混乱している現状を政治家だけの所為にしていて良いのか:
現在私が情けない事だと見ているのは「我が国には生産能力、技術力、品質管理等々で世界の水準から見ても高いのにも拘わらず、内需が伸びず、円安に苛まれ、経済の成長が止まったままである事。
しかも、国際市場では先進国なら兎も角、新興勢力にも負け気味。そこで打った手が「たいした収入や税収になるとも思えない観光業に依存しようとした政治の貧困」なのです。
一所懸命に観光に注力した結果でover tourismを招来し、観光地の混乱や交通渋滞などなどで地元住民を悩ましているのでは、もう笑うしかないのでは。しかも、今日の観光地での好ましくない状態は「オウンゴール」であって、インバウンド様たちの責任だけではないのかも。
このような状態を招いたのは、必ずしも世襲政治家の岸田文雄総理だけの責任ではなく、今日まで続いた自民党政権の問題ではありませんか。
先日、野田佳彦元総理が面白い指摘をしていました。それは“「成蹊で小学校から大学までを過ごしているにも拘わらず選挙区が山口県」か、と思えば「東京開成で3浪(私は2浪だと聞いていましたが)東大を失敗して早稲田に行った人の選挙区が広島」はおかしくないか、そんな事だから世襲は???だ”と決めつけていました。故小渕恵三元総理も東京の北区に豪邸がありながら、選挙区は群馬でした。
私の持論は「責任を世襲も含めた国会議員たちだけに押しつけてはならない。現状を招いた議員を選んだのは選挙民であり、我が国の民度の問題でもある」という気がしてなりません。
このような状態では、労働者階層を主体にしたトランプ氏自身が言われる支持層が彼を選んだ民度を云々する資格はないだろう」なのです。だからと言って、立憲民主党(=旧民主党)にもう一度やらせるかという問題にも撞着するのでは。
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