甲子園ボウルへの道:
本12日の産経新聞には「関西大学アメリカンフットボールリーグで立命館大学が関西学院大学を24対14で破り同率1位となり、直接対決で勝っていた立命館大学が1位となった。2位の関西学院大学と3位の関西大学が全日本大学選手権に出場する」と報じられていた。「あれ、立命館大学が甲子園ボウルで関東大学リーグ1位の法政大学と対決するのではないのか」と奇妙に感じた。
実は、戦後間もなくからのフットボールの愛好者を以て任じている私も、ご贔屓の日大フェニックスが廃部になった事等の残念な材料が増えた為に、大学フットボールにも関心が薄れていた。それ故に「甲子園ボウルの形が変わっている事」にも関心が薄く、追いかけてもいなかった。だが、この産経新聞の記事に触発されて、遅まきながら「どのように変更されたのか」と調べてみた。
即ち、全日本大学選手権には関東大学リーグ1部1位の法政大学、2位の早稲田大学、3位の慶応大学が出場し、関西からは上位の3大学に加えて、東海リーグ1位校、北海道リーグ1位校、北陸リーグ1位校、中四国リーグ1位校、東北リーグ1位校、九州リーグ1位校の合計12大学が出場するトーナメント戦となり、関西と関東の1校が第1と2のシードとなるようなのだ。
このトーナメントの決勝戦が甲子園ボウルになると知り得たのだった。甲子園ボウルは何年前からだったか、関西と関東のリーグ戦の優勝校の対決ではなくなったのは承知していたが、ここまでの公平なというか、各地のリーグに対して平等な扱いをするように変更されていたのかと、正直に言えば「時の流れの変化」を痛感させられていた。
見方を変えれば「関西と関東に偏重した大学フットボールの流れを変えようと地方への普及を目指しているのであれば、良い傾向かも知れない」と受け止める事も出来るだろう。トーナメントの割り当てを見れば、立命館大学と法政大学は甲子園ボウルまでは当たらないようになっているが、2位と3位校にもチャンスが来ないとも限らないようでもある。
それにしても、12月15日(日)まで試合が続くのも大変なのではないのかという気もする。何年振りかになる立命館大学と法政大学の対決になる事を楽しみにしていよう。
それにつけても思う事がある。それは「産経新聞は関西大学リーグ戦の結果を報じても、関東大学リーグ戦には触れないのは何故だろう」という事。
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