大きく言えば、世界全体の景気の消長はアメリカ対中国の貿易戦争と両国間の交渉の成り行きにかかっていると思う。トランプ様にもその点に関しては必ずしも「アメリカファースト」だけを推し進められずに、視野を広げて頂きたいものだと願っている。
即ち、世界はトランプ大統領とアメリカ政府が習近平の野望を何時何処でどのように抑えきって頂けるかにかかってくるとも言えるのかも知れないのではないか。
習近平が国家主席に着任して以来の中国の全世界での勢力拡大の様子を見ていれば、その恐ろしさとイヤらしさがイヤと言うほど目に見えてくるのだ。私は彼が着任した頃にその中華思想の権化の如き振る舞いや言動を見て「ひょっとしてこの男は世界制覇を目指しているのかも知れない」と少しだけ疑っていた。だが、まさか彼と中国は本気だったのだと現実に見せつけられて「これは偉いことになりかねない」と本当に寒い思いをさせられたのだった。そこに何年前だったか、国民会議の講演会で河添恵子氏が「中国は我が国の属国化を狙っている」と聞いて、その習近平の本気度を認識させられたのだった。
その本気度は先ずAIIBに現れていたと思うが、我らが安倍総理は賢明であるからそれに乗るようなことはされなかった。だが、その時には既に中国は貧困に悩んでいるアフリカの諸国に「返せる訳がない借款または援助という名の借金」をさせて着々と浸透していたのだった。次いで出てきたのが「一帯一路」である。これの意図も今となっては明々白々だが、習近平は更に中近東から欧州へと戦線を広げていったのだった。しかも、つい先日は財政的に悩んでいるイタリアを取り込んでアメリカと欧州との分断に着手していたのだった。イタリアにせよ何処にせよ、習近平の真の意図が読めていないはずがないにも拘わらず、唯々諾々と乗せられていくのは恐ろしいし、イヤらしくもあるのだ。
それだけではない、中国は勝手に自国の近くでもない海に線を引いて、フィリピンの近海等を「自国の海域」と称して埋め立てを強行し、関連する諸国の航行の自由までを奪おうとの野望を着々と推し進めているのだ。先日も何処かの局で一帯一路でその勢力圏内に引きずり込んだ地図を見せられて、そこまでやるのであれば台湾や沖縄などは言うに及ばすで、アメリカの同盟国である我が国をも属国化するなどは当然彼習近平が描いた世界制覇の工程表に入っているだろうなと寒い思いをさせられた。現に中国資本は着々と我が国の不動産を買い込んでいるではないか。大阪の西成にも中華街を建設するとほざいているではないか。
その中国と習近平の野望を見抜かれたのであろうトランプ大統領は「対中国の貿易赤字の解消」を旗印に中国との壮大なる貿易戦争に打って出られた。あの関税賦課合戦を見た専門家たちは「トランプ大統領は中国を完膚なきまでに叩くことを目標しておられる」と指摘していたので、私はそれこそ大変結構な政策でトランプ大統領とアメリカが徹底的にやってくれることに大なる期待を抱いていた。確かに、アメリカは5Gの展開を目前にして中国の先鋒である華為(HUAWEI)潰しに出られたのも、少なくとも私だけでも大いに勇気づけて頂けた。
だが、そのトランプ大統領も作戦を少しくお手柔らかに変更されたかの如くで、真剣に中国との話し合いの期限を延長されるなど「徹底的に叩き潰す」方向からは一歩後退してしまったかの感がある。そこは常に“unpredictable”であるトランプ大統領のことだから、何時何処で作戦を変更されるかは見通せないが、経済的に成長が鈍化し、手持ちの外貨が減少しているはずの中国は一向に海外への投資というか借款の供与という作戦を変更する様子が見えない。私には「一体全体、中国の資金は何処から出てくるのだろう」と奇異の感にとらわれている。その意味では、トランプ大統領には中国に対する厳しい政策を緩めて頂きたくはないと願っている。
2010年の元日にアメリカで投資ファンドを成功裏に運営しているML氏に「アメリカと中国の貿易関係が安定している限り、両国の経済も景気も心配がないし、日本の景気も当分の間は問題なしと思う」と聞かされた。そのアメリカと中国の間で貿易戦争が本格し続ければ、我が国の経済にも影響が出るだろうし、その感も既に現れている。大きく言えば、世界全体の景気の消長はアメリカ対中国の貿易戦争と両国間の交渉の成り行きにかかっていると思う。トランプ様にもその点に関しては必ずしも「アメリカファースト」だけを推し進められずに、視野を広げて頂きたいものだと願っている。
即ち、世界はトランプ大統領とアメリカ政府が習近平の野望を何時何処でどのように抑えきって頂けるかにかかってくるとも言えるのかも知れないのではないか。